【ウクライナ危機(7)】新欧米政権のウクライナは天然ガス代金を滞納!?ついにロシアはキレて供給を停止『ロシア・ウクライナガス紛争』

【ウクライナ危機(7)】新欧米政権のウクライナは天然ガス代金を滞納!?ついにロシアはキレて供給を停止『ロシア・ウクライナガス紛争』

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【ウクライナ危機(6)】ロシアから離れる最初の一歩!その市民運動は“色の革命”と言われた!!『オレンジ革命』
“https://diggity.info/society/ukraine-6/”

Viktor Yushchenko 

新欧米派 ユシチェンコ大統領 時代

AP Archive/YouTube

 オレンジ革命後、クチマ氏の後を継いだユーシェンコ政権はこの外交路線に拍車をかける一方で、ロシア側の反発を呼ぶ言動を繰り返し両国関係は冷却化、当時の野党勢力から批判を浴びてきた。

それでも欧州統合路線を選ぶウクライナ/JBPress.2010

NATOに加盟の動きが加速

Associated Press/YouTube

 親欧米派のユシチェンコ政権が誕生するウクライナを、欧州連合(EU)より先に北大西洋条約機構(NATO)に加盟させる構想が水面下で進んでいる。欧州最貧国のウクライナがEU加盟条件を満たすのは十年以上先。NATO加盟を先行させることで、民主化を逆行させない狙いがある。

「ウクライナNATO加盟」画策する側の思惑/新潮社 Foresight.2005

2008年4月、ウクライナとジョージアはブカレストサミットでNATOに加盟する機会がありました。

なぜロシアはウクライナのNATO加盟をそこまで恐れているのか?/Ukraїnerでウクライナをもっと知ろう! • Ukrainer.net

 ウクライナを訪問中のブッシュ大統領はこの日、ウクライナのユシチェンコ大統領と両国関係の発展やウクライナのNATO への加盟問題などについて会談しました。ブッシュ大統領は会談後の記者会談で、「アメリカ政府は、ブカレストで開かれるNATO首脳会議でウクライナやグルジアのNATO加盟を支持する。ロシアはこの問題では否決権はない」と述べました。

米大統領、ウクライナやグルジアのNATO加盟を支持/人民網.2008

ロシアはこれに強く反発し、その結果、ウクライナとグルジアのNATO加盟はブッシュ政権下では見送りとなりました。しかし、その時点から、ウクライナとグルジアの両国がNATOに加盟することが、現実的可能性を持つ問題であることが明らかになりました。

ウクライナ情勢の背景と今後の展開(1) ー 軍事衝突に至った歴史的な背景/イノベンティア.2022
この頃、ウクライナ国民はNATO加盟に対しては中立

 2008年1月のウクライナ国民に対する世論調査によれば、50%のウクライナ人がNATO加盟に反対し、全体としては「中立」を望んでいる傾向にあった。

ウクライナ戦争停戦はウクライナのNATO加盟暫時放棄しかない/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2022

リーマンショックが直撃!!ウクライナ経済の危機敵状況

Al Jazeera English/YouTube

2008年9月リーマンブラザーズ(米国の大手投資銀行=日本の証券会社に近い業態、以下、リーマン)が破綻し、世界的に経済は大混乱となりました。

今だから聞けるリーマンショックの深層、その本当の原因に迫る/わらしべ瓦版.2019

グローバル金融危機後に経済が悪化した国としては、ギリシャをはじめとする欧州の国々が有名ですが、実は、2008年9月のリーマンショック後、真っ先に経済が危機に陥ったのはアイスランド、ラトビア、そしてウクライナでした。

第76回 ウクライナと国際金融/Humony International.2022

「オレンジ革命」以降のウクライナはIMFが推奨するような「構造改革」に着手し、高い経済成長を享受していた。

「講座:ビジネスに役立つ世界経済」 【第36回】 ウクライナ問題は投機筋による「ショートゲーム」か?/現代ビジネス | 講談社.2014

だが、経済の40%が「地下経済」と言われる「クローニーキャピタリズム」が横行していること、電力等のインフラ整備が不十分であること、人口減少に加え、国外への労働力の流出にも見舞われていることなど、様々な要因が絡み合って形成されている脆弱な経済基盤を変えることは容易ではなかったようだ。そのためか、リーマンショック後の回復は他の新興国と比較して思わしくなかった。

「講座:ビジネスに役立つ世界経済」 【第36回】 ウクライナ問題は投機筋による「ショートゲーム」か?/現代ビジネス | 講談社.2014

実際、アイスランドは2008年11月19日に21億ドルの融資パッケージ、ラトビアも同年12月23日に23.5億ドルの融資パッケージが決定されました。なかでも、最も早く、また、最も多額の支援が決定されたのがウクライナであり、2008年11月5日に164億ドルの融資パッケージが決定されています。

第76回 ウクライナと国際金融/Humony International.2022
主要産業の鉄鋼業に大打撃

(前略)ウクライナの場合は、鉄鋼業が重要である。鉄鋼の国際市況も2000年代に入ってから上昇
し、とくに2008年前半には異常な高騰を見せた。ウクライナはつかの間のバブル景気に沸いた。し
かし、同年夏以降、鉄鋼価格も急落し、ウクライナは世界経済危機の打撃をことのほか甚大に被る
こととなった。

ロシア・ウクライナの経済とビジネス(p.83)/講師 服部倫卓.平成21年度第1回学術講演会(講演抄録).高崎経済大学論集 第52巻 第4号 2010 83頁~84頁

しかし、ウクライナの基幹産業である鉄鋼、化学は小回りの利かない重厚長大産業であり、付加価値が低いうえに、原燃料多消費型である。世界の主要鉄鋼生産国中、2008年の世界経済危機で最も大きな被害を受けたのがウクライナであった。輸出依存度の高さ、スポット主体の輸出、半製品中心の構造がその原因である。

ロシア・ウクライナの経済とビジネス(pp.83-84)/講師 服部倫卓.平成21年度第1回学術講演会(講演抄録).高崎経済大学論集 第52巻 第4号 2010 83頁~84頁

ユシチェンコは欧米と連携を目指しロシアを除外

新政権を発足させたウクライナのユシチェンコ大統領とグルジアのサーカシビリ大統領は、8月に「民主的選択共同体」を発足させる旨表明し、ポーランドやリトアニアなどに参加を呼びかけるなど、ロシアを除いた親欧米民主国との連携を強化する動きを見せた。

第6章 ロシア 緊密化する中露関係(p.161)/防衛研究所WEBサイト

さらにロシアとの天然ガスをめぐる争いが起きる

ロシアとの天然ガス紛争はユーシェンコ時代に始まった。

ウクライナ輸出入銀行再建プロジェクトから見たウクライナの真相(p.20)/ 真殿達.麗澤大学特任教授(元国際協力銀行審議役).JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト
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ロシア帝国やソヴィエト連邦のもとで長く忍従を強いられながらも、独自の文化を失わず、有為の人材を輩出し続けたウクライナ。不撓不屈のアイデンティティは、どのように育まれてきたのか。スキタイの興亡、キエフ・ルーシ公国の隆盛、コサックの活躍から、一九九一年の新生ウクライナ誕生まで、この地をめぐる歴史を俯瞰。人口五〇〇〇万を数え、ロシアに次ぎヨーロッパ第二の広い国土を持つ、知られざる「大国」の素顔に迫る。(「BOOK」データベースより)

Russia–Ukraine Gas Disputes

ロシア・ウクライナ ガス紛争

 International Partnerships/YouTube

言論の自由など民主化は進展するも、内政は混乱した。ロシア産の天然ガスを巡り、2005年にはロシア・ウクライナガス紛争が起きた。

ウクライナの地政学的リスク(久保田博幸)/ニュース個人.Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN

多くの一般紙に見られる観測は、「オレンジ革命を遂行し、NATO加盟を目指すユーシェンコ政権は、ロシアにとって敵対的なものであり、同政権を排除することにはロシア外交として高い優先度がある。今回の紛争はウクライナへの天然ガス供給を停止することで、ウクライナ国民に対してエネルギー支配権をロシアが握っていることを知らしめ、ユーシェンコ政権の弱体化を図り、NATO加盟を阻止しようとするものである」といったようなものである。

繰り返されたロシア・ウクライナ天然ガス紛争(p.9)/本村 眞澄.JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト

ソビエト連邦崩壊後では、ウクライナに対して1994年3月、12月、1997年7月、1999年11月と4回の供給停止があり、クラフチェク政権(1991年12月~1994年7月)、およびロシア協調のクチマ政権(1994年7月~2004年10月)下での出来事である。すなわち、ロシアは、特段反ロシアを掲げる政権でなくとも、天然ガス供給停止を断行していることになる。ロシアが政治的な理由からクチマ政権を追い詰めようとしたことはない。クチマ政権時代の天然ガス供給停止は、あくまでガス料金の不払いがその理由であった。今回に限って、その目的が経済でなく政治であると主張するためには、90年代の天然ガス供給停止と異なることの根拠を示す必要があるだろう。

繰り返されたロシア・ウクライナ天然ガス紛争(p.9)/本村 眞澄.JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト

一方、ロシアはこれへの懲戒として一時的に送ガス量を削減すると、ウクライナ側は通過タリフ分の引き取りを一方的に増加させて埋め合わせる、すなわち「抜き取り」を行うということを繰り返してきた。少なくとも、93年、94年、95年、97年、98年に同様の係争が起こり、これはほとんど年中行事の観を呈していた。

ロシアは信頼に足らないエネルギー供給国か(p.6)/JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト.2006

プーチン(ロシア)はウクライナに天然ガスで優遇する理由が消滅

 ロシア産天然ガスはソ連時代からヨーロッパ向けに輸出されているが、その8割がウクライナのパイプラインを経由する。

ロシアとウクライナの「ガス紛争」/湯浅剛.情報・知識&オピニオン imidas.2009

 ウクライナに親欧米の政権が誕生した以上、ロシアにはそれまでのような優遇措置を取る理由がなくなった。ガスプロムは、2005年からウクライナに対するガス料金の値上げを始めた。

ロシアとウクライナの「ガス紛争」/湯浅剛.情報・知識&オピニオン imidas.2009
世界最大の天然ガス生産会社「ガスプロム」

ガスプロム(Gazprom)は、1993年に誕生した半国営の天然ガス企業。プーチン大統領と緊密な関係にある独占企業で、天然ガスの生産と供給では世界最大手。

ザルツブルク音楽祭 〓 スポンサーの一角にロシアの「ガスプロム」/月刊音楽祭.2019

 政治と商業の混同については、同社のビジネスモデルは、ロシア国内向けのガス料金を低く抑えるためにパイプライン経由の天然ガス輸出という高採算事業で認められた独占に依存している。

プーチンの手先として暴れるガスプロム/JBPress.2022

 冬になれば何もかも凍り付く土地だけに、プーチン氏にとってこの見返りは貴重だ。

プーチンの手先として暴れるガスプロム/JBPress.2022
プーチンの息のかかった人間が社長と会長を務める

ガスプロムは、ソ連時代はガス工業省という国の巨大現業部門であったが、ソ連崩壊に伴い石油部門が10近い垂直統合石油会社に分割されたのとは対照的に、ソ連邦の解体直前に部門ごと民営化して組織の一体化を維持してきた。組織の幹部はガスマフィアと言われ、ロシア内の一大勢力であったが、プーチンのサンクトペテルブルグ時代の子飼いであるミレルが社長に、メドヴェージェフが会長に送り込まれ、国の意向を十分反映した組織に変わった。

寄稿 ロシアのエネルギー戦略-天然ガスを中心に(p.11)/木村真澄.日本貿易会.2006

ロシア「親ロシアでないウクライナを優遇価格で販売するメリットがない」

もともとガスプロムがウクライナに1000立方メートル50ドルという低価格を与えたのは、04年の大統領選挙でクレムリンが後押しをしていたヤヌコビッチ候補者を有利にするためであり、この50ドルは協定によれば少なくとも09年までは続くはずであった。しかし、オレンジ革命が起こり、ユシチェンコ大統領のウクライナがNATO、EUに加盟したいという親欧米国になってしまったために、このような西側へ傾斜する外交路線をとったことを「罰する目的で」(1月7日付エコ/ミスト誌)、欧州並みの市場価格にするとして230ドルというこれまでの4倍以上の価格をつきつけた。

IEEJ NEWSLETTER(pp.1-2)/ 一般財団法人 日本エネルギー経済研究所.2006
普通の国際水準価格で販売

ロシアはウクライナに対して、今までエネルギー資源を安く提供してきた、つまり補助金を与えてきたことになるのですが、これでは効果がなかった。ウクライナが全然恩義に感じてくれなかったからです。だからこういうのをやめて、ベラルーシもそうですが、もう国際価格に移行していこうということになったのです。ロシア自身も非常に経済的に苦しいですから、お金は取りっぱぐれないようにしっかり取りたいというのが基本的な考えです。

エネルギーの対ロ依存は危ういか?:存在感を増すロシアの資源外交/北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター.2009

ロシア「そもそも論でウクライナは天然ガスのロシアへの代金を滞納し続けている」

ウクライナがロシアに支払っている天然ガスの代金は、西欧諸国が支払っている代金の3分の1以下だった。すでに未払いの代金が何十億ドルにも膨らみ、しかも今やロシアから離反しようとする大統領に率いられているのに、どうして、安価な天然ガスによって、年間何十億ドルという規模の助成をウクライナに対してしなくてはいけないのか、とロシアは言い立てた。

「ウクライナと露」エネルギーから見る危機の歴史/東洋経済ONLINE.2022

ロシア「(出来ればソ連時代に建設されたガスパイプラインを管理下に置きたい)」

収入のほかにもロシア政府には狙いがあった。それは欧州への天然ガスの輸送に使っているウクライナ領土内のガスパイプラインを、ロシアの管理下に置くことだ。ただし、そのことは交渉のテーブルには載せられなかった。ユシチェンコに言わせると、ソ連時代に敷設されたそれらのパイプラインは、新独立国ウクライナの「重要な資産(クラウン・ジュエル)」だった。

「ウクライナと露」エネルギーから見る危機の歴史/東洋経済ONLINE.2022

ロシア「しかもヨーロッパに輸出するためウクライナに輸送量を支払っている、違うルートをつくりたい」

次に、ロシアがヨーロッパに輸出する天然ガスの約4分の3はウクライナ経由のパイプラインで供給されており、ウクライナはロシアから中継輸送費を受け取っていることから、プーチン大統領はロシア北部からバルト海を経由してドイツに至るウクライナをう回したパイプラインの建設をドイツと合意した。

第6章 ロシア 緊密化する中露関係(p.162)/防衛研究所WEBサイト
別ルートのパイプライン「ノルドストリーム」の建設
NordStreamAG/YouTube

ロシアのプーチン大統領とドイツのシュレーダー首相(当時)は2005年4月にノルドストリームの建設について合意し、1本目は2011年に稼働した。

露からのガスパイプライン – ノルドストリーム2をめぐる激論/ドイツニュースダイジェスト.2019

ノルド・ストリームはロシアが半分出資し、残りは独、仏、蘭の出資。サウス・ストリームもロシアと独、仏、伊が折半出資している。ロシアと欧州主要国は「エネルギー同盟」と言っていいほど強い経済関係にある。欧州は天然ガスでロシア依存度が約3割に上る。資源大国のロシアとしても、資源は売れなければ価値がない。パイプラインというのは互恵的であり、双務的(安定供給と安定購入の義務)なものだ。

ウクライナ情勢がさらに悪化すると影響甚大/東洋経済オンライン.2014

反ロシアのティモシェンコ内閣を総辞職!西側とロシアとのバランス外交を開始

こうしたロシアからの圧力を受けて、9月にウクライナのユシチェンコ大統領は、反露姿勢が顕著であったティモシェンコ内閣を総辞職させるなどして、ヨーロッパとロシアとの間でバランスをとる現実的な外交路線を選択せざるを得なくなった。

第6章 ロシア 緊密化する中露関係(p.162)/防衛研究所WEBサイト

2006年1月1日「ウクライナへの天然ガスの供給が停止」

2006年1月1日、問題の解決が見通せない状況で、ガスプロムがウクライナ向けの天然ガスの供給を停止した。

「ウクライナと露」エネルギーから見る危機の歴史/東洋経済ONLINE.2022
止められた根本的な原因はウクライナの代金滞納「いい加減きちんと金を払え」

(前略)ウクライナに関しては、実は過去に不払いがずいぶんありまして、1990年代にも4回停止しているんです。ユシチェンコ政権は反抗的だから、ロシアは懲罰で止めたんだという声が頻繁にあがっていますが、ロシアはクラフチュク政権やクチマ政権の時にも、やっぱり止めたんです。つまり、お金を払わなきゃ止めちゃうよということです。

エネルギーの対ロ依存は危ういか?:存在感を増すロシアの資源外交(p.12)/北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター.2009
ウクライナが勝手にヨーロッパへ供給分の天然ガスを抜き取る「ヨーロッパが危機的状況に陥る」

しかし、ウクライナは欧州向けロシア産天然ガスのトランジットセンターであり、欧州向けのガス供給と同じガスパイプラインを使用していた。ロシアは、欧州向けのガス供給量からウクライナ向けガス供給量を30%削減する形でウクライナに対するガス供給を停止したが、ウクライナはこれを無視してガス取得を続けたことから、EU諸国に供給されるガス圧は低下し、EU諸国は大混乱に陥り、ロシアによるウクライナへの天然ガス供給の停止は国際問題に発展したのである。

「資源輸出国と輸入国との経済連携動向調査」(p.102)/日本機械輸出組合.平成21年
ソ連時代からガス抜き取りの常習犯

そもそもソ連時代から、ウクライナがガスを抜き取っていることは周知の事実で、ロシア人は皆「いいかげんにしろ」と思っている。

ロシアは信頼に足らないエネルギー供給国か(p.2)/JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト.2006
欧米各国からロシアが批判にさらされる

(前略)ウクライナへのガス供給の中止が欧州関係諸国へのガス供給の減少となって現れ、欧州がロシアを批判した。米国も、ロシアがエネルギーを「政治的武器」に使っていると批判した。米国も、ロシアがエネルギーを「政治的武器」に使っていると批判した。

IEEJ NEWSLETTER(p.2)/ 一般財団法人 日本エネルギー経済研究所.2006
ロシアが折れる形でガスの供給を再開

このような状況の中で、ロシアは1月3日にはウクライナへのガス供給を再開せざるを得なかった。1月4日ロシアとウクライナはガス価格を従来の約2倍の95ドルとすることで急きょ合意した。契約期間など合意の詳細は不透明であるが、ロシアの取り分はあくまで230ドルで、トルクメニスタン、カザフスタンなどの中央アジアの低価格ガスを混ぜることにより、ウクライナの支払い分は95ドルとするというものである。

IEEJ NEWSLETTER(p.2)/ 一般財団法人 日本エネルギー経済研究所.2006
ロシアはパイプラインの管理権限は獲得できず「ロスウクルエネルゴ社」が天然ガス事業を取り仕切る

しかしロシアにウクライナのパイプラインを管理する権限は与えられなかった。ウクライナ政府は「クラウン・ジュエル」を手放そうとはしなかった。結局、ロスウクルエネルゴ社という謎めいた企業が両国のあいだに入って天然ガス事業を取り仕切ることになった。

「ウクライナと露」エネルギーから見る危機の歴史/東洋経済ONLINE.2022

 ローリスク・ハイリターンのガス仲介業を、ガスプロムが、わざわざこのスイス登記の会社につけ替え、さらには、ウラジーミル・プーチン大統領の黙認も受けてきた理由は不明だ。

ロシアゲートとウクライナ問題を陰で操る大富豪/JBPress.2017

 同社は2004年に登記された直後に、ロシア・ウクライナ政府間合意で中央アジア産ガスのウクライナへの仲介業者に指名されたことから分かるように、当初から、両国指導部が関与する企業であった。

ロシアゲートとウクライナ問題を陰で操る大富豪/JBPress.2017
それはユシチェンコにとっての有力な支持者「フィルタシ」の息のかかった共同会社

ロスウクルエネルゴは、ユーシェンコの長年の有力支持者であるドミトリー・フィルタシが共同オーナーの会社だ。

色あせたオレンジの夢/ニューズウィーク.2009

 フォーブス・ウクライナ誌によれば、ドミトロ・フィルターシ氏はメディア・グループと化学工業、各地域のガス配給事業を抱えるウクライナ第16位の資産家(総資産額2億ドル)である。

ロシアゲートとウクライナ問題を陰で操る大富豪/JBPress.2017

その頃ロシアではプーチンの任期が切れ側近のメドヴェージェフ(ガスプロム会長)が大統領に就任

ロシアでは大統領の連続3選は認められておらず、プーチン氏は2008年、大統領を2期務めた後に首相に転じた。

ロシア大統領選、プーチン氏再選へ 任期2024年まで/REUTERS.2008

 プーチンが「指名」したのは側近中の側近、メドベージェフ第1副首相(42歳)だった。プーチン政権には、旧KGBなど情報機関出身の有力者が多いが、メドベージェフ副首相はそういった機関とは関係がない。政治思想もリベラル派とされ、西欧の受けもいい。そして、世界最大のガス会社ガスプロムの会長でもある。

シナリオ通りのプーチン“首相”、メドベージェフ政権を傀儡化/ITmedia ビジネスオンライン.2007
事実上のプーチンが実権を握っていた!?4年後に再びプーチンは大統領に就任する

「タンデム(双頭)体制」と呼ばれたが、事実上、首相のプーチン氏がすべての実権を握っていたとされる。2012年にプーチン氏が大統領に返り咲くと、メドヴェージェフ氏は首相として支える立場になり、長らくその体制が続いた。

プーチンと習近平の不気味な共通点 ともにナンバー2排除で「暴君化」/NEWSポストセブン.2022

2009年1月1日 「再び天然ガスの供給を停止」

VOA News/YouTube

2006年に続き2009年1月1日、ロシアからウクライナ向けガス供給が停止した。

ロシアを支えるエネルギー資源(p.3)/栗田 抄苗.財団法人.日本エネルギー経済研究所 地図にみる現代世界.帝国書院
天然ガスの代金を滞納し続るウクライナにまたロシアがキレた

事の発端は2008年末、ロシアのガスプロムはウクライナ側のガス滞納料金が約21億ドル(罰金を含む)に上ったことを受け、全額返済しなければ2009年1月1日からガスを止めると警告。ウクライナは2009年の1月1日に罰金を除いた滞納分約15億ドルを返済したものの、罰金の6億ドルの返済時期に関しては合意には至らず、1月1日にガス供給を停止されることとなった。

天然資源をめぐるロシアと周辺諸国/MTCjapan.2020
ヨーロッパに向けての天然ガスをウクライナがまた抜き取る
VOA News/YouTube

 ガスプロムのSergei Kupriyanov広報担当は、テレビで「ナフトガスは、技術的にガス消費が必要という名目で、過去24時間でさらに2100万立方メートルの欧州向けガスを盗んだ」と語った。

ロシア、ウクライナ経由の欧州向けガス供給を完全停止/AFPBB News.2009

 その上で、ガスプロムは、ウクライナ経由のガス供給を2100万立方メートル分停止する以外に「選択肢がなく」、ウクライナが盗んだ分と同量のガス供給を停止するという警告を実行したと述べた。

ロシア、ウクライナ経由の欧州向けガス供給を完全停止/AFPBB News.2009
大騒動に発展

(前略)今回の紛争は長期にわたり、供給が完全に止まった国は東・南欧7ヵ国、供給減少を含め被害を受けた国は計17ヵ国と、過去に例を見ない大騒動に発展した。

欧州も震えた「ガス大騒動」の顛末 ロシア vs ウクライナの熾烈な綱引き/ダイヤモンド・オンライン.2009

 この異常事態に驚いたマスコミは、「ウクライナが(反ロ軍事同盟である)NATO加盟を目指していること」「ロシアの宿敵グルジアに武器を提供したこと」などを原因に挙げた。

欧州も震えた「ガス大騒動」の顛末 ロシア vs ウクライナの熾烈な綱引き/ダイヤモンド・オンライン.2009
厳しい冬の国々にとっては生きるか死ぬかの問題

厳寒の冬を迎えていたこれらの国々に住む人々にとって、ガスが行き届かないことは死活問題であった。1月11日までには中継輸送をめぐる国際監視態勢に関する関係国合意が見られたが、長期的なガス供給のあり方については未解決のままであった。

ロシアとウクライナの「ガス紛争」/湯浅剛.情報・知識&オピニオン imidas.2009

ただし、例年より寒さの厳しい冬だったにもかかわらず、この2度目の天然ガス危機では、バルカン半島の一部を除いて、供給不足は発生しなかった。ウクライナにはすでに潤沢な備蓄があった。西欧諸国も備蓄を使うことで急場をしのげた。

「ウクライナと露」エネルギーから見る危機の歴史/東洋経済ONLINE.2022

度重なる天然ガス問題を受けウクライナを通らない新たなパイプラインの建設が始まる

DW News/YouTube

2009年1月のロシアとウクライナとの天然ガス紛争が一旦終結すると、欧州では、初めて欧州に対してガスの供給停止を強行したロシアと、毎度抜き取りと不払いを繰り返すパイプライン通過国ウクライナに対して、一気に不信感が高まった。そして、欧州の今後のエネルギー安全保障政策として、ウクライナ迂回のパイプラインの必要性が強く叫ばれた。

ロシア:最終段階に来たノルドストリーム~政治主導のナブッコは先行き不透明~(p.9)/本村真澄.JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト

 計画当初から、ポーランドなどの東ヨーロッパ諸国、バルト3国、ウクライナが建設に強く反対した。これまで、自国領をパイプラインが通過していることで発生する通過料収入が減少することに加え、西ヨーロッパに直接供給するルートがあれば、ロシアが東ヨーロッパ諸国への供給停止を行うことが容易になる。そのことは、天然ガスを政治的圧力の道具として使われやすくなることを意味する。

政治化する天然ガスパイプライン/三好 範英国際環境経済研究所.2018
「ノルトストリーム2」

「ノルトストリーム2」を使えば、ウクライナのパイプラインを経由するよりも、40%安く供給できるという。西ヨーロッパ諸国にとっても当然、安価な天然ガスを入手できることは望ましい。2本目が供給を始めれば、ドイツは西ヨーロッパ各国に供給する「ハブ」になることが予想されている。

政治化する天然ガスパイプライン/三好 範英国際環境経済研究所.2018

 一方、ポーランド、バルト3国、ウクライナなどは1本目の時と同様の理由で、「ノルトストリーム2」に対しても強く反対している。ウクライナは、同国を通るガスパイプラインの通過料収入で、年間20億ドルを稼いでいる。それが減少することで、経済が弱体化し、政治が不安定化する懸念があるとすら報じられている。

政治化する天然ガスパイプライン/三好 範英国際環境経済研究所.2018
【ウクライナ危機㉔】欧州を襲ったエネルギー危機!!背後から浮かび上がったのはロシアの天然ガスパイプライン『ノルド・ストリーム2』

天然ガスを輸入し運賃を貰いながら輸出!でも支払いは滞納!?怪しすぎるビジネス

 ガスを大量に輸入せねばならないウクライナが自らその輸出を行うことはそもそも奇異な話である。輸入と輸出での大きな価格差が関与する企業の収益となっているところから、このガスプロムとウクライナの実業家が株主となっている謎だらけの企業については利権問題が常に取り沙汰されてきた。

いつ再燃してもおかしくないガス供給問題/JBpress.2009
ヨーロッパへの運賃料を貰っていて元は取れるはず!?

だが本来、ウクライナが天然ガス代金をこうも滞納するというのは不思議な話なのである。ウクライナと.いう国は、ロシアから伸びている天然ガス・パイプラインの中継地になっている。そのため、ロシアから中継代というものが入ってきて大きな収入となるはずなのだ。この中継代というのは2005年で天然ガス1000立方メートルを100キロメートル輸送するあたり1.09ドルであった。本来ならば、この中継代だけでウクライナは天然ガスの料金を支払うことができるはずだったのである。しかし、ウクライナの天然ガス料金滞納額は2014年5月分時点で44億5800万ドルとなっている。これはどういうことであるのだろうか。

ロシア・ウクライナ間の天然ガス紛争 〜ウクライナのガス未納問題〜(p.2)/国際学部|龍谷大学 You, Unlimited
ウクライナは定期的にガス代を滞納!そのたび運賃量を上乗せして帳尻を合わせた

1990年代、ウクライナはガス代金の不払いを間欠的に繰り返し、ロシアに対して多大な負債を抱えていた。一方、ロシアはこれへの懲戒として一時的に送ガス量を削減すると、ウクライナ側は通過タリフ分の引き取りを一方的に増加させて埋め合わせる、すなわち「抜き取り」を行うということを繰り返してきた。少なくとも、93年、94年、95年、97年、98年に同様の係争が起こり、これはほとんど年中行事の観を呈していた。

ロシアは信頼に足らないエネルギー供給国か(p.6)/JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト.2006

タリフ(Tariff)というのは、直訳すると「運賃表」という意味です。物流用語や貿易用語として使われることが実際には多く、その際には、「運賃率表」や「関税率表」といった意味になります。運賃率表は、地方運輸局がそれぞれ定めている「標準運賃表」のことを指しており、そこには単位当たりの賃率が表されています。

タリフとは/株式会社システムインテグレータ
2004年からはロシアの計らいでウクライナへの天然ガス輸入運賃は実質無料化

このウクライナの債務が解決したのは、2004年夏、両国が集中的にガス問題の解決に取り組んだ話し合いの場においてである。合意した内容は、2005年から2009年までの間、ウクライナは毎年210億~250億立方メートルのガスをガスプロムの欧州向け販売ガスの通過量として受け取るというもので、契約上、ガス価格は50ドル/1,000立方メートル、通過タリフは1.09375ドル/1,000立方メートル/100キロメートルという取り決めであった。

ロシアは信頼に足らないエネルギー供給国か(p.6)/JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト.2006

ウクライナを通過するパイプラインの長さは、ソユーズが約1,100キロメートル、ブラツボが約800キロメートル、平均して1,000キロメートル弱とすると、欧州向けに毎年約1,200億立方メートルが送られることから、通過料は約12億ドル。それを50ドル/1,000立方メートルという価格で現物に直すと、約240億立方メートルという水準になる。ウクライナの輸入するガスの半分はタリフ見合いであり、実質無料で供給される形となった。この時、債務問題も処理し、今後新たな問題は発生しないものと関係者は確信していた。

ロシアは信頼に足らないエネルギー供給国か(p.6)/JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト.2006
ウクライナの財閥が仲介料を上乗せして高額で自国に売却!結果的にガス代が払えない

調べてみると、ロシアのガスプロムとウクライナのナフトガスとの天然ガス取引は、ガス財閥を仲介して行われているらしいことが分かった。ウクライナにあるこの財閥が、ロシアから購入する天然ガスに多額の仲介料を上乗せしてウクライナに売っているという。そのためにウクライナは、高額になった天然ガスの代金を支払うことができず、借金ばかりが膨れあがっていくという訳である。

ロシア・ウクライナ間の天然ガス紛争 〜ウクライナのガス未納問題〜(p.2)/国際学部|龍谷大学 You, Unlimited
財閥関係者にはオレンジ革命の盟友「ユシチェンコとティモシェンコ」

しかも、この財閥の関係者の中にはかつてのオレンジ革命の立役者であるユーシェンコや、ウクライナ元首相のティモシェンコも居るというから驚きである。国を変えるために散々動いてきた人物達こそが、国の破綻危機に一役買っているというのは信じられないことである。

ロシア・ウクライナ間の天然ガス紛争 〜ウクライナのガス未納問題〜(p.2)/国際学部|龍谷大学 You, Unlimited
その二人は天然ガスをめぐり対立してしまう

かつて民主化に向けて共闘していたユーシェンコ大統領とティモシェンコ首相は、ロシアからのガス供給をめぐって対立を深めている。09年1月のモスクワでのティモシェンコ首相による価格合意後、ユーシェンコ大統領はそれを首相による個人的決定と非難した。

ロシアとウクライナの「ガス紛争」/湯浅剛.情報・知識&オピニオン imidas.2009
秘密裏にプーチン(ロシア)との接近

またプーチン首相とティモシェンコ首相の合意における「密約説」を受けて、ウクライナの国営ナフトガス社に3月4日、大統領側の治安機関が強制捜査を行った。

ロシアとウクライナの「ガス紛争」/湯浅剛.情報・知識&オピニオン imidas.2009
ユシチェンコ(ロスウクルエネルゴ社)とティモシェンコ(ナフトガス社)

ナフトガス社は、上記の09年1月合意でのガスプロムの交渉相手となった会社で、ティモシェンコ首相の配下にあるといわれる。

ロシアとウクライナの「ガス紛争」/湯浅剛.情報・知識&オピニオン imidas.2009

 ユーシェンコ大統領とティモシェンコ首相の対立には、従来ロシアからウクライナに向けてのガス供給や、ウクライナからのガス輸出に携わってきたロスウクルエネルゴというハンガリーの企業が顔を出す。

いつ再燃してもおかしくないガス供給問題/JBpress.2009

ユシチェンコ政権……というかオレンジ革命は失敗?国民の失望の中で終える

 数週間にわたり市民が抗議行動を繰り広げたオレンジ革命によって、ヤヌコビッチは真の勝者ビクトル・ユーシェンコが大統領の座に就くことを認めた。それはソ連崩壊後のウクライナにおける、初の民主的選挙だった。

「オレンジ革命の悪役」勝利が意味するもの/Newsweek.2010

 2010年の今では、状況ががらりと変わっているようだ。ユーシェンコは国民をひどく失望させた。厳しい景気後退の波がウクライナを襲い、多くの重要な決定が進まないままだ。政府は土地の私有化や、ソ連時代から続く補助金の撤廃に手をつけられずにいる。

「オレンジ革命の悪役」勝利が意味するもの/Newsweek.2010

オレンジ革命で大統領に上り詰めたユーシェンコの評価は最も低い。度重なる失政がオレンジ革命で敗北したヤヌコビッチの台頭を招き、オリガルヒが一段と私腹を肥やすことになったと指摘されている。支持率が下がる都度、ロシア語を公用語から外す、ロシアがファシストと忌み嫌っていたステパン・バンデラを国民英雄に復活させる等、反露感情を煽ことで支持率を回復させようとしたと言われ、ロシアとの関係を不必要に悪化させるとともに国内の亀裂を拡大させた。

ウクライナ輸出入銀行再建プロジェクトから見たウクライナの真相(p.20)/ 真殿達.麗澤大学特任教授(元国際協力銀行審議役).JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト

「オレンジ革命」の真相は、欧米のメディアによる賛美とはかけ離れたもので、実際には、ウクライナ独立後の長期的な経済低迷から景気が回復したにもかかわらず、その果実を分かち合えない庶民がウクライナ政治の腐敗と汚職に怒りを爆発させたということである。

「資源輸出国と輸入国との経済連携動向調査」 調査報告書(p.95)/日本機械輸出組合
そんな中……ティモシェンコは次の大統領選に出馬する

 2010年、前回敗れた親ロシアのヤヌコビッチ氏が再び大統領選に挑み、今度はティモシェンコ氏と争った。

【IWJブログ】分裂するウクライナ ——親ロシア派、親欧米派、そして第三の勢力 2014.2.25/岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal.2014
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原油価格はなぜ激しく変動するのか? 米中関係はどうなるのか? 地政学とエネルギー分野の劇的な変化によって、どのような新しい世界地図が形作られようとしているのか? 地政学リスクから第一人者が読み解く『ウォール・ストリート・ジャーナル』ベストセラー エネルギー問題の世界的権威で、ピューリッツァー賞受賞者の著者が、エネルギー革命と気候変動との闘い、ダイナミックに変化し続ける国際政治の地図を読み解く衝撃の書。最新情報が満載! 日本人が知らない資源戦争の裏側とは? 米国vsロシア・中国の新冷戦、エネルギー転換の未来を描く!(「Books」出版書誌データベースより)

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【ウクライナ危機(8)】EU?ロシア?深刻な経済危機が進む中で始まった2010年ウクライナ大統領選『ウクライナ・EU連合協定』
“https://diggity.info/society/ukraine-8/”
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