【ウクライナ危機(61)】要請を受けたのでロシア軍を派遣『侵攻の口実“ウクライナ東部への平和維持部隊”』

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Peacekeepers in the Donbas

東部の平和維持を目的に全面侵攻

CNN Indonesia/YouTube

 2月17日、ウクライナ情勢が危機的な状況にあることを、世界中の人々がようやく現実問題として捉え始めた。ウクライナ国防省は同日、東部ルガンスク州で子供20人を含む38人がいた幼稚園が親ロシア派の攻撃を受け、職員3人が怪我をしたと発表したからだ。欧米諸国はこれを強く非難。ロシアのあまりに強硬な姿勢に、SNSにはいろいろな言語で批判が投稿されていた。

《ウクライナ侵攻》「太平洋戦争中の日本のような状況」「洗脳されてしまう」プーチン指揮下ロシアの恐ろしすぎる“プロパガンダの実態”と内部に芽生えた“希望”とは/文春オンライン.2022

 しかし同時期、ロシアメディアはすでに「ロシア側が被害を被った」との報道を始めていた。

《ウクライナ侵攻》「太平洋戦争中の日本のような状況」「洗脳されてしまう」プーチン指揮下ロシアの恐ろしすぎる“プロパガンダの実態”と内部に芽生えた“希望”とは/文春オンライン.2022

「17日に親露派が攻撃されたと報じられ、18日には『ロシア側に避難するように』との政府声明が出されました。どこまで事実なのかはよく分からない部分もあるのですが、ロシアとしては、『追い込まれ始めざるを得なかった戦争』というストーリーを描いているように感じました」(大手紙国際部ロシア担当記者)

《ウクライナ侵攻》「太平洋戦争中の日本のような状況」「洗脳されてしまう」プーチン指揮下ロシアの恐ろしすぎる“プロパガンダの実態”と内部に芽生えた“希望”とは/文春オンライン.2022

【侵攻の数日前】プーチンが「ルガンスク」「ドネツク」の独立を承認(2022年2月21日)

BBC News – Русская служба/YouTube

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2月21日、ウクライナ東部でロシアへの編入を求めるウクライナ東部の分離独立派が実効支配する「ルガンスク人民共和国」および「ルガンスク人民共和国」を国家として承認する大統領令に署名した(2022年2月21日付大統領令第71号、第72号)。

ロシア、ウクライナ東部の分離独立派支配地域を国家承認(ロシア、ウクライナ)/ジェトロ(日本貿易振興機構)

ウクライナ東部「ドネツク人民共和国」・「ルガンスク人民共和国」

RTVI Новости/YouTube

 ロシアと国境を接するウクライナ東部に位置しており、ウクライナでは、「ドネツク州」「ルガンスク州」と呼ばれている。ドネツク州の人口は約460万人、ルガンスク州は、約240万人である。

「ロシア軍のウクライナ侵攻」で、首都キエフが制圧されるシナリオとは/ダイヤモンド・オンライン.2022
親ロシア派武装勢力が自称する国家

「ドネツク人民共和国」はドネツク州、「ルガンスク人民共和国」はルガンスク州で親ロシア派の武装勢力が名乗っている自称国家の名前だ。

「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」とは何か?北朝鮮が国家承認【ウクライナ侵攻】/HUFFPOST.2022
2014年の一方的に独立宣言!それ以降ウクライナ政府と内戦状態になっていた

2014年に一方的な独立宣言をして、ウクライナ政府との間で内戦になっていた。

「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」とは何か?北朝鮮が国家承認【ウクライナ侵攻】/HUFFPOST.2022

プーチンは共和国の国土の範囲について「両州の全域」

 プーチン氏は会見で「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」の国土は現時点で親ロ派が実効支配する領域にとどまらず、ドネツク、ルガンスク両州全域に及ぶと説明。「ウクライナと親ロ派との間で国境画定が進めばいいが、現状では難しい」と述べた。

ウクライナ東部「独立国」は2州全域、プーチン氏会見 紛争激化の可能性/中日新聞.2022

 実効支配する二州の領域については、親ロ派やロシアの閣僚の間で「過去に実効支配していた範囲も含めて、拡大して考えるべきだ」との声が上がっていた。

ウクライナ東部「独立国」は2州全域、プーチン氏会見 紛争激化の可能性/中日新聞.2022
開戦前には東部地域の3分の2はウクライナ政府の管轄だった

開戦当時、東部地域の3分の2はウクライナの手中にあった。

【解説】 ロシア軍はなぜウクライナ東部を包囲しようとしているのか/BBCニュース.2022

残りの地域は8年前に始まった戦闘で、ロシアの後ろ盾を受ける分離主義者が掌握していた

【解説】 ロシア軍はなぜウクライナ東部を包囲しようとしているのか/BBCニュース.2022

承認と同時に「友好相互援助条約」に署名・・・平和維持を目的にロシア軍の派遣を指示

PBS NewsHour/YouTube

 プーチンは独立を承認する大統領令に署名すると、2地域とロシアとの友好相互援助条約にも署名。

「自国民の保護のため」ほど侵略国家に都合のよい言葉はない/JBpress.2022

 条約にのっとり、ロシアはこれらの「共和国」内に軍事基地を建設する権利を持った。プーチン大統領は早速、「平和維持」を目的として軍を派遣するよう国防省に指示を発した。

プーチンは軍事力で「ロシアの栄光」を取り戻せるのか?/日経ビジネス.2022
「“今すぐ”ウクライナのドンバス地域に軍隊を送るとは言っていない」

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部への派兵を決定した翌日の22日(現地時間)、「今すぐウクライナのドンバス地域に軍隊を送るとは言っていない」と述べた。しかし、北大西洋条約機構(NATO)は、ロシア軍がウクライナ東部ドンバス地域に進入したことを確認した。これについて米紙ニューヨーク・タイムズなど外信は、自身の考えと真実をわからなくし、相手に圧力をかけるプーチン氏特有の「グレー戦術」と指摘した。

プーチン氏の「グレー戦術」、派兵「今すぐではない」混乱誘発/東亜日報.2022

ゼレンスキー大統領はこの一連の動きについて「ロシアは2014年から東部にいたロシア軍を合法化」

 ウクライナのゼレンスキー大統領は2月22日、国民に向けた演説で、「ロシアは、2014年からドンバス地方(=ドネツク、ルガンスク)にいたロシア軍を合法化した」と語った。

「ロシア軍のウクライナ侵攻」で、首都キエフが制圧されるシナリオとは/ダイヤモンド・オンライン.2022

 ロシア軍は2014年からドネツク、ルガンスクにいたが、ロシアはその存在を認めていなかった。だが、プーチンは「これから平和維持軍を送る」と宣言し、「元からいたロシア軍」が「公に活動できるようにした」ということだ。

「ロシア軍のウクライナ侵攻」で、首都キエフが制圧されるシナリオとは/ダイヤモンド・オンライン.2022

「東部の親ロシア派武装勢力から支援要請があった」ロシアのペスコフ大統領報道官が説明

(前略)ロシアのペスコフ大統領報道官は23日、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力が「ウクライナ軍の攻撃を撃退するため」の支援をプーチン大統領に要請したと明らかにした。

ロシア軍、ウクライナ侵攻 キエフなどで爆発音/JIJI.COM.2022

 ペスコフ氏は「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の首脳からプーチン氏に宛てて書面で要請があったと説明。親ロ派は「状況の悪化とウクライナ側からの脅威により、住民は家を離れざるを得ず、ロシアへの避難が続いている」と訴えた。「ウクライナ側の行動は戦争を終わらせる気がないことを示している」と主張したという。

ロシア軍、ウクライナ侵攻 キエフなどで爆発音/JIJI.COM.2022

 要請の根拠についてペスコフ氏は、ロシアとの間の「友好協力・相互援助条約」を挙げた。モスクワの大統領府で21日にプーチン氏と親ロ派が一緒に署名したばかりの条約だ。「両共和国の首脳は、民間人の犠牲や人道的な惨事を防ぐことを目的として、ロシア大統領にウクライナ軍の攻撃を撃退するための支援を要請している」とペスコフ氏は述べた。

ロシア軍、ウクライナ侵攻 キエフなどで爆発音/JIJI.COM.2022

プーチンが“東部ドンバス地方”での“特別な軍事作戦”を発表(2022年2月24日)

SBS News/YouTube

ロシアのプーチン大統領は24日、国民向けにテレビ演説し、ウクライナ東部ドンバス地域を守るため、軍事作戦の実行を決断したと表明した。タス通信などロシアメディアが報道。米メディアは、ロシア軍がウクライナ東部へ攻撃を開始したと伝えた。

プーチン大統領、軍事作戦の実行を決断 ウクライナ東部の親ロシア派地域へ攻撃開始 米欧との対立決定的に/東京新聞 TOKYO Web.2022

軍事介入の目的は「自国民の保護」

プーチン大統領は、軍事侵攻へと乗り出した理由について、次のように述べました。

ロシアの“軍事侵攻”始まる…死傷者も報告 「我々は勝つ」ウクライナ大統領は国民に平静呼びかけ/日テレNEWS.2022

ロシア プーチン大統領
「軍事作戦の目的は8年間、ウクライナ政権から虐待と大量虐殺にさらされている市民を守ることにある。多くのロシア国民を含む民間人に対して、犯罪を行った者たちを裁判にかけるつもりだ。ウクライナを占領する計画はない」

ロシアの“軍事侵攻”始まる…死傷者も報告 「我々は勝つ」ウクライナ大統領は国民に平静呼びかけ/日テレNEWS.2022

「自国民の保護」は、歴史的に見ても自国軍に国境を越えさせるための常套句だ。日本も例外ではない。日清戦争の発端となった朝鮮半島への派兵もそうであったし、南京事件と呼ばれるものも「自国民の保護」を目的として軍隊を進めたその先に起きたものだ。言い換えれば、前世紀に使い古された筋書きを再び使い回して戦争をはじめたことになる

「自国民の保護のため」ほど侵略国家に都合のよい言葉はない/JBpress.2022
「流血の事態になった場合の全責任はウクライナ政府の良心が負うことになる」

プーチン氏は国営テレビで放映された演説で、ウクライナ軍に武器を置いて帰るように呼び掛け、流血の事態になった場合の全責任はウクライナ政府の良心が負うことになると述べた。

プーチン氏、ウクライナ東部ドンバス地方での軍事作戦を発表/CNN.co.jp

ウクライナ“東部”に軍事介入・・・実際はあらゆる包囲からの全面侵攻

FRANCE 24 English/YouTube

戦禍は東部ウクライナだけに止まらず、全面攻勢が始まっています。

ウクライナ地名のカタカナ表記はウクライナ語由来に変更します/Yahoo!ニュース.2022

(前略)当初は親露派が「自国領」と主張する両州のウクライナ側支配地域への侵攻が予想された。

ロシアの狙いは「斬首作戦」か 徹底抗戦のウクライナ、支援求める/毎日新聞.2022

(前略)実際にプーチン氏が「特別な軍事作戦」の開始を宣言すると、ウクライナ各地には弾道ミサイルを中心に160発以上のミサイルが陸海空から発射され、爆撃機約75機も参加。ウクライナの防空能力を無力化するために約10の軍施設や飛行場を攻撃した。

ロシアの狙いは「斬首作戦」か 徹底抗戦のウクライナ、支援求める/毎日新聞.2022

ウクライナのクレバ外相はロシアがウクライナへの大規模な再侵攻を始めたと述べた。複数の都市が標的となっているとして「全面的な攻撃だ」と非難した。ロシア軍がウクライナ南部の港湾都市オデッサやマリウポリに上陸作戦をしかけているとの報道もある。米CNNは24日、現地時間早朝にウクライナの首都キエフで複数の爆発音が聞こえたと報じた。

ロシア、ウクライナに侵攻 軍施設にミサイル攻撃/日本経済新聞.2022

プーチン氏の決定を受け、バイデン米大統領は「悲劇的な死と苦しみをもたらす計画的戦争を選んだ」と非難した。

ロシア、ウクライナに侵攻 軍施設にミサイル攻撃/日本経済新聞.2022

ソ連時代からロシアにとって重要な拠点!東部の「ドンバス地方」

Советское телевидение. ГОСТЕЛЕРАДИОФОНД/YouTube

 ドンバスとは、「ドネツ炭田」の略だ。一帯は帝政ロシア時代の1721年にロシア人が石炭を発見して開発が進んだ。旧ソ連時代は石炭産業や鉄鋼業が集積し、旧ソ連崩壊後も工業の拠点となっていた。

露、「ドンバス地方」2州全域制圧狙う…来月9日までに「戦果」思惑/読売新聞オンライン.2022
ドネツク州+ルガンスク州=ドンバス地方

ドンバスとは通常、ドネツクとルガンスクの2州を指す。

大義なきドンバス侵略親ロ派政権転覆の恨み/日本経済新聞.2022
マリウポリもドネツク州

 露軍が陥落に全力を挙げる南東部マリウポリもドネツク州にある。

露、「ドンバス地方」2州全域制圧狙う…来月9日までに「戦果」思惑/読売新聞オンライン.2022
住民のほとんどはロシア語を話、さらに親ロシア派政治家の地盤

ドンバスは、ウクライナの中でもクリミアとともにロシアとつながりが深い地域です。住民のほとんどもロシア語を話していました。また親ロシア派の政治家の強固な地盤でもありました。

“プーチンの戦争” ドンバスの悲劇/ NHK解説委員室.2022
親ロシア派って?

気になる「親ロシア派」とは、端的に言えばウクライナ東部、特にドンバス地方に集中するロシア系や「ロシア語を母国語とする人々」の中でも、より東隣のロシアにシンパシーを感じている集団のことで、中には「親プーチン」を標榜し過激な行動に走るグループも。つまりロシア系などの住民が全員「親ロシア派」というわけではない。

ウクライナ侵攻でも口実&先兵となったプーチンの秘密兵器「親ロシア派」とは?/政経電論.2022

ウクライナの人口約4400万人のうちロシア系は全体の2割弱、700万人強、さらに「ロシア語を母国語とする人口」に間口を広げると同3割、約1300万人と推定される。ロシア人、ウクライナ人ともに同じ東スラブ民族で文化的・言語的にも極めて近く、歴史的にも互いを兄弟・親戚と見る間柄で、混血も進み特に同国東部では顕著。

ウクライナ侵攻でも口実&先兵となったプーチンの秘密兵器「親ロシア派」とは?/政経電論.2022

実はロシアの常套手段「親ロシア派住民の保護を名目に軍事作戦」

5 канал/YouTube

ロシアのプーチン大統領は2月22日、「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認。これらの地域に「平和維持」を目的としてロシア軍を派遣することを指示した。その2日後に、ウクライナ全土に軍事侵攻を始めている。

「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」とは何か?北朝鮮が国家承認【ウクライナ侵攻】/HUFFPOST.2022

プーチン大統領が「平和維持活動」「特別軍事作戦」と呼ぶ今回のウクライナへの軍事侵攻では、一応「ウクライナ東部の『親ロシア派』住民の保護」という大義名分を掲げ「ウクライナ政府から8年間も虐待されてきた人たちを守るため同国の非武装化を図る」と強弁する。

ウクライナ侵攻でも口実&先兵となったプーチンの秘密兵器「親ロシア派」とは?/政経電論.2022

 ロシアは過去にもジョージアで、親ロシアの「アブハジア」や「南オセチア」の独立を承認し、その地域に住む親ロシア派住民の保護を名目に軍事作戦を展開した。今回も同じ手法で、ロシア軍はドンバス地方に侵攻を開始。ロシア国内で祝日となっている「祖国防衛の日」の翌日となる2月24日早朝にウクライナの複数の都市で同時に軍事作戦を開始した。

プーチンを暴走させた「ウクライナ・ロシア・ベラルーシ」の8年間の変化とは/ダイヤモンド・オンライン.2022

数日で首都陥落を試みた作戦は失敗!ロシア軍は市街地に無差別攻撃を開始

Habertürk TV/YouTube

 ロシア軍は2月24日から数日間の電撃作戦でキエフを占領しようと試みたが、ウクライナ軍の激しい抵抗のために失敗した。

「第3次世界大戦を防ぐ」鉄則の前にウクライナが見殺しとなる危険/日経ビジネス.2022

 特に、キエフ近郊の空港に着陸を試みた2機のロシア軍輸送機が、ウクライナ軍の対空砲火によって撃墜されたのはロシア軍にとって打撃だった。このため約400人の空挺(くうてい)部隊員が死亡した。西側軍事筋は「ロシア軍がキエフ付近の制空権を確保しないまま、ウクライナ軍の防空網が生き残っている地域に無理に着陸を試みたことが原因」と指摘している。

「第3次世界大戦を防ぐ」鉄則の前にウクライナが見殺しとなる危険/日経ビジネス.2022
「特別な軍事作戦」とは一体何だったのか?

ロシアのプーチン政権がウクライナへの全面侵攻を始めた当初、ロシア軍はウクライナの広範囲を同時に攻めました。この時期のロシアは、彼らの言う「特別な軍事作戦」を本気で遂行するつもりだったのだろうと思います。ウクライナ東部にいる親ロシア派住民がウクライナ政府に虐げられており、その救出に乗り出す、というものです。その中で、首都キーウや欧州最大級のザポリージャ原発、事故処理の過程にあるチェルノブイリ原発などを制圧し、ゼレンスキー政権やウクライナの人々に「抵抗は無駄だ」と思わせれば、大統領をはじめ政権の中枢が国外へ逃げ出したり、政権が早期に崩壊したりして、ウクライナを短期間で屈服させることができる。そう見ていたのではないでしょうか。

侵攻から4カ月 ウクライナが迎えた正念場と、ロシアが見誤ったもの/朝日新聞デジタル.2022
一般市民が住む住宅や病院・学校を攻撃・・・これによって大量のウクライナ人が死亡
Bloomberg Markets and Finance/YouTube

 このためロシア軍は戦術を変更した。ハルコフやマリウポリなどの町では、ロシア軍が、軍事施設だけでなく市街地も無差別に攻撃し始めた。戦闘爆撃機による空爆のほか、ミサイルや多連装ロケット砲、榴弾砲などを投入している。ウクライナ政府の発表によると、砲弾やミサイルが高層団地や学校、病院などを直撃し、2月24日~3月2日までに約2000人の同国民が死亡した。マリウポリでは水、食料、電気、暖房、医薬品の供給が途絶え、病院は負傷者と病人であふれている。

「第3次世界大戦を防ぐ」鉄則の前にウクライナが見殺しとなる危険/日経ビジネス.2022

「作戦の第1段階は達成した」ロシア軍は首都陥落を諦め東部に戦力を集中

TBS NEWS DIG Powered by JNN/YouTub

ロシア国防省幹部が3月25日、「作戦の第1段階の主な課題は達成された。ドンバス(ウクライナ東部)住民の解放に集中する」と発表しました。

ロシア軍「東部に集中」は本当か 国内アピールと軍事作戦のはざまで/朝日新聞デジタル.2022

セルゲイ・ルドスコイ第1参謀次長はこの日の会見で、「作戦の第1段階の主な任務はおおむね完了した」と主張。「ウクライナ軍の戦闘能力は大幅に削減され、ドンバスの解放という主要目標の達成に注力することが可能になった」とした。

ロシア軍高官、軍事作戦の「第1段階は完了」 東部に注力と主張/CNN.co.jp.2022

国防省の発表は、ロシアがウクライナの激しい抵抗に直面する中、より限定された目標に切り替えている可能性を示唆した。

ロシア、軍事作戦の第1段階ほぼ完了 ロ軍死者1351人=国防省/REUTERS.2022

ロシア国営通信社によると、ドンバス地域では現在、親ロシア派がルガンスクの93%、ドネツクの54%を掌握しているという。

ロシア、軍事作戦の第1段階ほぼ完了 ロ軍死者1351人=国防省/REUTERS.2022

国防省はまた、他のウクライナ都市を攻撃する可能性も排除しないとしたほか、ウクライナ上空に飛行禁止区域を設置するいかなる試みにも直ちに対抗すると言明した。

ロシア、軍事作戦の第1段階ほぼ完了 ロ軍死者1351人=国防省/REUTERS.2022

「我が国土の1メートルたりとも譲らずに戦う」ゼレンスキー大統領が表明

ロシア軍が東部への猛攻を再び強める可能性に備えて、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は誓った。「我が国土の1メートルたりとも譲らずに戦う」と。

【解説】 ロシア軍はなぜウクライナ東部を包囲しようとしているのか/BBCニュース.2022

ロシアの後ろ盾を受ける分離主義者との戦闘が8年にわたり続く東部には、ウクライナ軍の精鋭部隊がすでに配備されていた。ウクライナ軍は大きな損失を被ったと考えられているが、それでもロシアの侵略軍にとっては大きな抵抗勢力となっている。

【解説】 ロシア軍はなぜウクライナ東部を包囲しようとしているのか/BBCニュース.2022

2022年4月18日 ウクライナ東部「ドンバスの戦い」

ウクライナのゼレンスキー大統領は4月18日にロシア軍が「『ドンバスの戦い』を開始した」と述べ、同国東部2州制圧を目指し本格的な攻勢に入ったとした。

【軍事のツボ】 特別版7 局面転換したウクライナ戦争、西側の重装備供与が意味すること/zakzak.2022

 大統領はビデオ演説で「ロシア軍は長い間準備を進めてきたドンバスの戦いを始めた」と述べた。ロシアはドンバス地方全域への支配拡大を目指し、兵力を増強していた。紛争はロシア軍の失敗に終わった首都キーウ(キエフ)攻防に次ぐ重大局面に入る。ウクライナのイェルマーク大統領府長官は「戦争の第2段階が始まった」とした上で「わが軍を信頼してほしい。極めて強力だ」と訴えた。

ロシア軍、東部で攻勢開始 支配拡大狙い重大局面―ウクライナ/JIJI.COM.2022

ロシア側もラブロフ外相が同19日に作戦が「新たな段階に入った」と表明した。

【軍事のツボ】 特別版7 局面転換したウクライナ戦争、西側の重装備供与が意味すること/zakzak.2022
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現地での撮影写真、多数収録! 数々のスクープ写真で知られる報道カメラマンの不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹さん。 2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、日本メディアのほとんどが現地入りを躊躇していた3月5日、ポーランドから陸路でウクライナ入り。 3月12日にはロシア軍が13キロまで迫っていたキーウへ。以降4月17日に出国するまで、ブチャ、イルピンなど各地で取材を続ける。 5月中旬には再びウクライナへ。東部ハルキウを取材。 激戦地の取材から見えてきた「戦争の真実」とは?(「Books」出版書誌データベースより)

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