【ウクライナ危機⑱】プーチンに屈するな!!親ロシア派との和平を目指すゼレンスキーにウクライナ全土で抗議デモが発生『2019年ノルマンディ4国協議 in パリ』

この記事をシェアする▼

【ウクライナ危機⑱】プーチンに屈するな!!ウクライナ東部の和平に向け動くゼレンスキーに抗議デモが発生『2019年ノルマンディ4国協議 in パリ』

前回の記事を読む▼

【ウクライナ危機⑰】軍事支援をして欲しければバイデンのスキャンダル調査しろ……。再選を目指すトランプ大統領がゼレンスキーに要求!?『ウクライナゲート』
“https://diggity.info/society/ukraine-17/”

Ceasefire in Donbas

「紛争の終結へ」ゼレンスキーはロシアとの対話を進める

Національний Корпус/YouTube

ウクライナで5月に発足したゼレンスキー政権は「紛争の終結」を公約に掲げ、ロシアと和平に向けた対話を進める方針を打ち出した。

ウクライナ東部、兵力引き離し完了 独仏ロと会談へ調整急ぐ/日本経済新聞.2019

5年以上に及ぶウクライナ東部の紛争で、同国が恐れるシナリオがある。旧ソ連の各地に残る「凍結された紛争」だ。ロシアが介入し、停戦が成立した後も事実上の独立地域になる――。「紛争終結」を掲げるゼレンスキー政権が5月に発足し、和平に向けた協議をどう前進させるかが課題だが、41歳の若き新大統領を悩ます悪夢は消えない。

ウクライナが恐れる「凍結された紛争」の悪夢(グローバルViews)/日本経済新聞.2019
『ドンバス戦争』

 ウクライナ東部ドンバス地域の一部は分離独立を目指す「ドネツク人民共和国」および「ルガンスク人民共和国」を名乗る勢力の占領下にあり、今日に至るまでロシアの支援を受け存続している。

ロシア、国籍ばら撒きで武力介入正当化狙う/JBpress.2019

 14年春に親ロシア派がウクライナ東部の一部を占拠して始まった紛争は、当時の4カ国首脳が停戦合意に署名した後も戦闘が続き、親ロシア派を支援するロシアとウクライナの対立が激化。親ロシア派の支配地域で選挙を行い、一定の自治権を与えるとした政治的な和平プロセスの実現も見通しが立たなくなっていた。

ウクライナ紛争、和平プロセス再開へ 4カ国首脳が会談/朝日新聞デジタル.2019
『ウクライナ海軍艦船拿捕事件』

ゼレンスキーが抱える対ロシア問題はそれだけではない。昨年11月にはウクライナの艦船がロシアに拿捕され、乗組員24人の身柄は今もロシア当局に拘束されている。両国間の紛争を審理している国際海洋法裁判所は5月25日、ロシアに対して艦船を速やかに返還し、乗組員全員を解放するよう命じたが、ロシア側は応じていない。

ウクライナのコメディアン大統領を待つロシアという難題/Newsweek.2019

ゼレンスキーが大統領就任演説で紛争終結にむけて提言

FRANCE 24/YouTube

ゼレンスキー氏は就任演説で、優先課題として親ロシア派との紛争が続く「東部ドンバスの停戦」をあげ、対話による紛争終結に取り組む姿勢を見せた。

ウクライナで新大統領が就任/日テレNEWS.2019

その一方で、ロシアが編入したクリミアや紛争が続く東部は「ウクライナの領土だ」とあらためて強調した。

ウクライナで新大統領が就任/日テレNEWS.2019
「……彼らは異邦人ではない。彼らはわれわれと同じだ。ウクライナ人だ」あえてロシア語で切り替えた部分

就任演説でもっとも重要な部分は、意図的にウクライナ語からロシア語に切り替えた個所だ。

コメディアン大統領はウクライナを救えるのか/東洋経済ONLINE.2019

「クリミアもドンバスもウクライナの土地だ。そこでわれわれが失った最も重要なものは人だ。彼らの意識を取り戻さなければならない。それこそわれわれが失ったものだ。権力は彼らが自分をウクライナ人であると意識させることを何一つしてこなかった。彼らは異邦人ではない。彼らはわれわれと同じだ。ウクライナ人だ」

コメディアン大統領はウクライナを救えるのか/東洋経済ONLINE.2019

この時、ウクライナ民族主義を標榜するオレフ・リャシコ議員が「ウクライナ語で話せ!」と叫んだが、ゼレンスキーは「あなたはまた人々を分断させようとするのか」と切り返した。

コメディアン大統領はウクライナを救えるのか/東洋経済ONLINE.2019

ゼレンスキー大統領就任の少し前……プーチンがとある大統領令に署名していた

Arirang News/YouTube

 2019年4月24日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナ東部の「人民共和国」住民に対するロシア国籍付与の手続きを簡素化する大統領令に署名した。

ロシア、国籍ばら撒きで武力介入正当化狙う/JBpress.2019
ウクライナ東部のドネツク・ルガンスク住民がロシア国籍を簡単に所得できるようになった

親露派分離主義勢力がその一部を実効支配しているウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州の住民が、極めて簡素な手続きでロシア国籍を取得できるようにするというものである。この意味は極めて大きく、ゼレンスキー政権に対する強烈な揺さぶりとなる。

ウクライナにコメディアン大統領誕生、東部問題につけ込むロシア/WEDGE Infinity.2019

 そもそも、ロシア国籍を取得するのは容易ではなく、通常は、ロシア人との婚姻やロシアにおける就労希望など、明確な理由が必要とされ、言語試験などのハードルもあり、その取得には数年かかるのが普通だ。

ウクライナにコメディアン大統領誕生、東部問題につけ込むロシア/WEDGE Infinity.2019

「共和国」はどちらも国際的な承認を受けていないが、ロシアは両地域を統治する反政府勢力を支持。両地域の住民は今後、申請から3か月以内にロシア旅券(パスポート)を取得できるようになる。

プーチン氏、ウクライナ東部住民のロシア国籍取得を簡易化/AFPBB News.2019

 今回のプーチン大統領の決定は、対象人口が300万人以上と膨大で、大きなインパクトが予想される。6月14日には早くもこの大統領令に基くロシア国籍付与が開始されている。

ロシア、国籍ばら撒きで武力介入正当化狙う/JBpress.2019
これによって「自国民保護」を口実にロシアが戦争をしかける可能性が出てきた

しかも、国際法的にはウクライナの中にあっても、「ロシアの自国民」がウクライナ国内にいるということは、ロシアにとって大きな政治的カードになる。ロシアのハイブリッド戦争において、「自国民保護」は重要なキーワードであり、それを錦の御旗にして、ロシアはジョージアやクリミアに侵攻してきた。今回の大統領令は、ウクライナが東部を実質的に失っていくプロセスになり得、また、ロシアの侵攻の口実を生み出すものであり、新政権にとっては極めて大きな打撃である。

ウクライナにコメディアン大統領誕生、東部問題につけ込むロシア/WEDGE Infinity.2019
ゼレンスキーは猛反発

 ゼレンスキー氏は広報を通じ、「ロシアはウクライナに戦争を仕掛ける侵略国家であり、今回の動きは、その真の立場を世界に示す、新たな、明白な証拠だ」と表明した。

プーチン氏、ウクライナ東部住民のロシア国籍取得を簡易化/AFPBB News.2019
ゼレンスキーがジョージア(旧グルジア)の元大統領のウクライナ国籍を復活
euronews/YouTube

 ウクライナのゼレンスキー大統領は5月28日、ジョージア(旧グルジア)のサーカシビリ元大統領(51)に対し、剥奪していたウクライナ国籍を復活させた。

ウクライナ:剥奪国籍2年ぶり復活 元ジョージア大統領、政界復帰の観測/毎日新聞.2019

 ゼレンスキー氏は4月、ロシアのプーチン大統領が親ロシア派勢力支配のウクライナ東部住民にロシア国籍を与える大統領令を出したことに強く反発し、SNSで「ウクライナは自由のために戦う人に国籍を与える」などと発信。これに対し、プーチン氏が「ならばサアカシュビリ氏に国籍を返してやればいい」と皮肉っていた。

追放されたジョージア元大統領 国籍復活、再び政界へ/朝日新聞デジタル.2019
サーカシビリ元大統領

03年、当時のシェワルナゼ大統領(故人)を辞任に追い込む抗議活動(バラ革命)を主導し、04年に大統領に就任。

母国に戻り逮捕された元大統領「有能な指導者」と「野心家」という二つの顔/毎日新聞.2021

2004年にグルジアの大統領に就任したサーカシヴェリ大統領は、米国留学の経験もあり、グルジアのNATO加盟実現を目指し、親欧米政策を進めてきました。これに対し、CIS(独立国家共同体:ソ連から独立した国々の共同体)各国をロシア外交の最優先地域と位置づけているロシアとは、こうしたグルジアによるNATO加盟を求める動きに加え、以前よりアブハジアおよび南オセチア問題を巡り、緊張関係にありました。

グルジアという国 ロシアと欧州にはさまれた独立国家/外務省ホームページ.2008

 ウクライナもジョージアも旧ソ連構成国で、08年に北大西洋条約機構(NATO)から「将来的」な加盟を約束されるなど、欧米に接近していた点で共通する。

南オセチアにロシア編入論 ウクライナ侵攻さなか―プーチン政権「戦果」模索/JIJI.COM.2022
南オセチア紛争でロシア軍と戦い敗北
Al Jazeera English/YouTube

2008年8月、ジョージアは無謀にも南オセチアを軍事的に奪還することを試みましたが、ロシア軍の返り討ちにあって敗北しました。これを受け、ロシアは南オセチアとアブハジアの独立を承認、両地域のジョージアからの分離がより一層決定的になってしまったのです。

ロシアとの戦争から10年  今ジョージアが熱い/朝日新聞GLOBE+.2018

欧州連合(EU)の仲介により、交戦は5日後に終了したが、700人以上が死亡し、数万人のジョージア人が避難民となった。

南オセチア、ロシア編入へ住民投票 ジョージアは非難/AFPBB News.2022
大統領退任後にウクライナに逃亡しウクライナ国籍を所得
Wall Street Journal/YouTube

サーカシビリ氏は2013年にジョージア大統領を退任した後、国内で強い批判を浴びたことから、ウクライナへ逃亡した。当初はポロシェンコ前大統領(在任14~19年)と協力関係を結び、15年には南部オデッサ州の知事就任に伴い、ウクライナ国籍を取得した。

ウクライナ:剥奪国籍2年ぶり復活 元ジョージア大統領、政界復帰の観測/毎日新聞.2019
サーカシビリはロシアのウクライナ侵攻について「アメリカが強く出なかったから」

短期間ながらウクライナのオデッサ州知事も務めたサーカシビリは、ロシアがウクライナ侵攻を図ったのはアメリカが十分強く出なかったからだと考えている。

プーチンの敵サーカシビリ、「トランプは東欧の親米諸国の生存を脅かしかねない」/Newsweek.2018

「ジョージ・W・ブッシュとバラク・オバマの両大統領は任期はじめに、ロシアとの関係修復を試みるという同じ過ちを犯した。ムチを隠してニンジンを見せすぎたのだ。ブッシュもオバマも善意を示そうとしたのだが、プーチンはそれを弱さだと解釈した。プーチンが最もよく理解するのは、絶対的な力という言葉だ」

プーチンの敵サーカシビリ、「トランプは東欧の親米諸国の生存を脅かしかねない」/Newsweek.2018

「欧米側がロシアの脅威を甘く見ていたことと、プーチンが『欧米の脅威』を過大評価していたこととが相まって、我が中央アジアは破滅的な影響を被った。ジョージアもウクライナもプーチンの侵攻を受け、クリミアは併合された」

プーチンの敵サーカシビリ、「トランプは東欧の親米諸国の生存を脅かしかねない」/Newsweek.2018

「時々方針が変わるアメリカ外交と違い、ロシアの外交は明確で一貫している。プーチンは、ウクライナやジョージア、モルドバといったNATO(北大西洋条約機構)入りを熱望する旧ソ連諸国における『凍結された紛争(棚上げの紛争)』を扇動し、利用し続けるだろう。そうすれば、ロシア周辺の独立国家が、西側の軍事同盟に組み込まれることもなくなる。加えてプーチンは、旧ソ連圏における民族主義的で過激で腐敗した政治家を扇動し、社会を分裂させて、周辺国家の弱体化を図っている」とサーカシビリは言う。

プーチンの敵サーカシビリ、「トランプは東欧の親米諸国の生存を脅かしかねない」/Newsweek.2018
ジョージアで刑事訴追……ウクライナ国籍を剥奪され追放
NBC News/YouTube

一方、2014年にジョージアにて大統領時代に国家予算を横領した罪で刑事訴追され、2017年にはウクライナ国籍の取得に伴う記載情報に誤りがあったことを理由にウクライナ国籍のはく奪処分を受けウクライナから追放された。

ゼレンスキー大統領、改革執行委員会議長に元ジョージア大統領を任命(ウクライナ、ジョージア)/ジェトロ(日本貿易振興機構).2020

メルケル首相(ドイツ)との共同記者会見でウクライナを支持

ロシアとの対立から景気低迷、政界の汚職まで問題が山積するウクライナの舵取りを任された元コメディアンのゼレンスキー大統領。就任から3週間余りたった6月半ばにはパリとベルリンを相次いで訪問し、マクロン仏大統領やメルケル独首相と会談した。

ウクライナのコメディアン大統領を待つロシアという難題/Newsweek.2019

6月18日にゼレンスキーとの共同記者会見に臨んだメルケルは、ロシアによる14年のクリミア半島併合と、ウクライナ東部のドンバス地方を占拠している親ロ派武装勢力をロシアが支援していることを批判。これらの状況が変わらない限り、ロシアへの経済制裁を解除することはないとして、ウクライナへの支持を明言した。

ウクライナのコメディアン大統領を待つロシアという難題/Newsweek.2019

ゼレンスキーとプーチンが初の電話会談「和平にむけての話し合い」

Настоящее Время/YouTube

【7月12日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が初の電話会談を行い、ウクライナ東部で続く紛争について議論した。クレムリン(ロシア大統領府、Kremlin)が11日、明らかにした。

プーチン氏、ウクライナ新大統領と初の電話会談/AFPBB News.2019

両者の接触は、4月のウクライナ大統領選後初めて。ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島近くで昨年11月に銃撃、拿捕(だほ)され、拘束中のウクライナ艦船の乗組員24人の釈放を求めたほか、ウクライナ東部の紛争の和平をめぐる今後の協議について話し合ったという。

ウクライナ大統領、プーチン氏と電話会談 東部紛争協議/朝日新聞デジタル.2019

ロシア大統領府によると、電話会談はウクライナ側が提案した。ウクライナの発表ではロシアが拘束しているウクライナ国民の解放が主要議題だったとしている。ゼレンスキー氏は8日にビデオメッセージを公開し、プーチン氏に独仏のほか、米英首脳を加えた対話再開を呼びかけていた。

プーチン大統領、ウクライナ新大統領と初の協議/日本経済新聞.2019

ゼレンスキー氏は、国内の親ロシア派勢力とウクライナ政府軍の紛争解決を最優先の政策課題のひとつとして掲げている。

ウクライナ新大統領、プーチン氏と電話会談 東部紛争の解決協議/REUTERS.2019
ウクライナの最高会議選挙を見据えての戦略

ウクライナでは21日に最高会議(議会)選挙を控える。紛争解決へロシアとの対話を掲げて大統領に就いたゼレンスキー氏は、議会選を前に対ロ政策で一定の前進を示したい狙いもあるとみられる。

プーチン大統領、ウクライナ新大統領と初の協議/日本経済新聞.2019

 プーチン氏は議会選前のインタビューで「現状、過去の政権との変化はない」とゼレンスキー氏をけん制。ウクライナ東部住民へのロシア国籍付与の簡素化について対象地域の拡大を決定するなど、新政権の本格発足に向けた駆け引きを早くも始めている。

ウクライナ議会選 大統領新党勝利 政権基盤確立、紛争解決に本腰/東京新聞 TOKYO Web.2019
翌日は4カ国の大統領顧問らがパリで協議

ロシアのペスコフ大統領報道官によると、12日には独仏ロとウクライナ4カ国の大統領顧問らがパリで会談し、同国の東部和平について協議する。4カ国の首脳会談の開催について調整するとみられる。2016年10月以降開かれていない4カ国協議が本格化する可能性がある。

プーチン大統領、ウクライナ新大統領と初の協議/日本経済新聞.2019

ウクライナ側の提案でゼレンスキーとプーチンが電話会談

Радіо Свобода Україна/YouTube

プーチン大統領は、8月7日、ウクライナ側の提案でゼレンスキー大統領と電話会談を行った。ロシア大統領府の発表によると、電話会談では、ウクライナ南東部の紛争について、7月21日に締結された停戦合意の厳格な遵守の重要性が強調された。また、プーチン大統領は、紛争を沈静化させるために、まずはドンバス地域での市民の死傷者を出しているウクライナ軍の砲撃をやめることが必要だと主張した。さらに、両首脳は、非常に重要なのはミンスク合意の一貫した履行であるとして、この目的のため、2014年5月に組織されたロシアとウクライナ、そして欧州安全保障協力機構での3者間での協議を含めた建設的な対話が必要であることが確認された。

ロシア情勢(2019年8月モスクワ事務所)/JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト.2019

プーチンがクリミア半島をバイクで爆走

Global News/YouTube

【8月11日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は10日、クリミア半島の港湾都市セバストポリ(Sevastopol)で、愛国主義者のバイク集団「ナチヌイエ・ボルキ(夜の狼たち、Night Wolves)」が主催するバイクショーに出席した。

動画:プーチン大統領、サイドカー走らせ愛国者集団のバイクショーに出席/AFPBB News.2019

ロシアのプーチン大統領は10日、2014年に強制編入したウクライナ南部クリミア半島で自らバイクのハンドルを握り、愛好家らと共に疾走した。クリミア返還を求めるウクライナのゼレンスキー大統領がプーチン氏との対話に前向きな姿勢を見せる中、あらためて実効支配を誇示した。

プーチン氏、バイクで疾走 クリミアで実効支配誇示/産経ニュース.2019

 ロシア製バイク「ウラル」のサイドカーに、ロシアが一方的に創設した「クリミア共和国」トップのアクショーノフ首長を乗せたプーチン氏は、ロシア国旗をはためかせ、港湾都市セバストポリで開催されたバイクショーに登場した。

プーチン氏、バイクで疾走 クリミアで実効支配誇示/産経ニュース.2019

 プーチン大統領:「こうした格好良い若者たちがお手本になって、ロシアがどうあるべきかを示してくれるのは非常にうれしく思う」

「夜のオオカミ」従え…プーチン大統領が爆走/テレ朝news.2019

 ロシア国旗を掲げたサイドカー付きのバイクで登場したプーチン大統領。車体もロシア製のサイドカーに乗るのはプーチン政権に忠実な地元のトップ、アクショーノフ氏です。そして、プーチン大統領が従えるのはロシア国内の愛国者集団「夜のオオカミ」のメンバーで、国内外で政権寄りの主張をアピールする集団として知られています。プーチン大統領が訪れたのはこのグループが主催したバイクショーのイベントで、バイクを運転する「パフォーマンス」を終えた後はこのグループを称賛しました。

「夜のオオカミ」従え…プーチン大統領が爆走/テレ朝news.2019

一方、日本のネットではこの報道の写真をみて、80年代に一斉を風靡したアニメ「北斗の拳」を引き合いに出す反応が続出した。同作品は、核戦争後の荒廃した無秩序な世界が舞台。バイクで疾走した悪党たちが略奪などを目的に集落に乗り込んでくるシーンがしばしば描かれ、プーチン氏の大胆不敵な行動と重ね合わせる人たちが多かったようだ。

プーチン大統領のバイク軍団、「北斗の拳の悪党ぽい」と話題に/アゴラ 言論プラットフォーム.2019

G7にロシアを復帰させるかどうか……。「G8問題」

UATV English/YouTube

 一方で、対立の火種として来年の米マイアミ・サミットにまでもつれ込みそうなのが、G7にロシアを復帰させるかどうかをめぐる「G8問題」だ。米側がサミット直前になって提起しており、トランプ大統領が持論としている。

【地球コラム】「マクロン劇場」に終始したG7サミット/時事ドットコム.2019
ウクライナでの問題を発端にロシアはG8から外されていた

ロシアが1998年に合流してG8に拡大していたが、2014年にウクライナに属するクリミア半島を強制併合するとG7がロシアを除名した。

G7でトランプ大統領喜ばせた安倍首相…「対中輸出閉ざされたトウモロコシ輸入」/中央日報.2019

ウクライナはクリミア返還までロシアのサミット復帰を認めないように訴えている。ロシアが譲歩しない以上、欧米が復帰で一致するのは難しい。

G7復帰、ロシア冷ややか 米提案も「G20を重視」/日本経済新聞.2019

G8はその当時ロシアで開催されるはずだったが、急遽ドイツで、ロシア抜きでG7のフォーマットで開催された。

トランプ氏は、G7をG8に戻すことができるのか?/スプートニク日本ニュース.2019

G8にふたたび参加する用意があるのかという問いに対し、プーチン大統領は、言葉を濁した。「開催されるかもしれない8か国でのフォーマットに関しては、我々は決して、何をも拒否することはない。当時、ロシアはG8のホスト国だったわけだが、我々のパートナー国は来なかった。我々はいつでも、『G7』の枠内で、我々のパートナーがロシアに来るのを待っている。」

トランプ氏は、G7をG8に戻すことができるのか?/スプートニク日本ニュース.2019

つまりプーチン氏は、もし西側諸国がロシアを必要とするのなら、単なるゲストや特別参加者といった位置づけではなく、ロシアに完全な参加国としてのステータスを回復させることが必要であるとほのめかしているのである。

トランプ氏は、G7をG8に戻すことができるのか?/スプートニク日本ニュース.2019
自体解決に動くフランスのマクロン大統領がプーチンを別荘に招き会談
euronews/YouTube

 こうした事態から、マクロン大統領はサミットに先立ち大統領の別荘がある仏南東部のブレガンソンにプーチン大統領を招き、ウクライナ問題などの解決を促した。

【地球コラム】「マクロン劇場」に終始したG7サミット/時事ドットコム.2019
ウクライナについて4カ国協議(ノルマンディー・フォーマット)の再開に言及

プーチン大統領とマクロン大統領は、8月19日、フランスのブレガンソンで首脳会談を行った。

ロシア情勢(2019年8月モスクワ事務所)/JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト.2019

 両大統領は会談で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領の誕生により、5年に及んでいる紛争が終息する可能性が高まったとして、楽観的な見通しを示した。またマクロン氏は、ウクライナ東部での戦闘を終結させるため、フランス、ウクライナ、ロシア、ドイツによる、いわゆるノルマンディー(Normandy)方式の首脳会議を「今後2、3週間のうちに」行いたい考えを示した。

仏ロ首脳が会談、ウクライナ和平に前向き シリア情勢では対立/AFPBB News.2019

ただ戦闘に関与してきたロシアが、今後どの程度まで譲歩するのかは不透明なままだ。

プーチン大統領、ウクライナ情勢で4カ国協議再開に前向き 露仏首脳会談/毎日新聞.2019
G8復帰についてはロシア側は重要視せず……。

 24~26日にフランス南西部ビアリッツで先進7カ国首脳会議(G7サミット)を予定。議長を務めるマクロン氏は、ウクライナ問題を巡って主要国(G8)の枠組みから排除されたロシアについて、イランやシリアなど国際情勢で「無視できない役割がある」と対話の必要性を訴えた。

仏、欧ロ関係再構築に意欲/西日本新聞me.2019

ロシアは復帰を重視しない構えだ。

G7復帰、ロシア冷ややか 米提案も「G20を重視」/日本経済新聞.2019

 ロシアはG8サミットに参加していた当時から、人権問題などを巡って欧米諸国と意見の違いが大きく、プーチン露大統領も居心地が悪かったと伝えられてきた。近年は中印も参加する主要20カ国・地域(G20)などの枠組みを重要視しており、プーチン氏は19日の会見で「今ではG8は存在しない」と述べ、復帰に固執しない考えを示した。

サミット復帰論に露つれなく「全く効果ない」 G7内でも賛否/毎日新聞.2019

ペスコフ露大統領報道官は22日、中国やインドなどの地域大国が参加しない枠組みで国際的な問題を話し合うことについて「全く効果がない」と切り捨てた。

G7復帰、ロシア冷ややか 米提案も「G20を重視」/日本経済新聞.2019
G7サミットがフランツ西部ビアリッツで開幕
Global News/YouTube

 主要7カ国首脳会議(G7サミット)が24日、仏南西部ビアリッツで開幕した。初日はイラン情勢や欧州が反対しているロシアのサミット復帰を議論。トランプ米大統領が、来年米国で開催するサミットにロシアのプーチン大統領を招く可能性に言及するなど、足並みが乱れた形だ。

ロシアのG7復帰、トランプ氏「可能性ある」 開幕翌日/朝日新聞デジタル.2019

 G7サミットは開催前から不協和音が生じている。トランプ米大統領は「ロシアを(G7に)加えるのが適切だ」と主張したのに対し、ドイツや英国は「時期尚早」と一蹴。共産圏に対抗する国際協調体制に亀裂が生じている。また首脳宣言の採択も自由貿易などで意見の隔たりが大きく、見送られる方向だ。欧米の対立が鮮明になれば、円高の進行など金融市場への影響は避けられない。

最悪の日韓関係で開催される「G7」、不協和音はさらに広がるのか/ニュースイッチ Newswitch by 日刊工業新聞社.2019
トランプが夕食会でロシアの復帰を言及
C-SPAN/YouTube

ロシア復帰をめぐる話し合いは今回のサミットで最も白熱したもののひとつだった。

トランプ氏が「G7にロシア復帰」を主張、他国とは溝も/CNN.co.jp.2019

トランプは24日に開かれたサミットの夕食会でプーチンの会議への復帰に言及したが、ほかの国の首脳たちの反応は冷ややかなものだった。さらにトランプは26日の会見で、2020年に開催される次回のG7サミットにロシアを招待するつもりだと発言。「ロシアは、テントの外に出しておくよりも中に入れた方がいいと思うからだ」とその理由を語った。

プーチンへの擦り寄りをロシア国営放送にまで嘲笑されたトランプ/Newsweek.2019

フランスのマクロン大統領は、プーチン大統領とのつながりを維持することは重要だと一定の譲歩を示した。

トランプ氏が「G7にロシア復帰」を主張、他国とは溝も/CNN.co.jp.2019

イタリアのコンテ首相はトランプ氏を支持した。安倍晋三首相は非公開の場でトランプ氏に共感する姿勢を示したという。

トランプ氏が「G7にロシア復帰」を主張、他国とは溝も/CNN.co.jp.2019

メルケル首相やジョンソン首相、カナダのトルドー首相の考えははっきりしていて、ロシアがクリミア半島にいるかぎり検討の余地はないというものだった。

トランプ氏が「G7にロシア復帰」を主張、他国とは溝も/CNN.co.jp.2019
閉幕もG7サミットでの首脳声明の発表は見送り
FRANCE 24 English/YouTube

8月24日からフランスのビアリッツで開かれていたG7(先進7か国)サミット(首脳会談)は、3日間の日程を終え26日に閉会した。今回の会合では、G7サミットが始まって以来、初めて首脳声明の発表が見送られる異例の事態となり、G7各国でのコンセンサス形成が難しいという現実が露呈した。

形骸化が進むG7とG20機能強化の必要性/NRI 野村総合研究所.2019

首脳声明の発表が見送られたことは、先進各国が国際協調の精神に基づいて意見を統一し、世界経済が直面する課題に対応するという、G7サミットの本来の機能が明らかに低下していることを示している。そして、その最大の原因は、国際協調の精神と相容れない「米国第一主義」を抱えるトランプ大統領の政策姿勢にあることは明らかだ。

形骸化が進むG7とG20機能強化の必要性/NRI 野村総合研究所.2019

ロシアとウクライナの両国が捕虜・拘束者を交換

DW News/YouTube

9月7日、ロシアとウクライナは、双方の拘束者各35人を交換した。

ロシアとウクライナが拘束者交換、関係修復に期待高まる/朝日新聞デジタル.2019
「両国の関係の正常化に向けた大きな一歩」

 ロシア国営ニュース専門チャンネル「ロシア24(Rossiya 24)」は、首都モスクワの収容施設を出発するバスの映像とともに「拘束者の交換に向け、バスがレフォルトボ(Lefortovo)の収容施設を離れた」と伝えた。現地でAFP特派員が見ている前でも、着色ガラス入りのバス2台が警察に護衛されながら出発した。

ロシアとウクライナ、拘束者交換に着手 モスクワの収容施設をバス出発/AFPBB News.2019

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は5日、ウクライナとの「大規模な」拘束者交換が最終段階に至っていることについて初めて言及。ウクライナでコメディアン出身のウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)氏が5月に大統領に就任してから、拘束者の交換は「両国の関係の正常化に向けた大きな一歩」になると明言していた。

ロシアとウクライナ、拘束者交換に着手 モスクワの収容施設をバス出発/AFPBB News.2019
ウクライナに帰還される35名

ウクライナへ帰還させる被拘束者リストには、2018年11月末にケルチ海峡末で拘束された24名のウクライナ海軍軍人とその他ロシアで断罪されるウクライナ国民11名が含まれている。

モスクワ拘置所からバス2台が出発 被拘束者交換の開始/ウクルインフォルム通信.2019

そのリストには、ウクルインフォルム通信の記者ロマン・スシチェンコ、クリミア出身映画監督のオレフ・センツォフ、クリミアの農家であり親ウクライナ的行動で拘束されたヴォロディーミル・バールフ、クリミアの活動家オレクサンドル・コリチェンコ、1994〜95年にチェチェン戦争時にチェチェン側で戦闘に参加したとロシア側が主張するミコラ・カルピュークとスタニスラウ・クリーフ、ベラルーシで拘束されロシアに移送されたパウロ・フリーブ、「クリミア工作員」として断罪されるイェウヘン・パノウ、違法に国境を越えたと断罪される年金生活者のオレクシー・シゾノーヴィチが含まれる。

モスクワ拘置所からバス2台が出発 被拘束者交換の開始/ウクルインフォルム通信.2019
ロシア側は名簿を非公開

ロシアは、ウクライナが釈放した自国民の名簿を公開しなかった。しかし、親ロ寄りの東部反政府軍司令官ブロディミル・チェマク氏が含まれていたと、現地メディアが伝えた。同氏は14年7月、ウクライナ上空でのマレーシア航空MH17便襲撃事件の重要容疑者だ。乗客と乗務員298人が死亡した。真相はまだ明らかになっていない。当時死亡者の約3分の2がオランダ国籍であったことから、オランダ政府は同日、強く反発した。国際人権団体も、チェマク氏をロシアに送りかえしてはならないと要求してきた。

ロシアとウクライナが拘束者を交換、「雪解けムード」/東亜日報.2019
両国の捕虜らを乗せた特別機がそれぞれロシア・ウクライナに帰国!!

捕虜らを乗せた両国の特別機がそれぞれモスクワ、ウクライナの首都キエフの空港に到着した。ロシア側は、同国が実効支配するウクライナ南部クリミア半島沖で昨年11月に拿捕したウクライナ艦船の乗組員を釈放した。ロシアメディアが伝えた。

ロシアとウクライナが捕虜交換/REUTERS.2019

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はボリスピリ(Boryspil)空港の滑走路で帰国した人々を出迎え、「われわれは第一歩を踏み出した」「この恐ろしい紛争の終結に向けて、あらゆる手を尽くさなければならない」と語った。

ロシアとウクライナが拘束者交換、緊張緩和への「第一歩」/AFPBB News.2019

 ボリスピリ空港では、抱擁する家族や花束を手に帰国者を歓迎する人々の姿があった。感情を抑えきれず涙を流す人も少なくなかった。

ロシアとウクライナが拘束者交換、緊張緩和への「第一歩」/AFPBB News.2019

 一方のロシアでは、政府専用機からモスクワ・ブヌコボ(Vnukovo)空港に降り立つ帰国者らの様子を国営テレビが伝えた。

ロシアとウクライナが拘束者交換、緊張緩和への「第一歩」/AFPBB News.2019
両国は平和的な解決の第一歩と歓迎

この交換は、5年にわたる緊張と紛争の終結に向けた第一歩と歓迎されている。

ロシアとウクライナが拘束者交換、緊張緩和への「第一歩」/AFPBB News.2019

ラブロフ外相は、「ドンバス調整と共に、ロシア・ウクライナ関係が正常化し、ポロシェンコ政権が採択したアグレッシブで一方的な反ロシア的な決定が撤回されることを望む」とコメントした。

ロシアのラブロフ外相 ポロシェンコ前ウクライナ大統領の「反ロシア的決定」の撤回を期待/スプートニク日本ニュース.2019

その後、プーチン大統領とゼレンスキー大統領は電話会談を行った。両首脳は、今回の出来事を肯定的に評価し、今後もコンタクトを継続させることで一致した。

ロシアのラブロフ外相 ポロシェンコ前ウクライナ大統領の「反ロシア的決定」の撤回を期待/スプートニク日本ニュース.2019

ゼレンスキー氏はこの約束をプーチン大統領に直接電話をして取り付け、「勝利だ」と話している。

ウクライナとロシアが停戦合意 ウクライナ東部の紛争で/BBCニュース.2019
4カ国首脳会談に向けての環境整備

 両国に仲介役のフランス、ドイツを加えた4カ国首脳会談が今月中に開かれる予定で、捕虜交換は会談への環境整備の狙いもありそうだ。

ロシアとウクライナが捕虜交換/REUTERS.2019

釈放は、両国双方の利害関係によるとみえる。ロシアはクリミア半島併合にともなう国際社会の経済制裁の解除を望んでいる。先月、フランスで開かれた主要7ヵ国首脳会議(G7サミット)で、欧米首脳は、「ウクライナとの対立を解消すれば、ロシアのG8復帰を考慮する」と明らかにした。3月に政権に就いたウクライナのゼレンスキー大統領も、コメディアン出身の政治新人である自身の脆弱な立場を強化するために対等交換を断行したと見られている。クリミア半島併合後、悪化の一途を辿っているウクライナの経済を蘇らせるには、ロシアとの協力が切実なためだ。

ロシアとウクライナが拘束者を交換、「雪解けムード」/東亜日報.2019

ベラルーシの首都ミンスクで三者コンタクトグループ会合が開催

ТСН/YouTube

10 月 1 日ミンスクにて三者コンタクトグループ会合が 開催された。

ベラルーシ公開情報取りまとめ(10月1日~10月7日)(p.4)/在ベラルーシ大使館.2019
4カ国首脳会議がパリで開催する見通し

ウクライナ東部で続く同国政府軍と親ロシア派武装勢力の紛争で双方の代表らが1日、ベラルーシの首都ミンスクで会合を開き、兵力の引き離しによる停戦と、親ロ派の占領地域に「特別な地位」を付与することで基本合意した。これを受け、和平の実現に向けた具体策を話し合うウクライナとロシア、仏独の4カ国首脳会議が10月中にもパリで開かれる見通しとなった。

ウクライナ東部紛争、停戦で合意 4カ国首脳会議開催へ/日本経済新聞.2019
ウクライナ側が「シュタインマイヤー・フォーマット」ウクライナ側が修正案を承認

ミンスクでの交渉でウクライナ側は「シュタインマイヤー・フォーマット」の修正案を承認した。ロシア側はこの合意のない状態では、プーチン大統領が「ノルマンディ-4者」の形式でウクライナのゼレンスキー大統領と顔を合わせることは不可能との見方を示してきた。

ウクライナが「シュタインマイヤー・フォーマット」を承認 これは何を示すのか/スプートニク日本ニュース.2019

「シュタインマイヤー・フォーマット」とは独元外相で現在、独連邦大統領のフランク=ヴァルター・シュタインマイアー氏がミンスク合意の実現順序について行った提案で、特にドンバスの特別地位の導入および恩赦、キエフ当局の支配の及ばぬ領域における選挙の実施をどうするかが記されている。提案自体は2015年10月、「ノルマンディー4者」の代表らの集まる席で行われていた。

ウクライナが「シュタインマイヤー・フォーマット」を承認 これは何を示すのか/スプートニク日本ニュース.2019
ゼレンスキー大統領が記者会見「シュタインマイヤー・フォーミュラ」のテキストに合意を発表
Радіо Свобода/YouTube

10月1日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領が、記者会見にて、ウクライナは「シュタインマイヤー・フォーミュラ」のテキストに同意するとの返答をマーティン・サイディックTCG・OSCE特別代表に伝えたと発表した。

シュタインマイヤー本人、自身の「フォーミュラ」への批判にコメント/ウクルインフォルム通信.2019
クリムキン前外相がフェイスブックで苦言

1日のミンスクでの三者コンタクト・グループ(TCG)会合(編集注:ウクライナ・ロシア・欧州安全保障協力機構(OSCE)の3者に加え、武装集団代表者が出席する会合)にて、ウクライナが同意を表明した「シュタインマイヤー・フォーミュラ」につき、クリムキン前外相が自身のフェイスブック・アカウントにてコメントした。

クリムキン前外相、ウクライナの「シュタインマイヤー・フォーミュラ」への同意にコメント/ウクルインフォルム通信.2019

クリムキン氏は、「シュタインマイヤー・フォーミュラに同意がなされた。予想通りだ。つまり、ロシアにとっての『ノルマンディ』会合(編集注:独仏宇露4国首脳会合のこと)開催の条件が履行されたことになる。これも予想通りだ。(同意された)文書を私たちは目にしてない。しかし、どうやら、選挙は全体として自由で公正なものとなるべきだということらしい。つまり、ロシアは、選挙を不自由で不公正なものとしてくるだろう。選挙とは全く異なるものにしてくるだろう」と書き込んだ。

クリムキン前外相、ウクライナの「シュタインマイヤー・フォーミュラ」への同意にコメント/ウクルインフォルム通信.2019

クリムキン氏は、その上で、自由で公正な選挙とは、単にロシア軍やロシアの兵器が被占領下ドンバスに不在というだけではできないと強調した。同氏は、「他に必要なのは、完全な武装解除、治安の確保だ。そこで問題となるのは、(武装解除・治安解除を)誰が、どのように、いつやるのか、だ。また、それ(自由で公正な選挙のために必要なの)は、被占領下ドンバスとウクライナ・ロシア間国境の全ての地点における治安を、私たちと/か国際社会が完全にコントロールすることだ。また、ウクライナの全てのマスメディアと政党の完全な形での参画だ。また、一時的国内避難民の選挙参加だ。また、ウクライナの中央選挙管理委員会による、あるいは国際管理機構と共同での、選挙運営だ。また、ウクライナの裁判、それ以外のあらゆるものを機能させることだ。これらの全ての問題への対応が、明確かつ一義的に行われねばならない。そうでなければ、その選挙の合法性は、決して認められることはない」と説明した。

クリムキン前外相、ウクライナの「シュタインマイヤー・フォーミュラ」への同意にコメント/ウクルインフォルム通信.2019

また、2日、クチマTCGウクライナ代表の広報官であるダルカ・オリフェル氏が、ウクライナが同意することを表明した、いわゆる「シュタインマイヤー・フォーミュラ」のテキストの含まれる書簡を公開している。

シュタインマイヤー本人、自身の「フォーミュラ」への批判にコメント/ウクルインフォルム通信.2019
「シュタインマイヤー・フォーミュラ」の反対する抗議デモ「降服反対」開催
Радіо Свобода Україна/YouTube

2日夜、キーウ(キエフ)市内独立広場と大統領府前にて、ウクライナによるいわゆる「シュタインマイヤー・フォーミュラ」への署名に反対する抗議集会「降服反対」が開催された。

「降服反対!」キーウ独立広場や大統領府前にて「シュタインマイヤー・フォーミュラ」反対集会/ウクルインフォルム通信.2019

独立広場の集会は、午後7時に開始。およそ1000人の参加者たちは、「降服反対」、「シュタインマイヤーの計画に反対」、「プーチンの計画に反対」、「軍の後退に反対」などと叫んだ。独立広場に警察の姿はなかった。

「降服反対!」キーウ独立広場や大統領府前にて「シュタインマイヤー・フォーミュラ」反対集会/ウクルインフォルム通信.2019

集会にて演説をした欧州連帯党のソフィヤ・フェディーナ最高会議議員は、ゼレンシキー大統領、プリスタイコ外相、ホムチャーク参謀総長は、「シュタインマイヤー・フォーミュラ」署名に関する社会の質問に返答するよう求めた最高会議議員たちの要求を無視したと強調した。

「降服反対!」キーウ独立広場や大統領府前にて「シュタインマイヤー・フォーミュラ」反対集会/ウクルインフォルム通信.2019

反テロ作戦元参加者の一人は、「自国領にてウクライナ軍に撤退させることは認めない」、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の「犯罪者との和解は認めない」と主張した。

「降服反対!」キーウ独立広場や大統領府前にて「シュタインマイヤー・フォーミュラ」反対集会/ウクルインフォルム通信.2019

集会参加者たちは、政権に対して複数の要求を提示した。その要求とは、「ウクライナの主権を制限したり、一般法の効力を個別地域で制限するような特別法制度の導入の禁止」、「違法武装集団構成員で、ウクライナ領土で重罪を犯した人物への恩赦禁止」、「違法武装集団構成員・同集団協力者の国家機関への選出禁止」、「地方自治体運営権限の違法武装集団・外国軍・認定されていない戦闘員への自発的譲渡の禁止」、「ウクライナ領内での非国家・地方武装勢力の創設・存在の禁止」、「ウクライナのコントロール下にない領域でのあらゆる選挙の承認の禁止」であった。

「降服反対!」キーウ独立広場や大統領府前にて「シュタインマイヤー・フォーミュラ」反対集会/ウクルインフォルム通信.2019

その後、集会参加者たちは大統領府前へ移動し、抗議を継続。前述の要求を発表した後、解散した。

「降服反対!」キーウ独立広場や大統領府前にて「シュタインマイヤー・フォーミュラ」反対集会/ウクルインフォルム通信.2019
ゼレンスキーが市民に平静を呼びかける「「シュタインマイヤー・フォーミュラとは」

ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領(41)は3日、市民に平静を呼び掛けた。

ウクライナ和平へ基本合意、東部への「特別な地位」付与に抗議デモ/AFPBB News.2019

3日、ゼレンシキー大統領は、ウクライナ国民に対して、ドンバス地方紛争の解決に関する政権の最近の行動、特に、「シュタインマイヤー・フォーミュラ」とは何かにつき説明をする呼びかけ動画を公開した。

シュタインマイヤー本人、自身の「フォーミュラ」への批判にコメント/ウクルインフォルム通信.2019

大統領は、ウクライナ国民に向け、「もしかしたら、これから、誰かをひどく悲しませるかもしれない。しかし、『裏切り』なるもの(編集注シュタインマイヤー・フォーミュラ:シュタインマイヤー・フォーミュラのこと)はなくならない。どうしてか説明する。だから、よく聞いてほしい」と述べた。

ゼレンシキー大統領、国民へ呼びかけ 「ウクライナは決して明け渡さない」/ウクルインフォルム通信.2019
停戦と領土奪還への協議は「ノルマンディ・フォーマット」のみで議論できる

大統領は、戦争の終結とウクライナの全領土の奪還は、現時点でノルマンディ・フォーマット(編集注:ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシア4国の協議フォーマット)の首脳レベルにおいてのみ議論しうるものだと述べた。

ゼレンシキー大統領、国民へ呼びかけ 「ウクライナは決して明け渡さない」/ウクルインフォルム通信.2019
だが「シュタインマイヤー・フォーミュラ」のせいで開催できなかった

大統領は、そのような会談は、「シュタインマイヤー・フォーミュラ」という障害があったから、開催することができなかったのだと強調した、同時に、大統領は、この「フォーミュラ」が過去数週間人々への「脅かし」に用いられてきたと指摘した。

ゼレンシキー大統領、国民へ呼びかけ 「ウクライナは決して明け渡さない」/ウクルインフォルム通信.2019
フォーミュラの内容はクリミアは併合やドンパス地方を明け渡すというものではない

大統領は、「シュタインマイヤー・フォーミュラ」は、クリミア併合を認めるものでも、ドンバス地方を明け渡すものでもなく、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の地方選挙が「明日、機関銃の銃口を突きつけられる中で」行われるわけでもないと強調した。

ゼレンシキー大統領、国民へ呼びかけ 「ウクライナは決して明け渡さない」/ウクルインフォルム通信.2019
ドンバス地方の特別な自治権のが与えられる場合その発効がいつなのか

そして、大統領は、「このフォーミュラは、いわゆるドンバス特別地位法が発効するのはいつかという、そのたった一つのことを述べているだけなのだ。

ゼレンシキー大統領、国民へ呼びかけ 「ウクライナは決して明け渡さない」/ウクルインフォルム通信.2019
それはウクライナ憲法・法律に沿った地方選の後、さらにその選挙がが国際的な民主的基準にのっとっていた場合に限る

その発効は、その地でウクライナ憲法とウクライナ国内法にのっとり地方選挙が行われた後であり、欧州安全保障協力機構(OSCE)による、その選挙が国際的な民主的基準にのっとっていたかについての報告書が発行された後である。ミンスクで、正にそのことにウクライナは同意したのだ」と強調した。

ゼレンシキー大統領、国民へ呼びかけ 「ウクライナは決して明け渡さない」/ウクルインフォルム通信.2019
説明も……さらに抗議デモは続いた……。そこには前大統領ポロシェンコの姿
НАШ/YouTube

【10月7日 AFP】ウクライナ東部の親ロシア派実効支配地域に、より広範な自治権を認める「特別な地位」を付与することで合意した同国とロシアの和平案をめぐり、首都キエフで6日、約1万人が抗議デモを行った。デモには、ペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)前大統領も参加した。

ウクライナ和平合意に抗議、首都で約1万人 ポロシェンコ前大統領も参加/AFPBB News.2019

(前略)キエフの象徴である独立広場(Independence Square)、通称「マイダン(Maidan)」に集まった人々は「降伏反対!」とスローガンを叫んだり、ゼレンスキー大統領に批判的なプラカードを掲げたりした。

ウクライナ和平合意に抗議、首都で約1万人 ポロシェンコ前大統領も参加/AFPBB News.2019

 ポロシェンコ氏のツイッター(Twitter)投稿によると、デモはキエフだけでなく、国内20都市以上で実施された。警察の推計によるキエフでのデモの参加者は約1万人。他の都市でのデモはより小規模だったという。また、民族主義団体や極右勢力もいくつか参加した。

ウクライナ和平合意に抗議、首都で約1万人 ポロシェンコ前大統領も参加/AFPBB News.2019
さらに大規模な抗議デモが実施
Радіо Свобода Україна/YouTube

 【キエフ(ウクライナ)】ウクライナ全土で14日、ロシアとの対立解消を目指すウォロデミル・ゼレンスキー大統領の計画に反対する大規模な抗議デモが行われた。ゼレンスキー氏は新ロシア派が支配する東部地域について、軍部隊を撤収させ、選挙を実施する方針を示している。

ウクライナで抗議デモ、ロシアとの和平計画めぐり/ウォール・ストリート・ジャーナル.2019

デモ参加者らは、政治経験が未熟なゼレンスキー大統領が、同国の領土を奪おうとしてるロシアのプーチン大統領に出し抜かれるのではないかと懸念している。ウクライナ東部ドンバス地方での5年間にわたる紛争でこれまでに約1万3000人が死亡している。

ウクライナで抗議デモ、ロシアとの和平計画めぐり/ウォール・ストリート・ジャーナル.2019

 ウクライナ国家警備隊アゾフ連隊の隊員は「プーチンはウクライナをだましてウクライナを征服しようとしていると思う」とし、「ゼレンスキー大統領にはもっと軍を信用し、軍にはこの国を守る能力があると信じてほしい」と語った。

ウクライナで抗議デモ、ロシアとの和平計画めぐり/ウォール・ストリート・ジャーナル.2019

ゼレンスキーが天皇陛下即位礼正殿の儀に合わせ来日!!安倍首相と会談で北方領土に明言

in time Ukraine/YouTube

2019年10月21日、天皇陛下即位礼正殿の儀に合わせ来日したゼレンスキー・ウクライナ大統領と日本の安倍首相の会談が実現しました。

 訪日中のゼレンスキー・ウクライナ大統領が安倍首相と会談!! 柴田裕史/オルタナティブ・ブログ – ITmedia.2019

ウクライナ大統領としては前ポロシェンコ大統領が2016年4月に来日して以来の約3年半ぶりの来日、新大統領に就任後は初来日になりました。

 訪日中のゼレンスキー・ウクライナ大統領が安倍首相と会談!! 柴田裕史/オルタナティブ・ブログ – ITmedia.2019

日本の外務省によると、安倍首相はゼレンスキー大統領の訪日を歓迎した上で、「大統領との初会談をうれしく思う。大統領が国民から大きな期待を受けて東部情勢の改善や国内改革に取り組んでいることを評価する。日本はウクライナに対する最大規模の援助国の1つで、ウクライナ政府の改革努力を引き続き支援していく」と述べ、日本からウクライナにIT分野の調査団を派遣する予定だと伝えた(後略)

日・ウクライナ首脳会談、安倍首相が日本のIT調査団派遣に言及/ジェトロ(日本貿易振興機構).2019

ウクライナ大統領府によると、両首脳はウクライナにおけるインフラ整備への日本の投資について議論。ゼレンスキー大統領は「2014年以降18億ドルに達し、特に、ボルトニッチ下水処理場改修のための約10億ドルの円借款に感謝している。改修作業は来年初めに開始されることを期待している」と発言し、日本の支援を受けて進んでいるインフラ改修プロジェクトの継続への期待を強調した。

日・ウクライナ首脳会談、安倍首相が日本のIT調査団派遣に言及/ジェトロ(日本貿易振興機構).2019

なお、ゼレンスキー大統領は即位礼正殿の儀に際して、訪日したカザフスタンのナザルバエフ元大統領、ブラジルのボルソナーロ大統領、ドイツのシュタインマイヤー大統領ら各国首脳とも会談を行っている。

日・ウクライナ首脳会談、安倍首相が日本のIT調査団派遣に言及/ジェトロ(日本貿易振興機構).2019
来日前には日本の北方領土問題について提言

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「(Q.日本は領土問題についてロシアにどう対処すべきか?)安倍総理と議論したい。どんな質問にも答える。もし、私の答えが総理の助けになれば大変、幸せだ」

領土問題は日本と「同じ悲劇」 ウクライナ大統領/テレ朝news.2019

 ゼレンスキー大統領は10日にウクライナの首都キエフでANNのインタビューに応じ、北方領土問題を抱える日本と、ロシアによってクリミア半島を併合されたウクライナは「同じ悲劇を抱えている」との見方を示しました。そのうえで、天皇陛下の「即位の礼」に参列するため日本を訪問する今月後半に安倍総理と会談し、日本とウクライナが抱えるロシアとの領土問題について意見を交わす考えを示しました。

領土問題は日本と「同じ悲劇」 ウクライナ大統領/テレ朝news.2019
「天皇陛下即位礼正殿の儀」とは
TBS NEWS DIG Powered by JNN/YouTube

5月1日、天皇陛下が御即位になり、「平成」から「令和」へと改元されました。御退位に伴う皇位継承は、約200年ぶりです。

外交青書 2020 | 平成から令和へ 即位の礼/外務省

30年ぶりの皇位継承の中でも重要な儀式で、そのハイライトとなる「即位礼正殿の儀」は平安絵巻そのままに繰り広げられ、200近い外国の元首や祝賀使節も参列する。

即位の礼:「賢所大前の儀」に始まり「正殿の儀」「饗宴の儀」-パレードは11月10日/nippon.com.2019

10月22日に行われた即位礼正殿の儀には、国内のみならず、外国からも賓客が招待されました。平成の皇位継承の際には、160か国・機関から元首・祝賀使節夫妻などが参列しましたが、今回は、191か国・機関などからの参列がありました。外国からの賓客は、同儀式のほか、饗宴(きょうえん)の儀や内閣総理大臣夫妻主催晩餐(ばんさん)会に出席しました。

外交青書 2020 | 平成から令和へ 即位の礼/外務省

各国から国王や大統領などが数多く来日し、皇室と世界のつながりが海外に広く紹介される機会ともなりました。

外交青書 2020 | 平成から令和へ 即位の礼/外務省
「饗宴の儀」の前に天皇皇后両陛下ゼレンスキー大統領が握手
in time Ukraine/YouTube

2019年10月22日夜。即位の礼の祝宴「饗宴の儀」を前に、天皇皇后両陛下がウクライナのゼレンスキー大統領夫妻をにこやかに迎えられている場面です。天皇陛下が大統領と握手をされ、皇后雅子さまもにこやかに応じられています。

【皇室コラム】天皇陛下とウクライナのゼレンスキー大統領/日テレNEWS.2022

「饗宴の儀」には164の国や地域、国際機関の代表ら約250人が出席しました。ゼレンスキー大統領は夫人と共に両陛下への挨拶を終えると、賓客の流れに沿って「即位礼正殿の儀」が行われた「松の間」で「高御座(たかみくら)」を見学し、「かすご鯛の姿焼き」「茶碗蒸し」などが並んだ色鮮やかな日本料理を楽しみました。

【皇室コラム】天皇陛下とウクライナのゼレンスキー大統領/日テレNEWS.2022

和平に向けて……ウクライナ軍と親ロシア派勢力が撤退

euronews/YouTube

【10月30日 AFP】ウクライナ政府軍と親ロシア分離独立派は29日、双方が同国東部ルガンスク(Lugansk)州の要衝ゾロテ(Zolote)から撤退を始めたと明らかにした。

ウクライナ政府軍と独立派、東部要衝から撤退開始 ロとの首脳会談へ前進/AFPBB News.2019

 ウクライナ東部の情勢をめぐっては、同国のウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と分離独立派を支援するロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領との間で、仏独首脳の仲介による重要な会談が予定されており、撤退はその実施条件となっている。

ウクライナ政府軍と独立派、東部要衝から撤退開始 ロとの首脳会談へ前進/AFPBB News.2019
撤退反対の抗議デモが発生した

 ウクライナでは撤退を含むゼレンスキー氏の和平案に対し、退役軍人や民族主義者を中心に多くの人が強く反発。大統領府周辺ではそうした主張に呼応した国民300人が撤退反対のデモを行い、「降伏反対!」と声を上げた。

ウクライナ政府軍と独立派、東部要衝から撤退開始 ロとの首脳会談へ前進/AFPBB News.2019

 さらに、さまざまな民族主義団体が政府軍の撤退を妨げようとゾロテに私兵を派遣。対応を迫られたゼレンスキー氏は先週、自らゾロテを訪れ、和平プロセスの妨害をやめるよう反対派を説得していた。

ウクライナ政府軍と独立派、東部要衝から撤退開始 ロとの首脳会談へ前進/AFPBB News.2019
撤退ににむけての最終段階を迎える……地雷を除去
VOA News/YouTube

【11月10日 AFP】紛争が続いているウクライナ東部で9日、同国政府軍と親ロシア派武装勢力の撤退が最終段階を迎えた。

ウクライナ東部からの撤収が最終段階、パリでの首脳会談の実現近づく/AFPBB News.2019

 ウクライナ政府軍の幹部は、親ロシア派が支配するドネツク(Donetsk)州ペトリフスケ(Petrivske)地区と、ウクライナ政府軍の支配下にあるボグダニフカ(Bogdanivka)地区の村々で「兵力撤退と兵器撤収が開始された」と語った。撤退は3日で完了し、その後25日にわたって地雷の撤去などが行われるという。

ウクライナ東部からの撤収が最終段階、パリでの首脳会談の実現近づく/AFPBB News.2019
両軍の撤退が完了

ウクライナ軍によると、東部ドネツク州のペトロフスクでは11日、政府軍と親露派が前線から兵力と兵器の撤退を完了した。東部ルガンスク州の2地区でも今夏から今月初旬にかけて、軍と親露派が共に前線から兵力の撤退を終えている。

ウクライナ政府軍と親露派 東部で部隊の相互撤退進む 年内にもロシアと首脳会談/毎日新聞.2019

 ウクライナ情勢が好転したことを受け、プーチン露大統領は11日、メルケル独首相と電話協議した。タス通信などによると、ウシャコフ露大統領補佐官は同日、ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの首脳が早ければ、年末までに会談する可能性に言及した。

ウクライナ政府軍と親露派 東部で部隊の相互撤退進む 年内にもロシアと首脳会談/毎日新聞.2019
欧州安保協力機構が撤退を確認

政府軍と親ロシア派武装勢力が戦闘を続けるウクライナ東部の紛争で、停戦監視に当たる欧州安保協力機構(OSCE)は12日、政府軍と親ロ派の双方が10月に合意したドネツク州での兵力引き離しを完了したと確認した。タス通信が伝えた。これを受け、ウクライナと独仏ロシアは和平への具体策を話し合う4カ国首脳会議の早期開催へ調整を急ぐ。

ウクライナ東部、兵力引き離し完了 独仏ロと会談へ調整急ぐ/日本経済新聞.2019

10月に兵力の引き離しで合意したのは、東部のルハンスク州とドネツク州で親ロ派と政府軍が対峙する2つの地区。すでに撤収作業を終えたルハンスク州に続いて、ドネツク州の地区でも12日までに兵力の引き離しを完了した。親ロ派を支援するロシアは、2地区での兵力の引き離しを4カ国首脳会議開催の条件としていた。

ウクライナ東部、兵力引き離し完了 独仏ロと会談へ調整急ぐ/日本経済新聞.2019

フランスが12月9日に停戦へむけてパリで会談を実施することを発表

【11月16日 AFP】フランス大統領府は15日、ロシアのウラジーミル・プーチン( )、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)両大統領が12月9日にパリで会談すると発表した。仏独の首脳も加わり、2014年からウクライナ東部で続く政府軍と親ロシア派分離独立勢力の紛争の終結を目指す。

ウクライナ情勢めぐる4か国首脳会談、パリで来月9日実施へ/AFPBB News.2019

 ウクライナ大統領府も9日に4者会談が行われることを認め、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領からゼレンスキー大統領に電話があったと明らかにした。

ウクライナ情勢めぐる4か国首脳会談、パリで来月9日実施へ/AFPBB News.2019

 これまでの交渉では、政府軍と分離独立派の双方による複数の要衝からの撤兵が実現。さらに、ウクライナ、ロシア、分離独立派の各交渉担当者が、ウクライナ憲法に従い自由・公正な選挙を行うことを条件に、同派支配地域に特別な地位を与える内容のロードマップで一致している。

ウクライナ情勢めぐる4か国首脳会談、パリで来月9日実施へ/AFPBB News.2019

『ウクライナ海軍艦船拿捕事件』でロシアに拿捕されていた艦船が返還される 11/18

DW News/YouTube

ウクライナ政府などはこれに先立ち、ゼレンスキー大統領とプーチン露大統領による初の直接会談が12月9日にパリで実施されると発表しており、艦艇返還は会談に向けた地ならしとみられる。会談ではウクライナ東部で続く同国軍と親露派武装勢力の紛争終結に向けた進展が見られるかが最大の焦点となる。

露、ウクライナに艦艇返還 来月9日に初首脳会談 東部紛争終結へ進展あるか/iza(イザ!).2019
ゼレンスキーがマクロンと電話会談

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、5日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と電話会談を実施した。

ゼレンシキー大統領、マクロン仏大統領と電話会談実施/ウクルインフォルム通信.2019

発表には、「両首脳は、12月9日のノルマンディ・フォーマット会合を前に、立場の調整を行った」と書かれている。

ゼレンシキー大統領、マクロン仏大統領と電話会談実施/ウクルインフォルム通信.2019

なお、ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアの4国が参加するノルマンディ首脳会談は、12月9日にパリで開催される予定。同会談は、ゼレンシキー大統領とロシア連邦のプーチン大統領が最初に面会する場となる。

ゼレンシキー大統領、マクロン仏大統領と電話会談実施/ウクルインフォルム通信.2019
「降伏にはノー」停戦にむけての協議が開催される前日に抗議デモ

【12月9日 AFP】ウクライナの首都キエフで8日、約5000人が集まり、9日にロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領との首脳会談に臨む同国のウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領に対し、プーチン氏の圧力に屈しないようデモを行った。両者は首脳会談でウクライナ東部の紛争を協議する見通し。

ウクライナでロシアの圧力に反対するデモ 首脳会談控え/AFPBB News.2019

 ゼレンスキー氏の政敵らが主導したデモでは、参加者らが「降伏にはノー」「モスクワから離れよ」「ロシアのガスはわれわれの首を絞める縄」などと書かれたプラカードを掲げた。

ウクライナでロシアの圧力に反対するデモ 首脳会談控え/AFPBB News.2019
前大統領ポロシェンコの姿「プーチンを信用するな」

 デモ実施を呼び掛けた一人が、ゼレンスキー氏の前任のペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)前大統領だ。ポロシェンコ氏はデモ参加者に、「われわれの立場は極めて明白だ…ウクライナに対しあらゆる悪事を働いたプーチンを信用するな」と訴えた。

ウクライナでロシアの圧力に反対するデモ 首脳会談/AFPBB News.2019
女性権利団体「FAMEN」がパリで抗議

女性権利団体「FEMEN」の活動家が、9日、独仏宇露4国のノルマンディ首脳会談が開催されるパリにて、ロシアの展開する対ウクライナ戦争を止めるよう要求する抗議を行った。

「プーチンの戦争を止めろ!」 FEMEN活動家、パリで抗議/ウクルインフォルム通信.2019

上半身裸で現れた2名のFEMEN活動家は、4国首脳会談開催場所であるエリゼ宮殿の前にある柵を飛び越え、「プーチンの戦争を止めろ!(Stop Putin’s war!)」と叫んだ。

「プーチンの戦争を止めろ!」 FEMEN活動家、パリで抗議/ウクルインフォルム通信.2019

なお、その際、周りでは、数百人の記者たちが首脳会談会場へ入るための認証カードを受け取るために行列ができていた。

「プーチンの戦争を止めろ!」 FEMEN活動家、パリで抗議/ウクルインフォルム通信.2019

『ノルマンディ4国協議』がパリで実施!プーチンとゼレンスキーが初の対面での協議

VOA News/YouTube

プーチン氏との対話で東部紛争を解決するとしてきたゼレンスキー氏は12月9日、独仏首脳を交えてプーチン氏と初めて向き合う。

公約実現遠く支持率陰り 元喜劇俳優のウクライナ大統領就任半年/産経ニュース.2019

 両国の首脳会談は、パリのエリゼ宮(Elysee Palace、大統領府)で、仏独首脳を含めた4者会談の後に行われた。ウクライナ問題でこの4か国の首脳が会談したのは4年ぶり。

ロシア・ウクライナ首脳会談、緊張緩和に一定の成果 首脳間で評価分かれる/AFPBB News.2019
ノルマンディー方式で始まった会議は深夜まで続いた
VOA News/YouTube

会談はマクロン仏大統領とメルケル独首相が仲介者として立ち会うノルマンディー方式で行われた。プーチン、ゼレンスキー両氏はアイコンタクトを避け、握手も行わないなど冷めた雰囲気が漂った。

ウクライナ東部紛争巡る4国会談、年内の完全停戦と捕虜交換で合意/REUTERS.2019

 同日夕に始まった会談は深夜まで及んだ。

ウクライナ東部、年内に完全停戦 首脳会談で合意、親露派地域の扱いは解消できず/産経ニュース.2019
共同記者会見「ミンスク合意」の履行
Élysée/YouTube

 ロシア政府は、プーチン大統領が「好感が持てる」「誠実だ」と評価しているゼレンスキー大統領と協力する用意があるというシグナルを出していた。しかし、深夜に開かれた共同記者会見で、マクロン仏大統領とアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相を挟んだ両端の席に座ったロシアとウクライナの両大統領の間に温かい交流の兆しは見られなかった。

ロシア・ウクライナ首脳会談、緊張緩和に一定の成果 首脳間で評価分かれる/AFPBB News.2019

それでもなお、共同声明には捕虜の交換やドンバスでの停戦に関する2015年の「ミンスク合意」の履行徹底、停戦監視団の権限拡大を明記。「あらゆる停戦支援措置の実行を支えに、年内の完全かつ包括的な停戦実施を約束する」と表明した。

ウクライナ東部紛争巡る4国会談、年内の完全停戦と捕虜交換で合意/REUTERS.2019

 会見でマクロン仏大統領は「今日、多くのことが達成された」と評価。プーチン氏も「事態は正しい方向に進んでいる」とした。

ウクライナ東部、年内に完全停戦 首脳会談で合意、親露派地域の扱いは解消できず/産経ニュース.2019
年末までは完全に戦闘停止、捕虜などを交換

(前略)今年末までに停戦を完全実施し、双方の捕虜・拘束者を交換することで合意した。また来年3月末までに紛争地域の兵力引き離しを完了させることでも一致した。

ウクライナ和平、完全停戦で合意/西日本新聞me.2019

ただ、停戦後のウクライナ東部の扱いについては対立が解消しなかった。

ウクライナ 年内に“停戦完全履行”で一致/日テレNEWS.2019
ミンスク合意の「東部地域への自治権付与」にあたってウクライナとロシアでズレ

 「ミンスク合意」のもう一本の柱である、親ロ派支配地域での選挙や自治権付与については合意できなかった。選挙の前に、ロシアとの国境管理をウクライナ政府に戻すべきだとゼレンスキー氏が主張したが、プーチン氏が反対した。

(社説)ウクライナ 確かな停戦の実現を/朝日新聞デジタル.2019

 ゼレンスキー氏は会見で「ウクライナは領土を譲らず、連邦化もしない」と強調。国境管理権の回復をめぐる問題も「この日は解決できなかった」と明らかにした。プーチン氏も「ミンスク合意の一部には解釈の違いがある」と認めた。

ウクライナ東部、年内に完全停戦 首脳会談で合意、親露派地域の扱いは解消できず/産経ニュース.2019

 親ロ派による実効支配の追認につながる選挙の実施と自治権の付与は、ウクライナ国内で「ロシアへの降伏だ」という批判が強い。

(社説)ウクライナ 確かな停戦の実現を/朝日新聞デジタル.2019
東部の「特別な自治権」についてはさらに4カ月以内に再協議

 ロシア系住民が多い東部地域に「特別な自治権」を付与する問題では歩み寄れず、4カ月以内に4カ国首脳が再協議することになった。

ウクライナ和平、完全停戦で合意/西日本新聞me.2019

ただ、詳細は詰められておらず、マクロン氏は対立点が残っていると認めた。

ウクライナ東部紛争巡る4国会談、年内の完全停戦と捕虜交換で合意/Newsweek.2019

 ゼレンスキー大統領は、今回の協議を仲介したフランスのエマニュエル・マクロン大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相との共同記者会見で「われわれはロシアとの対話の障害を取り除いた。前向きな一歩だ。だが残念なことに全ての問題を今日解決することはできなかった」と述べた。…

ウクライナ、ロシアと東部の停戦履行で合意/ウォール・ストリート・ジャーナル.2019

ゼレンスキー氏はまた、ロシア産天然ガスのウクライナ経由の輸送継続について合意の概要がまとまったと述べた。ただ、詳細には踏み込まなかった。

ウクライナ東部紛争巡る4国会談、年内の完全停戦と捕虜交換で合意/Newsweek.2019
天然ガスパイプラインの問題も解消の見通し

さらに、ウクライナ経由で欧州に輸出されるロシア産ガスについて、供給量や通過料に関する対立があったものの、これも解消される見通しである。ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が初めて直接会談したこと自体も大きな進展と評価できる。

地球規模課題への国際協力評価2019-2020 国際的暴力紛争の 防止と対応/言論NPO.2020
後日、この合意をうけウクライナ政府と親ロシア派勢力がミンスクで和平にむけて協議!!

ウクライナ政府と同国東部の一部を占拠して対立する親ロシア派勢力は18日、和平プロセス再開で合意した今月9日のウクライナ、ロシア、フランス、ドイツによる4カ国首脳会談の結果を受け、ベラルーシの首都ミンスクで協議した。しかし、合意された拘束者の釈放や新たな兵力引き離しを具体化させることはできず、親ロシア派は「首脳会談の合意を傷つけた」とウクライナ側を批判した。

ウクライナと親ロ派協議、物別れ 和平合意具体化が難航/朝日新聞デジタル.2019

 現地からの報道によると協議はウクライナとロシア、欧州安保協力機構(OSCE)の3者協議に親ロシア派勢力の代表が加わる「コンタクトグループ」会合で行われ、深夜まで続いた。4カ国首脳会談の声明はウクライナ、親ロシア派がそれぞれ拘束する兵士、民間人の釈放の期限を年内としているが、今後の協議の予定は明らかにされていない。

ウクライナと親ロ派協議、物別れ 和平合意具体化が難航/朝日新聞デジタル.2019

ウクライナ政府と親ロシア派勢力が大規模な捕虜の交換を実施

DW News/YouTube

12月29日、ウクライナ政府軍と同国の東部を支配する親ロシア派武装勢力は、大規模な捕虜交換を行った。

ウクライナと親ロシア派、パリ合意に基づき捕虜を交換/REUTERS.2019
ゼレンスキーがTwitterで発表

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が、公式ツイッター(Twitter)アカウントで「マヨルスケ(Mayorske)の検問所で、拘束者たちを釈放するプロセスが始まった」と明らかにした。

ウクライナ東部、政府と親ロ武装勢力が捕虜交換/AFPBB News.2019

 交換対象となる捕虜の人数は不明だが、ウクライナ政府側が親ロシア派に引き渡す捕虜の中に、2014年の親欧州連合(EU)派による蜂起でデモ隊に発砲し複数の参加者を殺害した疑いのある治安部隊員数人が含まれていることから、国内では怒りの声も上がっている。

ウクライナ東部、政府と親ロ武装勢力が捕虜交換/AFPBB News.2019

 一方、親ロシア派武装勢力の拠点、東部ドネツク(Donetsk)の報道担当者ダリア・モロゾワ(Daria Morozova)氏は捕虜交換に先立ち、親ロシア派側には87人、ウクライナ政府側には55人が引き渡されると述べていた。

ウクライナ東部、政府と親ロ武装勢力が捕虜交換/AFPBB News.2019
捕虜と面会

 ウクライナ側は軍関係者12人と民間人64人を含む76人の引き渡しを受けた。ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領(41)は首都キエフ近郊のボリスピリ(Boryspil)空港で解放された捕虜らと面会した後、報道陣に対し「素晴らしい。非常にうれしい」と心境を語った

ウクライナと親ロ派捕虜交換、記者も対象 各国首脳が歓迎/AFPBB News.2019

 元捕虜を乗せた飛行機が到着すると、花や風船を持った親族らが出迎えた。家族らは喜びのあまり泣き叫びながら、元捕虜たちのもとへ駆け寄った。

ウクライナと親ロ派捕虜交換、記者も対象 各国首脳が歓迎/AFPBB News.2019

 交換対象となった捕虜の中には、米政府が出資するラジオ局「ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティー(RFE/RL)」のウクライナ支部で活動していた記者、スタニスラフ・アセーエフ(Stanislav Aseyev)氏とオレグ・ガラジュク(Oleg Galazyuk)氏も含まれていた。

ウクライナと親ロ派捕虜交換、記者も対象 各国首脳が歓迎/AFPBB News.2019

 ウクライナ政府はまた捕虜交換の一環として、2014年の親欧州連合(EU)派による蜂起の際、デモ隊に発砲し複数の参加者を殺害した疑いのある5人の機動隊員らを親ロシア派に引き渡した。これについては国民から声が上がっている。

ウクライナと親ロ派捕虜交換、記者も対象 各国首脳が歓迎/AFPBB News.2019
ノルマンディ4国協議の成果

ゼレンスキー大統領は、キエフの空港で、帰還した捕虜とその親族に面会し「新年前に帰還が実現したことは意義深い」と述べた。

ウクライナと親ロシア派、パリ合意に基づき捕虜を交換/REUTERS.2019

また、パリ合意の仲介役となった「ノルマンディー4(ウクライナ・ロシア・フランス・ドイツ)」の3カ国に対しても謝意を示した。

ウクライナと親ロシア派、パリ合意に基づき捕虜を交換/REUTERS.2019

フランスのマクロン大統領とドイツのメルケル首相は共同声明で「本日完了した捕虜交換は、長らく待たれていた人道的措置だ」とし、完全な停戦実現を呼び掛けた。

ウクライナと親ロシア派、パリ合意に基づき捕虜を交換/REUTERS.2019

 プーチン大統領とドイツのメルケル首相は今回の捕虜交換について「肯定的な評価を与えた」と、ロシア大統領府が29日、両首脳の電話会談後に明らかにした。ウクライナのプリスタイコ外相はツイッター投稿で、認定された捕虜を交換する「万人に共通の」方法が、次回の独仏ロとの「ノルマンディー方式」による4カ国会合で優先課題として協議されるだろうと指摘した。

ウクライナと親ロ派反政府勢力が捕虜交換、プーチン大統領との合意で/Bloomberg2019

問題はウクライナ東部への“特別な地位”。これをめぐってウクライナ・ロシアは対立を続けていく

 もっとも、戦闘は沈静化しつつあるものの、なお散発的な銃撃は起きている。12月18日にはウクライナとロシア、親ロ派などがミンスクで協議したが、具体的な停戦の段取りを示すには至らなかった。そのため、ロシア、ウクライナ両大統領は同31日に電話協議で、早期の停戦をめざす方針を改めて確認するなど、完全停戦には至っていない。

地球規模課題への国際協力評価2019-2020 国際的暴力紛争の 防止と対応/言論NPO.2020

ウクライナ側としてはロシアが求める連邦制は受け入れられず、ロシア側としては「特別の地位」だけでは不十分であり、双方の隔たりは大きい。そもそも、ウクライナの東部と西部は、宗教も言語も異なり、どういう制度になったとしてもウクライナ政府が難しい舵取りを迫られることは確実である。

地球規模課題への国際協力評価2019-2020 国際的暴力紛争の 防止と対応/言論NPO.2020
特別な地位を与えた場合にロシアが主権介入する可能性

東部に「特別な地位」を与えた場合、ウクライナは国内にロシアの影響力が強い地域を抱えることになり、ロシアによる主権への干渉が懸念されるためだ。

『ロシアを読む】露・ウクライナ紛争、色あせる和平ムード 大規模衝突で死者、欧米は関心低下/産経ニュース.2020

ゼレンスキー氏も「ロシアからの選挙への干渉を避けるために、選挙に先立って国境管理の回復が必要だ」とし、履行手順を変更すべきだと主張している。一方、ロシアは順序変更には一切応じない構えだ。

『ロシアを読む】露・ウクライナ紛争、色あせる和平ムード 大規模衝突で死者、欧米は関心低下/産経ニュース.2020
ロシアとウクライナは対立を続けるも、天然ガスパイプラインをめぐっては輸送契約に調印

(前略)ロシアとウクライナがどれだけ対立しても、なかなか替えが効かず、今のところ活用され続けている輸送インフラもあります。その代表格が、天然ガスパイプラインです。ロシアはウクライナ・ルートからの脱却を図ってはいるものの、2018~2019年の時点で、欧州向けガス輸出の40%以上が依然としてウクライナ領のパイプラインを経由して供給されています。

ロシアとウクライナにまたがる「世界最長の化学品パイプライン」の謎を解く/朝日新聞GLOBE+.2020

 2019年12月末、ウクライナ・ロシア両国のガス公社は天然ガス輸送契約に調印した。

着実にロシア離れ進めるウクライナ/JBpress.2020

 これにより、2009年ガス輸送・売買契約の失効~ウクライナを経由するロシア・天然ガスのヨーロッパ輸送停止が回避され、2020年からの5年間、天然ガス輸送が継続されることになる。

着実にロシア離れ進めるウクライナ/JBpress.2020

ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は先に電話会談を行い、ガス供給契約に歓迎の意を表明。またメルケル独首相も「欧州のガスの安定供給を保証する重要な兆し」と述べている。

ロシアとウクライナ、ガス供給契約で合意/NNA EUROPE.2020
ウクライナはロシアからヨーロッパへの供給手数料で70億ドル超

今回の契約では、ウクライナは欧州へのガス輸送の手数料として70億ドル超を受け取る。供給量は今年が650億立方メートルで、来年から4年間は400億立方メートル。これは従来の契約の約900億立方メートルを下回る。

ロシアとウクライナ、ガス供給契約で合意/NNA EUROPE.2020

両国は2009年に10年間にわたるガス供給契約を結んだが、2014年に起きたウクライナ危機で関係が悪化したことを受け、ロシアは料金滞納を理由にガス供給を停止した。

ロシアとウクライナ、ガス供給契約で合意/NNA EUROPE.2020

2018年にはストックホルムの国際仲裁裁判所の調停で供給再開に合意したものの、同裁判所がガスプロムに対してナフトガスへの賠償支払いを命じたため、ガスプロムはストックホルムの控訴裁判所に提訴した。しかし、昨年12月初めにガスプロムがナフトガスに29億ドルを支払う一方、ナフトガスはガスプロムに対する122億ドルの請求を取り下げている。

ロシアとウクライナ、ガス供給契約で合意/NNA EUROPE.2020
両国の関係改善にむけて発展させていくことに合意

プーチン大統領とゼレンスキー大統領は、12月31日に電話会談を行い、2020年1月1日以降も途切れずにウクライナ経由で欧州へロシアのガスを輸送するための契約の重要性を強調した。また、この結果がその他の二国間問題を解決するための好ましい環境を作ることに留意し、2020年に両国の関係を発展させていくことに合意した。

ロシア情勢(2019年12月 モスクワ事務所)/JOGMEC石油・天然ガス資源情報ウェブサイト.2020
created by Rinker
望まぬ戦争でウクライナ人は命を落とす。世界と未来のために。 ウクライナの各地で痛ましい悲劇が続いている。 ウクライナの民間人の死者は3月22日の段階で約4000人、ウクライナ軍の死者は3月上旬のデータで約1300~3000人となっている。また、ロシア軍は3月2日のロシア国防省発表で498人、3月24日のウクライナ側発表では約1万5800人と大きな乖離があるが、これもまた現在繰り広げられている情報戦のひとつなのだろう。 このように大きな被害を出しながらも、ウクライナが持ちこたえている要因は何か? 各国の志願兵による軍事支援やロシア軍の士気の低下などさまざまな理由が考えられるが、間違いなくそのひとつは、ゼレンスキーの演説がウクライナ国民を鼓舞し、各国の人々に支援を呼びかけたことにある。そして日本だけでなく他の国々に向けた演説はいかなるものだったのか、それについても知って欲しいというのが、本書を緊急発刊する理由である。紙幅と時間が許す限りの演説を、本書では収録した。(「Books」出版書誌データベースより)

この記事の続きを読む▼

【ウクライナ危機⑲】新型コロナウイルス・ ドンバス紛争・経済危機・混沌とした情勢の中でゼレンスキーの支持率が低下 『政党・国民のしもべ敗退』
“https://diggity.info/society/ukraine-19/”
この記事をシェアする▼
Previous post 【ウクライナ危機⑰】軍事支援をして欲しければバイデンのスキャンダル調査しろ……。再選を目指すトランプ大統領がゼレンスキーに要求!?『ウクライナゲート』
Next post 【ウクライナ危機⑲】新型コロナウイルス・ ドンバス紛争・経済危機・混沌とした情勢の中でゼレンスキーの支持率が低下 『政党・国民のしもべ敗退』

当サイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、GoogleやASP等のCookieが使用されています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについてはプライバシーポリシー
をご覧ください

×
X