【ウクライナ危機⑬】停戦の兆しが見えないまま戦闘が続くウクライナ東部……。和平に向けての道筋を示す『ミンスク合意』

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【ウクライナ危機⑬】停戦の兆しが見えないまま戦闘が続くウクライナ東部……。和平に向けての道筋を示す『ミンスク合意』

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【ウクライナ危機⑫】ウクライナ東部を飛行中の旅客機がミサイルで撃墜……。航空史上最悪の事件が発生『マレーシア航空17便撃墜事件』
“https://diggity.info/society/ukraine-12”

Minsk agreement

ミンスク合意

Associated Press/YouTube

 危機が始まって以来、最も外交的解決に力を入れてきたのは、フランスとドイツであった。あのクレムリンの巨大なテーブルの突端に座らされたマクロン仏大統領とショルツ首相の映像は記憶に新しい。

ウクライナ危機でドイツを激怒させたプーチン氏の選択/毎日新聞.2022

 そして彼らがなんとか外交的解決のきっかけにしようとしたのが、ノルマンディー・フォーマットと「ミンスク合意」であった。

ウクライナ危機でドイツを激怒させたプーチン氏の選択/毎日新聞.2022

ミンスク合意とは

 ミンスク合意は、2014年にウクライナの東部ドンバス地域での内戦を停戦するためにロシアとウクライナが結んだ合意した文書。

玉川徹氏 ミンスク合意破棄目指したウクライナ大統領を疑問視「露に攻め込む口実与えた」/デイリースポーツonline.2022

ミンスク合意は、①停戦に関する条項、②ウクライナ東部地域ドンバスの自治や選挙に関する条項(政治条項)、③外国部隊の撤収に関する条項(治安条項)、④ドンバス地域の崩壊した社会サービスの回復に関する条項(社会条項)が大きな柱となっている。

ロシアの軍事侵攻を回避するための最優先事項とは?/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2022
「ミンスク議定書・ミンスク覚書・ミンスク協定遂行措置」

2014年のクリミア併合後、ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの4カ国協議を通じてクリミア問題の平和的な着地を目指す「ミンスク議定書」および「ミンスク覚書」が取り交わされた。その後2015年2月に和平協定である「ミンスク協定遂行措置」が承認された。これが一般に「ミンスク合意」と呼ばれているものだ。

どうなる米露関係? 日本は米露の”かすがい”にならなければ、将来日本は二正面作戦を強いられる/The Liberty Web.2021

停戦への協議を円滑に進めるための仲介「ノルマンディー・フォーマット」「三者コンタクト・グループ」

これらの条項を協議するために、独仏露ウクライナ四か国によるノルマンディー・フォーマットがあり、その下に具体的協議のための三者コンタクト・グループが設置されている。

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ドイツ・ロシア・ウクライナ・オランダで停戦協議「ノルマンディー・フォーマット」

2014年6月6日、第2次世界大戦のヨーロッパ戦線の転機となったノルマンディー上陸作戦70周年の記念式典が行われた際、メルケル氏のイニシアチブで、当時のプーチン・ロシア大統領、ポロシェンコ・ウクライナ大統領、オランド・フランス大統領の4者で「ノルマンディー・フォーマット」と呼ばれる協議を発足させた。

ウクライナ危機でのドイツのジレンマ 三好範英(読売新聞編集委員)/公益財団法人 国家基本問題研究所.2022

同フォーマットは2014年以降、ウクライナ情勢の悪化を受け、ミンスク合意に基づいて設置された対話の場で、ロシアとウクライナの当事国にドイツとフランスが2カ国が参加して解決策を話し合う枠組みだが、2016年10月を最後に開かれていない。

ウクライナ危機への「3つの対応」/アゴラ.2022
「三者コンタクト・グループ」

三者とはロシアとウクライナ、それに停戦監視にあたっているOSCEである。これに、ドンバスの自称「共和国」であるドネツクとルガンスクの代表が参加している

ロシアの軍事侵攻を回避するための最優先事項とは?/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2022

2つのミンスク合意「ミンクス1・ミンクス2」

ミンスク合意は2回ある。まず、2014年9月に、欧州安全保障協力機構(OSCE)が支援して、ベラルーシの首都ミンスクで、ウクライナ、ロシア、ドンバス地域の未承認の「ドネツク人民共和国」、「ルガンスク人民共和国」の4者が署名したドンバス戦争の停戦合意。しかし、これが機能しなかったため、さらにドイツとフランスが仲介する形で、2015年2月に改めて署名された包括的措置がミンスク2だ。

ロシア「ウクライナ侵攻」の原因、誤算、今後の焦点/東洋経済ONLINE.2022
ミンクス1
UKRAINE TODAY/YouTube

  2014年9月に締結された「ミンスク1」は12項目から成る。欧州安保協力機構(OSCE)による停戦監視や、分離派が支配する地域への暫定的な特別地位の付与、地方選挙の実施、当事者の恩赦などが含まれている。

曖昧な「ミンスク合意」、ウクライナでロシアが譲らない理由-QuickTake/Bloomberg.2022
合意後も戦闘は続いたためミンスク2の合意へ

14年9月にミンスク和平合意(ミンスク1)が調印されましたが停戦は実現せず、15年1月に全面的な戦闘が再開されます。

究極の「トランプ・トレード」はロシアか!?/SBI証券.2016

この事態を受けて、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのポロシェンコ大統領が協議に参加して合意にこぎつけたのが、ミンスク和平合意(ミンスク2)です。

究極の「トランプ・トレード」はロシアか!?/SBI証券.2016
ミンクス2
euronews/YouTube

「ミンスク2」には、2015年末までに憲法改定を実施すること。憲法改定によって、ウクライナ政府は、「地方分権化」を進める。また、ルガンスク、ドネツクに特別な地位を与える法律を制定することなどが記されている。

ロシアがウクライナ東部2州「完全属国化」…! 日本はどう行動すべきか/現代ビジネス | 講談社.2022

この合意は13項目からなり、3つの段階が想定されている。第一段階では、停戦、武器の撤収などと共に、ドネツィク州とルハーンシク州における地方自治に向けた議論をスタートするとされている。最終の第三段階では、この二つの州の特別地位を認める法律の採択が盛り込まれており、それも視野に入れた第一段階であった。

どうなる米露関係? 日本は米露の”かすがい”にならなければ、将来日本は二正面作戦を強いられる/The Liberty Web.2021
「ウクライナにミンスク2をきちんと履行させる」

合意の内容は多岐にわたっており、非常に複雑なのでここでは割愛するが、中心となってまとめたのはメルケル前独首相であった。

ウクライナ危機でドイツを激怒させたプーチン氏の選択/毎日新聞.2022

この合意は、ロシアとウクライナだけでなく、ドイツとフランスの首脳も署名している。それで、ドイツ・ショルツ首相、フランス・マクロン大統領とプーチンの会談では、「ウクライナにミンスク2合意を履行させること」も重要なテーマになった。

ロシアがウクライナ東部2州「完全属国化」…! 日本はどう行動すべきか/現代ビジネス | 講談社.2022

ミンスク合意はウクライナにとっては不利すぎた……。

ミンスク合意は13項目から構成されているが、ロシアの意向が強く反映された項目もあり、特に「特別な地位」の付与が争点となっている。ウクライナ側はロシアによる実効支配につながるなどと警戒し、ロシアはウクライナが訴える項目の修正を拒否してきた。

「ミンスク合意」とは?ウクライナ東部めぐる停戦プロセス。3つのポイントで【解説】/HUFFPOST.2022
2019年に当選したゼレンスキー大統領はミンスク合意の修正を迫る

2019年4月に大統領に当選したゼレンスキー大統領は、その就任演説において、東部地方の紛争解決に優先的に取り組むことを表明した。

欧州各国憲法及び国民投票制度調査議員団 報告書(p.141)/衆議院2020

具体的にゼレンスキー氏が目指すのは、東部紛争終結への手順を定めた2015年の国際合意で、ウクライナ側に不利とされる協定「ミンスク2」の修正をロシアに認めさせることだ。

【ロシアを読む】対話から対露対決に舵 ウクライナ大統領就任2年/産経ニュース.2021
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国際社会というのは厳しいもので、 おとなしい平和国家であっても、凶暴な他国から攻撃されることがあります。 ここまで似た状況にあるウクライナと日本は、同じ結末にたどり着く危険性が十分にあると思います。 ウクライナに対して用いられたロシアの共産主義的手法は、今、中国によって日本に対して用いられています。 その最も顕著な例が沖縄と尖閣諸島です。 沖縄は第二のクリミアになりかねません。 (「はじめに」より)

Eace decided…? The path of the Minsk Protocol

和平に向けて……ミンスク合意までの道筋

CGTN America/YouTube

 6月にウクライナ大統領に就任したペトロ・ポロシェンコは東部ウクライナでの戦闘に、当初から強気で攻勢を仕掛け、8月に入ってからは、政府軍がかなりの領域を奪還し、親露派を追い詰めているかに見えた。

ウクライナ 停戦成立でも真の和平は遠く 日本は更なるジレンマへ/WEDGE Infinity.2014

 しかし、8月22日に、ロシア正規軍が国境を越えてウクライナ軍へ大規模な攻撃をかけた。圧倒的な戦力差のため、ウクライナ軍は敗れて、戦局は逆転した。そして、一時的に解放された領土の多くは再びロシアに占領された。

緊迫するウクライナ情勢に関する日本人の四つの誤解(後編)/日刊SPA!PLUS.2018

 ロシア正規軍の参戦とウクライナ軍の敗北を受けて、ウクライナ政府は和平交渉に参加せざるを得なかった。本来、ウクライナ領内のことだから何の和平交渉もいらない。国内から敵勢力を追い出すことは当然の権利であるからだ。

緊迫するウクライナ情勢に関する日本人の四つの誤解(後編)/日刊SPA!PLUS.2018

ウクライナがこれを呑んだのは政府軍が各地で分離派民兵等により寸断、包囲されて2000人以上の捕虜を取られており、さらに大量投降が起きかねない状況にあったこと、ウクライナ国庫はほぼカラで戦費が続かないこと、ロシアからの天然ガス供給は6月16日以降代金未納を理由に停止され、冬を前に妥協を迫られていること、によると考えられる。

「ウクライナ停戦」と「シリア領内空爆決定」が示す「敵の敵は味方」戦略の複雑怪奇/ダイヤモンド・オンライン.2014

制裁されれば報復措置!経済制裁の応酬

 「西側」がロシアを制裁したのは、この3月にロシアがクリミア併合を宣言したことを端緒とします。その後ロシアが東ウクライナに義勇兵を送り込み、都市の占拠を続けたこと、また7月のマレーシア航空撃墜にロシア義勇兵がからんでいる可能性が強いことにより、対ロ制裁は数次にわたって強化されました。その内容は当初、ロシア政府・財界要人の入国禁止、及び彼らの在外資産の凍結が主でしたが、7月に米国が発表した追加制裁にはロシアのエネルギー関連案件及び大銀行への融資の禁止、エネルギー開発関連技術の供与の禁止、またEUが発表した追加制裁にはロシアでの投資案件に対する融資の禁止が含まれました。

<ウクライナ情勢> 欧米のロシアへの経済制裁はどんな影響があるの?/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2014

こうした欧米諸国の制裁強化に対する報復措置として、ロシア政府は8月7日、米国、EU(28カ国)、カナダ、豪州、ノルウェーからの農畜産物の輸入を1年間、禁止することを決定した。さらに、欧州の航空会社のアジアへの航路に当たるシベリア上空の飛行を禁止もしくは制限することも検討中であると報じられるなど、欧米諸国とロシアの対立は、「経済制裁の応酬」という新たな段階に入ったといえる。

ロシア:米とEU による対露経済制裁とその影響(p.1)/金野雄五.みずほ総合研究所 欧米調査部 主任研究員.みずほリサーチ&テクノロジーズ.2014

ベルリンで4者外相会談

 ウクライナ国防省の報道官は17日、ウクライナ政府軍が親ロシア派武装勢力の2つの主要拠点の1つであるルガンスク東方の町の警察署を制圧したと明らかにした。

ウクライナ軍、ルガンスク東方の警察署を制圧/ウォール・ストリート・ジャーナル.2014

 ウクライナ、ロシア、フランス、ドイツの4カ国は同日、ウクライナ危機解決に向けて外交努力を再開するため、ベルリンで外相会談を開いた。ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜のほか、西側とロシアの制裁の応酬を受けて、外交努力はここ数週間凍結状態となっていた。

ウクライナ軍、ルガンスク東方の警察署を制圧/ウォール・ストリート・ジャーナル.2014

戦闘が続く中、プーチン・ポロシェンコ両大統領が会談へむけて動き出す

 ウクライナ政府軍が親露派の掌握地域で攻勢を強める中、ウクライナとロシアの両政府は19日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とウクライナのペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領が今月26日にベラルーシの首都ミンスク(Minsk)で約3か月ぶりに会談すると発表した。

ウクライナ軍、親露派拠点ルガンスク進攻を発表/AFPBB News.2014
停戦への仲介をしているドイツ・フランスの思惑

しかし、会談に先立つ動きは、ウクライナに影響を及ぼす国々の間の立場の隔たりがまだ埋められていないことを示しています。

.ウクライナに関する首脳会談/ベトナムの声放送局.2014

ドイツのメルケル首相は24日のARDテレビとのインタビューで、「ミンスクの首脳会談が事態の「大きな打開」につながることはないだろう」としながら、「解決策を見いだしたければ話し合う必要がある」と発言しました。 同首相はさらに、ウクライナとロシアの天然ガスをめぐる問題解決の取り組みに冬の到来という時間切れが迫っていると警告しました。「まだ緊急事態には至っていないが、時間的制約により交渉を近く終える必要がある」と語りました。

.ウクライナに関する首脳会談/ベトナムの声放送局.2014

一方、フランスのファビウス外相は「ウクライナがロシアとEUとの良き関係を持つ必要がある。この目標を達成するのは簡単なことではないが、フランスはロシアとウクライナとの緊張情勢の緩和に寄与する」と発表しました。

.ウクライナに関する首脳会談/ベトナムの声放送局.2014
ウクライナの首都キエフで軍事パレード

 ウクライナの首都キエフで24日、同国の独立記念日の祝賀式典が行われ、兵士、ミサイル、そして装甲車両が中心部をパレードした。このうち一部は東部の前線に送られる。

ウクライナ、独立記念式典で軍事力誇示/ウォール・ストリート・ジャーナル.2014

 一方、東部の反政府分離主義勢力は、拠点である東部ドネツクでウクライナ人捕虜たちを銃剣を突き付けてパレードさせた。西側は外交努力で事態収拾を図っているが、ウクライナ政府、分離主義勢力ともに戦闘継続の構えを崩していない。

ウクライナ、独立記念式典で軍事力誇示/ウォール・ストリート・ジャーナル.2014
ドネツクでは捕虜をウクライナ軍捕虜を見せ物にした「敗戦パレードを実施」

 ウクライナ東部の親ロシア派「ドネツク人民共和国」は8月24日、戦闘で捕虜にした政府軍の約50人に銃を突き付けてドネツク市を行進させ、見せ物にする「敗戦パレード」を計画通り強行した。

緊迫 ウクライナ情勢 写真特集/時事通信

 敗戦パレードは、首都キエフなどでポロシェンコ政権主導の軍事パレードが行われた24日の独立記念日に合わせて親ロ派が計画。親ロ派の後ろ盾であるロシアを含む国際社会は、捕虜の人道的取り扱いを定めたジュネーブ条約を批准しており、見せ物にするのは条約違反との批判が出ていたが、これを無視した。現地からの報道によると、敗戦パレードを見ようと、人民共和国の支持者ら約3000人が沿道に集結。

緊迫 ウクライナ情勢 写真特集/時事通信

見学者からは「ファシスト」「人殺し」などと罵声が浴びせられたり、瓶が投げつけられたりした。

ウクライナが独立記念日に軍事パレード、親ロ派は捕虜に行進強制/REUTERS.2014
直前にはドネツク市内最大の大病院が攻撃を受けるも、ウクライナ政府は関与を否定

捕虜による行進が行われる直前、ドネツク市内最大の病院の1つが攻撃を受けたが、ウクライナ当局は民間人の居住地域は標的にはしないとして政府軍の関与を否定した。

ウクライナが独立記念日に軍事パレード、親ロ派は捕虜に行進強制/REUTERS.2014

プーチン大統領とポロシェンコ大統領が直接会談!場所はベラルーシの首都ミンスク

Financial Times/YouTube

ベラルーシの首都ミンスクで8月26〜27日にウクライナ情勢の安定化に向けた関係国会合が開催され、ウクライナ東部の安定化のほか、ウクライナとEUの連合協定の課題についても協議が行われた。

プーチン大統領、ウクライナへのFTA優遇措置の撤廃を示唆−ベラルーシでウクライナ情勢の関係国会合−(ウクライナ、カザフスタン、ロシア、ベラルーシ)/ビジネス通信.2014

ベラルーシの首都ミンスクで開いたウクライナ問題をめぐる関係国会議には、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表、ベラルーシ、カザフスタンの大統領が出席。

東部停戦、ウクライナが武装勢力と協議すべき=ロシア大統領/REUTERS.2014

「話し合いによってウクライナ危機に対する新たな政治的解決策に向けた機運を高められるかどうか見極める」(アシュトン氏の報道官)とした。

ウクライナとロシアが首脳会談 国境越えたロシア兵拘束/CNN.co.jp.2014

 ミンスクではまず、ロシア、ウクライナにEU(=ヨーロッパ連合)などを加えた会合が開かれ、その冒頭、双方の大統領は握手を交わした。

露・ウクライナ首脳会談も“停戦”は不透明/日テレNEWS.2014

ポロシェンコ大統領とプーチン大統領の会談は、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンでつくるユーラシア関税同盟の関連会合の場で実現した。

ウクライナとロシアが首脳会談 国境越えたロシア兵拘束/CNN.co.jp.2014

両首脳が顔を合わせるのは今年6月以来。

ウクライナとロシアが首脳会談 国境越えたロシア兵拘束/CNN.co.jp.2014

会合では停戦に向けて話し合われたが、双方の主張は対立した。

露・ウクライナ首脳会談も“停戦”は不透明/日テレNEWS.2014

 ウクライナのポロシェンコ大統領は「今回の目的は流血を止めるためにできうる全てのことを行うことと、政治的妥協を見つけるためのプロセスを始めることだ」と述べ、和平への取り組みを強調した。これに対し、ロシアのプーチン大統領は「武力行使の拡大だけで、紛争を解決することはできない」と親ロシア派に対するポロシェンコ政権の軍事作戦を批判した。

露・ウクライナ首脳会談も“停戦”は不透明/日テレNEWS.2014
6時間の会議の後に2時間の直接会談

会議は6時間にわたり、その後、プーチン大統領とポロシェンコ大統領が1対1で2時間会談した。

東部停戦、ウクライナが武装勢力と協議すべき=ロシア大統領/REUTERS.2014
会談終了……停戦にむけての歩み寄りは?

プーチン氏は会談後、「ロシアは(ウクライナの)和平プロセスのためにあらゆることをする」と強調。一方で「ロシアとウクライナには多くの未解決の問題がある」と述べ、停戦を実現するためにはさらに協議を重ねる必要があるとの認識を示した。

ロシア・ウクライナ、東部停戦へ協議再開 首脳合意/日本経済新聞.2014

ベラルーシのルカシェンコ大統領は記者団に「(出席者の)意見の違いは大きかったが、今回は会合を開催できただけでも成功だった」と強調。ウクライナの和平のための連絡グループの会合が週内にもミンスクで開かれるとの見通しも示した。

ロシア・ウクライナ、東部停戦へ協議再開 首脳合意/日本経済新聞.2014

 協議後にポロシェンコ氏は「一定の成果」が得られたと述べたが、ウクライナ東部で4か月にわたり続く政府軍と親ロシア派勢力との衝突の終結に向けた大きな妥協には至らなかったもようだ。

露・ウクライナ首脳会談、大きな成果なく終了/AFPBB News.2014

両氏はロシア産天然ガスのウクライナへの供給問題に関する協議を再開することでも一致した。ロシアは6月、代金の未払いを理由にウクライナへの供給を打ち切っており、同国のパイプラインを経由してガスを受け取っている欧州各国への悪影響も懸念されている。

ロシア・ウクライナ、東部停戦へ協議再開 首脳合意/日本経済新聞.2014

和平にむけて会談をしていた頃……ロシア正規軍がウクライナ軍にむけて砲撃。戦闘が続く

プーチン大統領は27日早朝、ドネツクとルガンスク地方の戦闘終結 へできる限りのことをするとあらためて表明したものの、ウクライナ当 局者によれば実際は全く逆の行動を取っている。ロシア軍の兵士が分離 主義武装勢力に加勢し、ウクライナ政府軍に対して新たな戦線を開いて いると、ウクライナ軍のリセンコ報道官が述べた。ウクライナ軍はロシ ア領内から「激しい」砲撃を受けているという。

プーチン大統領の言葉と裏腹、戦闘は激化とウクライナが非難/Bloomberg.2014

プーチン大統領のこうした行動はすでに珍しくなく、パターン化し ている。クリミアを併合する考えはないと述べながら同半島を併合。ス イスで緊張緩和を約束した後も、戦闘は激化した。

プーチン大統領の言葉と裏腹、戦闘は激化とウクライナが非難/Bloomberg.2014
前からすでにロシア軍分隊がウクライナ入り

ウクライナ政府は同国東部におけるロシア軍の介入を非難。今月26日には、ロシア軍兵士10人を拘束したとも発表していた。ロシアの国営メディアは、同国の国防省筋の情報として、これら兵士は国境地帯を警戒中で、偶然に越境した可能性が大きいと伝えていた。

ウクライナ東部2カ所で交戦、ロシア軍戦車が支援か/CNN.co.jp

さらに、8月26日付けの「ウクラインスカヤ・プラウダ」紙によれば、ロシア軍は25日夜にも戦車や装甲車など30両をウクライナ領内に進入させ、国境沿いの6つの村を占拠した。各村落には戦車3両と装甲兵員輸送車2両から成る小グループが配備されているという。これはおそらく、後続部隊を受け入れるために国境を確保する橋頭堡としての役割を負った部隊であろう。

ロシアによるウクライナへの軍事介入が始まった:ルビコン河を渡ったロシア軍(ただし、ゆっくりと)/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2014
ポロシェンコ大統領が侵入してきたロシア軍を非難

ウクライナのポロシェンコ大統領は28日、親ロシア派を支援するため、ロシア軍部隊がウクライナ領内に進入したとして激しく非難した。

ウクライナ領内にロシア軍部隊が1000人以上進入か 大統領が非難/HUFFPOST.2014

東部ドネツク州で任務に当たるウクライナ軍大隊の副司令官は、今回の交戦について「全面的な侵攻」と形容した。

ウクライナ東部2カ所で交戦、ロシア軍戦車が支援か/CNN.co.jp.2014

同副司令官によると、戦闘はドネツクの南東部と、ロシアからの国境線から約20キロ離れた同州南部アゾフ海沿いに位置するノボアゾフスクで発生した。

ウクライナ東部2カ所で交戦、ロシア軍戦車が支援か/CNN.co.jp.2014

ウクライナ政府側の部隊の戦闘員はロイターの電話取材に対し、「2日前にロシアから国境を越えて運ばれた軍装備品がノボアゾフスクにある」と答えた。

ロシアが支援する分離主義勢力、ウクライナ南東部の町に進入/REUTERS.2014
ロシア軍の援護を受けた親ロシア派勢力が徐々に力を取り戻す

ウクライナによると、ロシア軍の支援を受けた親ロ派がアゾフ海沿岸の主要都市ノボアゾフスクを支配下に置いたほか、他の南東部の一部地域を制圧した。ロシア軍と親ロ派の攻撃が続いているという。

ウクライナ領内にロシア軍部隊が1000人以上進入か 大統領が非難/HUFFPOST.2014

ウクライナ政府軍は東部ドネツクやルガンスクで親ロ派を追い詰めるなど、政府側に優位な展開になりつつあったが、今週に入って親ロ派が勢いを盛り返している。

ウクライナ領内にロシア軍部隊が1000人以上進入か 大統領が非難/HUFFPOST.2014
ロシア軍がウクライナ南東部の都市を占領、ロシアは事実ではないと否定

ただロシア側は、自国軍が越境した事実はないと否定した。

ロシア軍が都市制圧、ウクライナ特使主張/REUTERS.2014
オバマがロシアを非難「追加制裁の発動を警告」
ANNnewsCH/YouTube

28日に米ホワイトハウスで緊急の記者会見を開いた。オバマ氏はウクライナ東部を支配する親ロ派武装勢力について「ロシアが訓練し、武器を供与し、資金支援している」と指摘。「ロシアのウクライナ侵攻はさらなる代償と帰結を招く」と対ロ追加制裁の発動を警告した。来月にはウクライナのポロシェンコ大統領とホワイトハウスで会談し、対応を協議する。

米大統領、対ロ追加制裁を警告 ウクライナ戦闘で/日本経済新聞.2014

メルケル氏との電話協議でも、欧米が追加制裁を検討する必要があるとの認識で一致した。オバマ氏はこれまで続けてきた欧米の制裁の結果について「ロシアは冷戦終結以降で最も孤立している」との認識を示した。9月4~5日のNATO首脳会議で、ウクライナとの協力強化に向けた「さらなる措置が焦点になる」との見方も示した。

米大統領、対ロ追加制裁を警告 ウクライナ戦闘で/日本経済新聞.2014

国連安全保障理事会は28日、ウクライナの要請を受けて緊急会合を開いた。潘基文事務総長は「国際社会は状況のさらなる悪化を容認できない」との声明を発表した。フェルトマン事務次長はウクライナ東部の戦闘にロシア軍の部隊が加担したとの指摘に「事実なら国際法と国連憲章違反だ」と述べたが、ロシア側は全面否定した。

米大統領、対ロ追加制裁を警告 ウクライナ戦闘で/日本経済新聞.2014

NATO当局者は1千人を超すロシア軍部隊がウクライナに侵入したと指摘している。ウクライナとロシアは26日の首脳会談で停戦協議を再開することで合意したが、情勢は予断を許さない。

米大統領、対ロ追加制裁を警告 ウクライナ戦闘で/日本経済新聞.2014
イギリスの政府筋によるとロシア軍要員4000〜5000人がウクライナ入り

ウクライナ東部情勢に関しては、英政府筋が29日、CNNの取材にロシア軍要員4000~5000人がウクライナに入ったことを明らかにした。

プーチン氏、核能力誇り軍事対決の断念を促す 欧米けん制か/CNN.co.jp.2014

これら要員は部隊として編成され、東部のルガンスク、ドネツク両州で戦闘に参加しているとし、軍事侵攻を拡大していると指摘。さらに、国境周辺に兵士約2万人が集結し、増員の可能性もあるとした。

プーチン氏、核能力誇り軍事対決の断念を促す 欧米けん制か/CNN.co.jp.2014
プーチンが、ウクライナ軍部隊への人道回廊を親ロシア派に提案

ロシアのプーチン大統領は29日、戦闘が続くウクライナ東部情勢に絡み、包囲されたウクライナ軍部隊への「人道回廊」を設け、安全な退却を認めるよう親ロシア派武装勢力に呼びかけた。ロシア大統領府が同日未明に発表した。

ウクライナ軍の退路確保を ロシア大統領、親ロ派に要請/日本経済新聞.2014

ウクライナ国内の戦闘に関与していないとしてきたプーチン氏が親ロ派に具体的な行動を要請するのは初めて。ウクライナのメディアによると今週から反転攻勢に出た親ロ派は東部ドネツク州のイロワイスクなどでウクライナ軍の多くの部隊を包囲している。

ウクライナ軍の退路確保を ロシア大統領、親ロ派に要請/日本経済新聞.2014

欧米各国はロシアが親ロ派への本格的な軍事支援に乗り出したとして批判を強めていた。ウクライナ軍兵士への人道的な処遇を求めるプーチン氏の呼びかけの背景には、ロシアに対して高まる国際的な批判を和らげる思惑があるとみられる。

ウクライナ軍の退路確保を ロシア大統領、親ロ派に要請/日本経済新聞.2014
ウクライナが劣勢に立たされ、親ロシア派と和平交渉を行うことに

劣勢だった親露派はあっという間に盛り返し、さらに支配地域を拡大し、29日にはクライナ東南部、アゾフ海に近い要衝の港湾都市マリウポリを「ほぼ包囲した」と報じられた。

ウクライナ 停戦成立でも真の和平は遠く 日本は更なるジレンマへ/WEDGE Infinity.2014

ウクライナのポロシェンコ大統領は8月30日、ベルギーのブリュッセルで行われているEU(欧州連合)首脳会議に招待され、ウクライナの現状を「後戻りできない状況に迫っている」と述べ、ウクライナ東部にロシア軍が侵攻している状況を強く非難した。

ウクライナのポロシェンコ大統領「後戻りできない状況が迫っている。それは、全面戦争ということだ」/HUFFPOST.2014

BBCによると、ポロシェンコ大統領は30日に行われたEU首脳会議でウクライナの現状について説明し、「ロシア軍の侵略とテロの犠牲となっている」と述べた。

ウクライナのポロシェンコ大統領「後戻りできない状況が迫っている。それは、全面戦争ということだ」/HUFFPOST.2014

カタールのテレビ局・アルジャジーラによると、EUのバローゾ委員長は30日、「EUはロシアに対してより厳しい制裁を行う用意がある。しかし、EUは一方でウクライナとロシアが衝突を終わらせる政治的合意を求めている」と述べた。

ウクライナのポロシェンコ大統領「後戻りできない状況が迫っている。それは、全面戦争ということだ」/HUFFPOST.2014

 このように形勢が逆転するなか、「テロリストとは交渉をしない」と親露派との交渉を断固拒否してきたウクライナ政府も、親露派と和平を結ぶ以外の選択肢がなくなった。

ウクライナ 停戦成立でも真の和平は遠く 日本は更なるジレンマへ/WEDGE Infinity.2014
オバマ・NATOがロシアにさらなる圧力に向けて動き出そうとした時、プーチンが停戦案を提示

オバマ大統領はロシアに圧力をかけるため、3日にエストニアでバルト3国の首脳と会談し、黒海を含め同地域での軍事支援を強化すると表明。視線は明らかにモスクワに向いていた。

市場も揺れた プーチン大統領の「隠し技」/日本経済新聞.2014

3日にはフランスがこの秋に予定されていたロシアへの強襲揚陸艦の納入を延期する考えを示すなど、欧米側はロシア包囲網を強めている。

NATO首脳会議開幕へ “露対応”焦点に/日テレNEWS.2014

 NATO・ラスムセン事務総長「ロシアが停戦に深い関心を持っているとは思えない。ウクライナ東部を不安定化させ続けたいだけだ」

NATO首脳会議開幕へ “露対応”焦点に/日テレNEWS.2014

このオバマ大統領に技を仕掛けるタイミングを見計らったかのように、プーチン大統領は素早く反撃し体勢を入れ替えた。ウクライナとの停戦合意という隠し技は鮮やかに決まった。プーチン氏はモンゴル訪問中だが、モスクワからの機上で「船中八策」のごとく7項目にわたる停戦案をまとめていたのだ。

市場も揺れた プーチン大統領の「隠し技」/日本経済新聞.2014

ポロシェンコがプーチンとの電話会談で大筋合意!?「7項目の停戦案」

9月3日、ロシアのプーチン大統領とウクライナのポロシェンコ大統領が電話会談し、ウクライナ危機の打開策で大筋合意した。

ロシア・ウクライナ両首脳、危機打開策で大筋一致=ロシア報道官/REUTERS.2014

プーチン氏が訪問先のモンゴルのウランバートルで記者団に明らかにした。プーチン氏はポロシェンコ氏に7項目の停戦案を示したと述べた上で、5日の協議で「最終的な合意がウクライナ政府と東部(の親ロ派)との間で達成できると思う」と強い期待を示した。

東部停戦案で大筋合意 ウクライナとロシア大統領/日本経済新聞.2014

停戦案は、ポロシェンコ大統領との電話会談でプーチン大統領が提示した。親ロシア派、ウクライナ政府軍双方の攻撃停止、人道援助のための「回廊の構築」、戦闘で損壊したインフラ(社会資本)の復興、拘束された兵士の交換など7項目で成る。

WRAPUP 1-ロシア大統領がウクライナに停戦案提示、和平実現なお不透明/REUTERS.2014

プーチン大統領は、停戦案について「停戦方法について、われわれ(プーチン大統領とポロシェンコ大統領)の考えはかなり一致しているように思えた」と記者団に語り、5日に予定される関係当事者(連絡グループ)の会合でウクライナ政府と親ロシア派の合意が達成されるとの見方を示した。

ロシア・ウクライナ両首脳、危機打開策で大筋一致=ロシア報道官/REUTERS.2014

ポロシェンコ大統領は、プーチン大統領と和平に向けた措置で「相互理解」に達したとし、5日の協議で「和平プロセスがようやく始まる」ことに期待を示した。

ロシア・ウクライナ両首脳、危機打開策で大筋一致=ロシア報道官/REUTERS.2014

しかし、政府軍だけが撤退するよう求めていることから、ウクライナ側は「親ロシア派を保護するための計画のようなものだ」と強く反発しており、停戦が実現するかは不透明。

NATO首脳会議開幕へ “露対応”焦点に/日テレNEWS.2014

停戦・和平に向けて!!ミンスクで会談が開催「ミンスク議定書 a.k.a ミンスク1」

ロシアのプーチン大統領、ポロシェンコ大統領は共に停戦および和平を進めて行くことで合意し、9月5日にはベラルーシの首都・ミンスクで4者(ウクライナと親ロ派、ロシア、欧州安保協力機構(OSCE))による和平の調整にあたる「連絡グループ」の会合が開催された。

ウクライナ 停戦成立でも真の和平は遠く 日本は更なるジレンマへ/WEDGE Infinity.2014

 「テロリストとは交渉しない」と言い続けていたウクライナ政権が、親露派と同じ交渉のテーブルについたことは極めて大きな転換点であるといえるが、ウクライナ政権の代表として交渉に臨んだのはクチマ元ウクライナ大統領であった。つまり、ウクライナ政権側は、現職者を交渉にあたらせないことで、面子を何とか保とうとしたと考えられる。他方、親露派を代表したのは「ドネツク人民共和国」のザハルチェンコ「首相」とプルギン「副首相」、ルガンスク「人民共和国」のリーダー格であるプロトニツキーであり、仲介者としてズラボフ駐キエフ・ロシア大使とOSCEのタリヤヴィニ特別代表が立ち会った。

ウクライナ 停戦成立でも真の和平は遠く 日本は更なるジレンマへ/WEDGE Infinity.2014

 9月5日、親ロシア派指導者は、ウクライナからの分離を望む気持ちに変わりはないと語った。

ウクライナからの分離、望む気持ち変わらず=親ロシア派指導者/REUTERS.2014
12項目の行動計画

その内容は12項目に及び、3日にプーチン露大統領が提案した行動計画を受け入れたものだった。停戦・兵器の撤収、OSCEによる停戦監視、拘束された兵士や戦闘員の交換、ウクライナ東部への人道支援、ドネツク・ルガンスク両州の一定地域での自治に関する法律制定(特別の地位)と脱中央集権化、同法による前倒しの地方選挙実施、両州で起きた事件の関係者の訴追・処罰をしないことなどである。

ウクライナ危機:国際秩序「維持派」と「修正派」の対立/新潮社 Foresight.2014
ロシアは欧州安全保障協力機構と共にあくまで停戦の仲介者の役割

5日のミンスクでの停戦協議には、ウクライナ政府代表、分離独立を宣言しているドネツク州、ルハンスク州の「人民共和国」代表がプーチン案を基礎に協議し、駐ウクライナのロシア大使、欧州安全保障協力機構(OSCE)代表が立合人となり、ウクライナ政府代表と分離派代表が署名した。ロシアは紛争の当事者ではなく、OSCEと共に停戦の仲介者になったわけだ。

「ウクライナ停戦」と「シリア領内空爆決定」が示す「敵の敵は味方」戦略の複雑怪奇/ダイヤモンド・オンライン.2014

7日にOSCEが公表した停戦合意文書では「ウクライナ軍の撤退」は入らず、代わりに「違法な武力集団、武器、傭兵のウクライナからの撤退」(ロシアの義勇兵やウクライナの極右集団のことか)が書かれた。最も重要なのは「ドネツク、ルハンスク両州の特定の地域に暫定的自治権を与える法律を制定する」として大幅な自治権を持つ「特別な地位」を認めたことだ。

「ウクライナ停戦」と「シリア領内空爆決定」が示す「敵の敵は味方」戦略の複雑怪奇/ダイヤモンド・オンライン.2014

最大の焦点である東部ドネツク、ルガンスク両州の統治体制を巡っては「特定地域に暫定的自治権を付与する特別な地位に関する法律を定め、地方分権を実施する」と明記した。

ウクライナ東部2州「特別な地位」 強い自治権付与/日本経済新聞.2014

東部の「特別な地位」は高度の自治権獲得を目指す親ロ派が要求していた文言。親ロ派が掲げていた自治体の繰り上げ選挙の実施も盛り込まれた。

ウクライナ東部2州「特別な地位」 強い自治権付与/日本経済新聞.2014

9月5日に調印された議定書の詳細部分は、大部分はポロシェンコ(ウクライナ大統領)が6月20日に出した「15ヶ条の講和案」に類似していたとされる。

ミンスク合意違反を口実に侵攻か 強かなロシア 演習を延長 危機強まる/JC-NET.2020
その頃、NATO首脳会談が開催「旧ソ連攻勢国のプーチンの恐怖を緩和するため即応部隊の創設」

なお、2014年9月4、5日、ウェールズ南部では、第26回NATO首脳会談が開催されていた。同首脳会談には、冷戦終了後、初めてロシアの代表団が参加していなかった。

ポロシェンコ大統領、2014年9月のミンスク合意署名時の背景に言及/ウクルインフォルム通信.2019

 北大西洋条約機構(NATO)は5日、英ウェールズ(Wales)のニューポート(Newport)で開いた首脳会議で、数千人規模の新たな即応部隊の創設を承認。NATOは東欧で継続的に存在感を示すことでウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領を恐れる旧ソ連構成国を安心させようとしている。

ウクライナと親ロシア派が停戦合意、欧米は新たな対露制裁を検討/AFPBB News.2014

 欧州安保協力機構(OSCE)が概要を示した停戦条件によると、ウクライナと親ロシア派は部隊の撤収、捕虜の交換、ウクライナ東部の戦禍を被った地域に人道的支援を送ることに合意した。

ウクライナと親ロシア派が停戦合意、欧米は新たな対露制裁を検討/AFPBB News.2014

オバマ米大統領はNATO首脳会議の閉幕後、「ロシアによるウクライナ侵攻は健全、自由で平和状態にあるべきとする欧州の未来図を脅かしている」と主張。その上でロシアが反発するウクライナのNATO加盟問題に触れ、「同盟への加入の機会は我々の高い基準を満たす諸国には常に開かれている」と続けた。

NATO、「即応部隊」創設で合意 ウクライナ情勢で危機感/CNN.co.jp.2014

ミンスク議定書の調印後も休戦違反が勃発……「ミンクス覚書」を調印

euronews/YouTube

ミンスク議定書の調印から2週間の間、双方の勢力が休戦規定にたびたび違反した。

ミンスク合意違反を口実に侵攻か 強かなロシア 演習を延長 危機強まる/JC-NET.2020

ウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力の停戦が5日発効し、ウクライナ東部のドネツク州およびルガンスク州の多くの町で戦闘が止んだ。しかし、少なくともドネツク州の2つの町では戦闘が続いており、停戦協定が順守されるのかどうか疑問が投げ掛けられている。

ウクライナ東部で戦闘継続 停戦協定に疑問符/ウォール・ストリート・ジャーナル.2014

 7日夜には、ウクライナ軍が死守しているドネツク空港周辺で爆発や銃撃があった。また6日夜から7日にかけて、同じくウクライナ軍が掌握しているマリウポリ郊外の検問所でも戦闘が発生した。マリウポリ市当局は7日、停戦協定発効後同市で女性1人が死亡し、3人が負傷したことを明らかにした。…

ウクライナ東部で戦闘継続 停戦協定に疑問符/ウォール・ストリート・ジャーナル.2014

ミンスクで会談が続けられ、議定書に続く覚書が2014年9月19日に調印された。

ミンスク合意違反を口実に侵攻か 強かなロシア 演習を延長 危機強まる/JC-NET.2020
9項目の行動計画

(CNN) ウクライナ政府と同国東部の親ロシア派は20日朝までに、東部での停戦持続に向け、戦闘を完全に停止して緩衝地帯を設けるなど9項目の措置を取ることで合意した。ロシア国営RIAノーボスチ通信が伝えた。

ウクライナ政府と親ロシア派、停戦持続への措置で合意/CNN.co.jp.2014

 行動計画によると、ウクライナ政府軍と親露派は21日未明までに撤退し、ウクライナの主要工業地帯でロシア語圏の同国東部をウクライナの残りの地域から分断している前線に沿って緩衝地帯を設け、OSCEが停戦監視団を配置する。また「外国の武装集団」や雇い兵も紛争地帯から全面撤退することになっている。

ウクライナ政府と親露派、緩衝地帯設定などの停戦行動計画に合意/AFPBB News.2014

 こうした中、北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のフィリップ・ブリードラブ(Philip Breedlove)最高司令官は20日、NATOの会合が開かれたリトアニアで、ウクライナ政府軍と親露派の衝突が続いているのは2週間前の停戦合意が「名ばかり」であることの裏付けだと述べ、ロシアが欧米諸国との関係を深めようとしているウクライナの分断を狙って自国の兵士を親露派に関与させていると非難。「(停戦合意は)名目上存在するが、現場では全く別のことが起きている」と述べた。

ウクライナ政府と親露派、緩衝地帯設定などの停戦行動計画に合意/AFPBB News.2014

 その上でブリードラブ氏は、ミンスクでのウクライナ政府と親露派の交渉に言及し、「双方が新たな停戦実現に向けて合意できると心から期待し、願っている」と交渉の成果に期待感も示していた。

ウクライナ政府と親露派、緩衝地帯設定などの停戦行動計画に合意/AFPBB News.2014

 また、OSCE議長国スイスのディディエ・ブルカルテル(Didier Burkhalter)大統領は、「停戦を持続可能なものとする重要な一歩であり、危機の平和的な解決に向けた努力への大きな貢献」だとして、ミンスクでの交渉を歓迎した。

ウクライナ政府と親露派、緩衝地帯設定などの停戦行動計画に合意/AFPBB News.2014

それでも戦闘は止まらなかった……。

しかしその後も戦闘は止まらず合意は破綻。

ウクライナの停戦合意/西日本新聞me
学校とバス停が砲撃をうけ教師

【10月2日 AFP】親ロシア派が支配するウクライナ東部ドネツク(Donetsk)市で1日、学校とバス停が砲撃を受け、新学期初日に登校した教師や保護者を含む10人が死亡した。ウクライナ政府と親ロシア分離派の間で9月に停戦合意が結ばれて以降、1回の攻撃によるものとしては最多の民間人犠牲者数となった。

新学期初日の学校に砲弾、教師や親ら10人死亡 ウクライナ東部/AFPBB News.2014

 ドネツク市当局筋がAFPに語ったところでは、砲撃は学校の児童70人が学校初日の集会で整列した後に起きた。新学期は通常、9月1日に始まるが、同市では戦闘が続いているため親露派側が延期していた。

新学期初日の学校に砲弾、教師や親ら10人死亡 ウクライナ東部/AFPBB News.2014

 今回の砲撃について州の政府は、「親ロシア派が多連装砲で攻撃した」と発表しているのに対し、親ロシア派はインタファクス通信に、「ウクライナ軍の陣地から撃ち込まれた」と主張していて、どちらが砲撃したのかは明らかになっていない。

ウクライナ東部でバスなど砲撃 10人死亡/日テレNEWS.2014
親ロシア派支配地域の化学工場が爆発

 爆発は、親ロシア派による会見が行われていた時に起きた。会見は中断され、記者たちは床に身を伏せ、辺りは騒然とした雰囲気に包まれた。ドネツク市によると、20日、市内の化学工場の近くなどで複数回の爆発が起き、会見が行われていた建物の窓ガラスなどが爆風で吹き飛んだ。

ドネツクでミサイル着弾 大きな爆発/日テレNEWS.2014

 親ロシア派は「ウクライナ軍の短距離弾道ミサイルで攻撃された」と主張しているが、ウクライナ軍は関与を否定している。

ドネツクでミサイル着弾 大きな爆発/日テレNEWS.2014
ウクライナ軍はクラスター爆弾を多用……民間人の犠牲者が増加

(CNN) ウクライナ軍が同国東部で親ロシア派に対し、殺傷能力の高いクラスター(集束)爆弾を使用していたとの情報を受け、国連のデュジャリック報道官は21日、強い懸念を表明した。

ウクライナ軍がクラスター爆弾使用か 国連が懸念表明/CNN.co.jp.2014

国際人権団体、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は20日、ウクライナ政府軍が10月初めに同国南東部の広い範囲でクラスター爆弾を使い、少なくとも6人が死亡、数十人が負傷していたとする報告書を発表した。死者の中には一般市民や、国際赤十字の職員も含まれていたという。

ウクライナ軍がクラスター爆弾使用か 国連が懸念表明/CNN.co.jp.2014

国連のデュジャリック報道官はこの報告について、「憂慮すべき重大事であることは明白だ」と語り、「潘基文(パンギムン)国連事務総長はこうした無差別兵器の廃絶と、ウクライナ危機の政治解決を改めて呼び掛けている」と述べた。

ウクライナ軍がクラスター爆弾使用か 国連が懸念表明/CNN.co.jp.2014

これに対してウクライナのセルゲイエフ国連大使は21日、同国国防省の公式見解として「クラスター爆弾を東部の対テロ作戦で使用した事実はない」と述べた。

ウクライナ軍がクラスター爆弾使用か 国連が懸念表明/CNN.co.jp.2014

また、ウクライナ軍はドンバス地域でクラスター爆弾を多用しており、民間人の犠牲者が増加していることに人権NGOヒューマンライツウォッチや国連当局者が懸念を表明するなど、ウクライナ軍の停戦違反に対して国際社会がフラストレーションを高めつつあることも見て取れる(ウクライナはクラスター爆弾使用を否定)。

「ウクライナ危機3.0」の可能性を考える/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2014

ミンクスでの停戦合意について正式発表

【12月5日 AFP】ウクライナ政府と親ロシア派武装勢力は4日、今月9日に停戦することで双方が合意していたことを明らかにした。

ウクライナ東部、9日に停戦へ 9月のミンスク協定で合意/AFPBB News.2014

 ウクライナのペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領と、親露派武装勢力の幹部2人が明らかにした停戦期日は、今年9月5日にベラルーシの首都ミンスク(Minsk)でロシアと欧州の特使らの仲介で結ばれた停戦合意の中で決められていたとみられるが、一度も正式発表はされていなかった。

ウクライナ東部、9日に停戦へ 9月のミンスク協定で合意/AFPBB News.2014

 ウクライナ政府は「12月9日に始まる予定の『静粛の日』に関し、ミンスク協定を確実に順守していくための措置」の準備を進めてきたとポロシェンコ大統領は述べた。大統領府の関係者によると、ポロシェンコ氏のこの発言は、親露派側が停戦を破らなければ、政府軍は東部戦線に配備した重火器を10日から撤収することを意味しているという。

ウクライナ東部、9日に停戦へ 9月のミンスク協定で合意/AFPBB News.2014
国連の報告書「ウクライナ政府・親ロシア派勢力の双方が無差別攻撃と市民に拷問」

【12月16日 AFP】ウクライナ東部で続く政府軍と親ロシア派武装勢力による紛争について、国連(UN)は15日、双方が市民らを拷問し、無差別に攻撃していると非難する内容の報告書を公表した。

ウクライナ紛争で「政府軍と親露派双方が拷問」 国連報告書/AFPBB News.2014

 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、「住民らにとって、特に高齢者や子どもたち、福祉施設などで支援を受けている人々には、極めて厳しい状況になっている」と訴えている。

ウクライナ紛争で「政府軍と親露派双方が拷問」 国連報告書/AFPBB News.2014

 27ページにまとめられたこの報告書は、人道的危機を招いたのは親欧米派の政権側と、今年4月に蜂起したロシア系の武装勢力のどちらか一方ではなく双方だと非難した。

ウクライナ紛争で「政府軍と親露派双方が拷問」 国連報告書/AFPBB News.2014

【12月27日 AFP】ウクライナ政府と同国東部の親露派武装勢力は停戦合意の実現に向けた努力の一環として26日に始めた捕虜交換を27日に完了させる見通しだ。

ウクライナ政府と親露派が捕虜交換、和平交渉は不調に終わる/AFPBB News.2014
2015年に入っても戦闘は続いていた

【1月14日 AFP】ウクライナ東部で13日、親ロシア派武装勢力が発射したとみられる長射程のロケット弾が都市間バスを直撃し、乗客ら11人が死亡、17人が負傷した。当局が発表した。

ウクライナ東部でロケット弾がバス直撃、11人死亡/AFPBB News.2015

【1月27日 AFP】ウクライナ東部で政府軍が拠点とする要衝の港湾都市マリウポリ(Mariupol)で先週、30人が死亡したロケット弾による攻撃について、国連(UN)安全保障理事会は26日夜に開いた緊急会合で、ロケット弾は親ロシア派の武装勢力が制圧している地域から民間人を狙って発射されたもので、国際人道法に違反すると非難した。

国連、ウクライナ東部の攻撃「標的は民間人」と非難/AFPBB News.2015

【2月2日 AFP】ウクライナ東部では1日、交通の要衝デバルツェボ(Debaltseve)の支配権をめぐり、親ロシア派武装勢力と政府軍の戦闘が激化している。ウクライナ政府と親ロシア派勢力は先月31日、ベラルーシの首都ミンスク(Minsk)で和平協議に臨んだが、交渉は決裂した。

ウクライナ東部で戦闘激化、和平交渉決裂/AFPBB News.2015

【2月11日 AFP】ウクライナ東部での戦闘停止を目指して予定されているウクライナ、ロシア、ドイツ、フランスの4か国首脳会談を翌日に控えた10日、ウクライナ東部の政府軍司令部に対するロケット攻撃などが発生して戦闘が激化し、この日だけで少なくとも計37人が死亡した。

首脳会談前日、ウクライナで戦闘激化、少なくとも37人死亡/AFPBB News.2015

 同日にはこれ以外にも、親露派が包囲したと主張しているデバルツェボなどで政府軍の兵士7人と市民8人が死亡したと、政府軍と親露派の双方が認めた。親露派はこの他、自陣営の戦闘員7人が死亡したと明らかにした。親露派が軍事上の損害を明らかにするのは珍しい。

首脳会談前日、ウクライナで戦闘激化、少なくとも37人死亡/AFPBB News.2015

 この戦闘の裏では、外交官らや欧州安保協力機構(Organization for Security and Cooperation in Europe、OSCE)の仲介者らが、和平合意締結に向けて双方の溝を埋めるためベラルーシの首都ミンスク(Minsk)で2時間の交渉を行った。

首脳会談前日、ウクライナで戦闘激化、少なくとも37人死亡/AFPBB News.2015

2015年2月11日 徹夜で停戦に合意「ミンスク協定遂行措置 a.k.a ミンスク2」

euronews/YouTube

ウクライナ東部における戦闘激化を受けて、2015年2月11日の夜にベラルーシの首都ミンスクで始まったウクライナ、ロシア、ドイツ、フランスの首脳による和平交渉は、夜を徹して16、17時間という異例の長期戦となった。

新たなミンスク停戦合意に見るウクライナ危機の構図/東京財団政策研究所.2015

参加者は、ポロシェンコ・ウクライナ大統領、メルケル独首相、オランド仏大統領、そしてプーチン大統領の4人。ウクライナ危機に関する基本的な立場から言えば、明らかに前3者VSプーチン氏、即(すなわ)ち3対1の対抗図式が成り立つはずだった。ところが、現実は異なった。ウクライナで果たして和平が成立するか-これは、ひとえにロシア大統領の胸三寸に懸かっていた。

【正論】プーチンの「実像解明」に総力を 北海道大学名誉教授・木村汎/産経ニュース.2015
不眠不休で議論を重ねる

ウクライナ東部の停戦に向け、独仏が仲介者となって開催されたこの会談は実に16時間という驚異的な長時間に及び、この間、4首脳(プーチン露大統領、ポロシェンコ宇大統領、メルケル独首相、オランド仏大統領)は、睡眠はもちろん、ほとんど休憩もとらずに議論を続けたという。

ウクライナ停戦合意を巡る「かすかな希望」 その内容と注目点/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2015

協議がこれだけ長時間にわたった理由の一つは、ウクライナ側が親露派武装勢力との直接対話をあくまで拒否したことによる。

ウクライナ停戦合意を巡る「かすかな希望」 その内容と注目点/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2015

このため、紛争当事者の一方であるウクライナが4か国首脳会談の枠組で独仏露の首脳と話し合う一方、親露派武装勢力「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の代表者は別の枠組(3者コンタクトグループ)でウクライナ代表と話し合いを行うという非常に複雑な形がとられた(ほかにロシア代表と全欧安保協力機構=OSCE代表も出席)。

ウクライナ停戦合意を巡る「かすかな希望」 その内容と注目点/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2015
合意の争点はウクライナ政府が東部二つの地域に自治権を認めること
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合意実行に向けた争点となったのが、親ロシア派武装勢力が占領するウクライナ東部の2地域に幅広い自治権を認める「特別な地位」を与えるとの内容だ。ウクライナは事実上のロシアによる実効支配につながると警戒。ウクライナ国内では合意そのものがロシアに有利な内容との不満も出ていた。

ミンスク合意とは 紛争和平の道筋示すも戦闘続く/日本経済新聞.2022

ロシアはウクライナが合意を実行せず、武力解決を試みていると主張し、同国への圧力を強めた。ロシアは「紛争の当事者ではない」との立場をとり、合意にあるウクライナ領からの外国部隊や雇い兵の撤退、ウクライナ政府による国境管理の回復も進んでこなかった。合意の実行はウクライナ情勢の緊張緩和へカギを握るとみられていた。

ミンスク合意とは 紛争和平の道筋示すも戦闘続く/日本経済新聞.2022
会談が終了!!笑顔のプーチン・渋い表情のポロシェンコ

2015年2月12日、ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの首脳がベラルーシの首都ミンスクで会談し、16時間にも及ぶマラソン会談の末に停戦案で合意した。さらに同じくミンスクでウクライナ代表との話し合いを続けていた親露派武装勢力「ドネツク人民共和国」及び「ルガンスク人民共和国」の代表者もこれに署名し、1月から再燃していたウクライナ紛争の停戦に向けた道筋が一応はついたことになる。

[小泉悠]【薄氷のウクライナ停戦合意】~停戦してもいばらの道~/Japan In-depth.2015

(前略)会談後の会見でロシアのプーチン大統領が笑顔をみせたのに対して、ウクライナのポロシェンコ大統領は渋い表情を崩しませんでした。

<ウクライナ停戦合意> どこまでプーチン大統領の“思う壺”なのか? 国際政治学者・六辻彰二/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2015
基本的にはロシアの主張に沿った合意だった

 「ミンスクII」の内容は、2014年9月の「ミンスクI」とほとんど同じで、停戦を維持しながら、国境を変更せず、ウクライナが連邦制の導入を含めた地方分権を行う方向性は、かねてからのロシアの主張に沿ったものです。その意味で、ロシアにとって失うものは何もありません。

<ウクライナ停戦合意> どこまでプーチン大統領の“思う壺”なのか? 国際政治学者・六辻彰二/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2015
ウクライナ側からすると妥協した結果

 それに対して、ポロシェンコ大統領はEUやNATOへの加盟を目指し、ロシアや親ロシア派と対立してきました。高度な自治権をドネツクなどに認めればロシアの影響力が残るため、連邦制の導入には一貫して消極的でした。したがって、ウクライナ政府からみて「ミンスクII」は不満の残るもので、これ以上の戦闘を回避するための妥協といえます。

<ウクライナ停戦合意> どこまでプーチン大統領の“思う壺”なのか? 国際政治学者・六辻彰二/Yahoo!ニュース – Yahoo! JAPAN.2015

もっともウクライナ側も一方的に折れたわけではない。1月半ば、ロシアのプーチン大統領はウクライナの「中立化」(NATOへの非加盟)を軸として停戦合意を結ぶよう秘密提案を行っていたことが明らかになっているが、ポロシェンコ大統領は今回の交渉に際して「ロシアの提案には受け入れがたい部分がある」と述べており(おそらく前述の「中立化」などを指していると思われる)、最終的な合意文書にも「中立化」は盛り込まれなかった。

[小泉悠]【薄氷のウクライナ停戦合意】~停戦してもいばらの道~/Japan In-depth.2015
和平については合意をしたものの、それが守られるかどうかについては疑問符が残っていた

徹夜の交渉で、重火器の撤収と緩衝地帯の設置、外国勢力・兵器の撤収、ドネツク、ルガンスク両州への自治拡大等での合意(「ミンスク2」)がなされ、2月15日午前零時からの停戦の発効が発表された。停戦発効以降、戦闘は全般的に下火になっていると報じられるが、前年9月のミンスク合意が履行されなかったことに鑑み、今回の和平合意が履行されるかについては、当事者を含め、楽観的な声は全く聞かれない。

新たなミンスク停戦合意に見るウクライナ危機の構図/東京財団政策研究所.2015
国連安全保障理事会で停戦合意を全会一致で採択

 2月17日、国連安全保障理事会は、ウクライナ東部の和平実現に向けた停戦合意への支持を表明し、すべての当事者に合意内容を順守するよう求める決議案を全会一致で採択した。

国連安保理、ウクライナ停戦履行求める決議案を採択/REUTERS.2015

 国連安全保障理事会は17日、ウクライナ東部の和平実現に向けた停戦合意への支持を表明し、すべての当事者に合意内容を順守するよう求める決議案を全会一致で採択した。

ウクライナ停戦合意守られず 東部要衝デバリツェボ、親ロ派がほぼ掌握/HUFFPOST.2015
ロシアが決議案を提出

常任理事国のロシアが決議案を提出した。

ウクライナ停戦、完全履行求める決議採択 国連安保理/日本経済新聞.2015
アメリカ国連大使「皮肉だ」

米国のパワー国連大使は、ウクライナ東部で戦闘を繰り広げている反政府勢力がロシアからの後ろ盾を得ていることを踏まえ、決議案について「皮肉だ」と指摘。

ウクライナ停戦合意守られず 東部要衝デバリツェボ、親ロ派がほぼ掌握/HUFFPOST.2015

さらに「ロシアは合意し、それを損ねるためにあらゆる手を尽くす。ロシアは国家の主権を支持した上で、隣国の国境が存在しないかのように振る舞う」と批判した。

ウクライナ停戦合意守られず 東部要衝デバリツェボ、親ロ派がほぼ掌握/HUFFPOST.2015
ロシア国連大使は今後も平和的解決へのアプローチを堅持

一方、ロシアのチュルキン国連大使は「危機発生当初からロシアは、ウクライナでの紛争当事者らに対し、包括的で透明性の高い対話を通じて平和的な解決を目指すよう積極的に求めてきた。今後もこの基本的なアプローチを堅持する」と述べた。

ウクライナ停戦合意守られず 東部要衝デバリツェボ、親ロ派がほぼ掌握/HUFFPOST.2015
戦闘の停止を呼びかけ

安保理は決議案採択の直前に報道声明を発表し、すべての当事者に戦闘を止めるよう呼びかけていた。同声明は英国が作成。ドネツク州デバリツェボ周辺で戦闘が続いていることに重大な懸念を表明した。

ウクライナ停戦合意守られず 東部要衝デバリツェボ、親ロ派がほぼ掌握/HUFFPOST.2015
マレーシア航空17便撃墜事件

安保理はまた、マレーシア航空機が墜落したウクライナ東部の現場への立ち入りを求めた昨年7月の決議案を確認した。

ウクライナ停戦合意守られず 東部要衝デバリツェボ、親ロ派がほぼ掌握/HUFFPOST.2015

ついに停戦が発効!!そして戦闘は……続いた

 ウクライナ東部で15日午前0時(日本時間午前7時)、政府軍と親ロシア派の停戦が発効した。ポロシェンコ大統領と親ロ派トップは14日夜までに、それぞれ部隊に停戦を命令したが、戦闘が沈静化するか予断を許さない状況だ。ルガンスク州当局によると、政府軍が支配する同州ポパスノエが停戦約20分後に砲撃され、住民2人が死亡した。

緊迫 ウクライナ情勢 写真特集/時事ドットコム.2015

 ポロシェンコ大統領「ミンスクで調印された和平合意が、厳格に履行されるという強固な確信を誰も持ってない」

停戦発効を前に…ウクライナ東部で戦闘続く/日テレNEWS.2015

 ロシア大統領府の報道官によると、合意文書をまとめた4か国の首脳は、停戦発効後に電話で協議し、停戦合意の履行状況を確認する予定だという。

停戦発効を前に…ウクライナ東部で戦闘続く/日テレNEWS.2015
進まない重火器の撤去

 ウクライナ軍当局は16日、停戦後も親露派から100回以上の攻撃を受けたと指摘。停戦が守られていない状況では重火器撤去は困難と表明する一方、親露派も一方的な撤去はできないと主張していた。

【ウクライナ情勢】重火器撤去、互いに拒否 もろい「合意」 期限経過も戦闘続く (1/5ページ)/EX CONTENTS – SankeiBiz.2015

 停戦合意では、双方が停戦2日目の16日までに重火器撤去を開始するよう義務付けている。ポロシェンコ大統領は電話協議で「撤去には完全かつ無条件の停戦が必要」と強く訴えており、行程表にデバリツェボの戦闘が影響する可能性もある。4カ国首脳は電話協議で「停戦はデバリツェボを含む全ての前線が対象」と確認。「OSCE監視団のデバリツェボ入りを親ロ派が妨害した」(ウクライナのクリムキン外相)とされる中、監視活動の条件を整える必要性で一致した。16日に電話で再協議することも申し合わせた。

緊迫 ウクライナ情勢 写真特集/時事ドットコム.2015

17日正午の段階で撤去の動きは伝えられていない。東部の要衝デバリツェボでは17日、激しい戦闘が行われたとみられ、停戦の行方には早くも暗雲が立ちこめている。

【ウクライナ情勢】重火器撤去、互いに拒否 もろい「合意」 期限経過も戦闘続く (1/5ページ)/EX CONTENTS – SankeiBiz.2015
親ロシア派にとっての重要都市「ドネツク州デバリツェボ」では激しい戦闘

 デバリツェボは、ロシアやウクライナの主要都市を結ぶ鉄道が交差し、東部2州の親露派支配地域を結ぶ幹線道路も通る重要都市。親露派地域に食い込む形で位置するため、同派にとっては軍事上の弱点ともみられていた。親露派は「包囲された領域は停戦ラインに当たらない」と主張し、15日以降も政権側への激しい攻撃を続けていた。

【佐藤優の地球を斬る】プーチン氏に従わない親露派分子 (2/4ページ)/EX CONTENTS – SankeiBiz.2015
親ロシア派がウクライナ軍を包囲

(前略)ウクライナ政府軍はここを約6000人の兵力で守ってきたが、親露派軍に包囲され、補給も脱出もできない状態となっている。ここが陥落し多くの守備兵が捕虜となれば政府軍の敗北は明確となるだけに、それを避けるためにドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領は急遽停戦仲介に乗り出したのだ

ウクライナ紛争の拡大で、世界を冷戦に戻すな/ダイヤモンド・オンライン.2015

この周辺ではポパスノエに加え、ドネツク州ゾロトエも同じ時間帯に砲撃を受け、政府軍は停戦違反を欧州安保協力機構(OSCE)に報告した。ポロシェンコ大統領は「親ロ派のデバリツェボ攻撃で和平プロセスは崩壊の危機にある」と非難した。大統領は14日、停戦が失敗に終わった場合、全土での戒厳令発令もあり得ると改めて警告していた

緊迫 ウクライナ情勢 写真特集/時事ドットコム.2015

17日にはドネツク州の要衝デバリツェボで包囲された数千人の政府軍部隊と親ロシア派の武装勢力の戦闘が激化した。親ロ派がデバリツェボの相当部分をほぼ制圧したとの情報もある。一方で重火器の撤去などの状況をみる監視団は現地入りできていない。

ウクライナ停戦合意、崩壊の危機 要衝でなお戦闘/日本経済新聞.2015

「(親ロ派は)攻撃を集中させ、一気に奪い取ろうとしている」。ウクライナ政府軍の当局者は17日、東部の大半の前線では停戦が守られている半面、デバリツェボで前日夜から15回にわたり攻撃を受けたと発表した。「敵がどう試みてもウクライナ軍は決して降伏しない」とも表明した。ウクライナ高官は停戦合意を守っていないとして、ロシアを批判した。

ウクライナ停戦合意、崩壊の危機 要衝でなお戦闘/日本経済新聞.2015

これに対してロシアメディアによると、親ロ派幹部は17日午前、「デバリツェボは我々の領土であり、戦いをやめることはできない」と訴えた。前日からの24時間で政府軍が17回の停戦違反を犯したと非難した。

ウクライナ停戦合意、崩壊の危機 要衝でなお戦闘/日本経済新聞.2015
ウクライナ軍がデバリツェボで敗北、撤退開始
ANNnewsCH/YouTube

 ウクライナのポロシェンコ大統領は18日、停戦発効後も親ロシア派との激しい戦闘が続いていた東部の町デバリツェボから政府軍を撤退させると明らかにしました。

ウクライナ軍 デバリツェボから完全撤退と発表/テレ朝news.2015

ウクライナ政府にとって、デバリツェボを親ロシア派に制圧されたことは大きな打撃となる。親ロシア派は停戦ラインが示された時点で既に、同地を自分たちの支配地域とみなしていた。政府がどのような対応に出るかは不明。

ウクライナ軍、東部の要衝デバリツェボから撤退/CNN.co.jp.2015

ポロシェンコ大統領は声明を発表し、「デバリツェボは我々が掌握していた。包囲網はなかった。我が軍は計画的、組織的に、全重火器を持って同地を去った」と強調。残る部隊も新しい防衛線まで撤退させるとした。

ウクライナ軍、東部の要衝デバリツェボから撤退/CNN.co.jp.2015

大統領によると、すでに80%の部隊が武器を携行して撤退。さらに2部隊が撤退する予定という。

ウクライナ大統領、東部要衝からの撤収表明/REUTERS.2015

 18日、ウクライナのポロシェンコ大統領が、自国軍の撤退命令を下したことによって、親ロシア派勢力による支配は決定的なものになった。

“停戦合意後、親露派の攻撃が激化…”ウクライナ軍兵士の証言、現地紙報道 自軍批判も/NewSphere.2015

欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表は、親ロシア派がデバリツェボで停戦合意に違反したと非難、今後も戦闘が続けば、EUが「適切な行動」をとると表明した。

ウクライナ大統領、東部要衝からの撤収表明/REUTERS.2015

 ポロシェンコ大統領は「計画的かつ組織的にデバリツェボからの撤退作戦が終了した」と述べ、撤退は計画的なものだと強調。しかし、ウクライナ大統領府によると、ポロシェンコ大統領は戒厳令を出す用意があるとも表明している。背景には、デバリツェボの事実上の陥落を受けて政権の求心力が低下することを避けたい狙いもあるとみられる。

政府軍撤退も「戒厳令出す用意ある」/日テレNEWS.2015
親ロシア派が重火器の撤去を開始

 一方、親ロシア派は停戦合意に沿って前線から重火器の撤去を始めたと発表したが、戦闘の完全な停止につながるかは不透明な状況。

政府軍撤退も「戒厳令出す用意ある」/日テレNEWS.2015

ロシアのラブロフ外相は同日、デバリツェボを除くウクライナ東部のほぼ全域で停戦が実現したとの見解を示した。

ウクライナ大統領、東部要衝からの撤収表明/REUTERS.2015
マリウポリ周辺でも戦闘が激化

【2月23日 AFP】ウクライナ東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)周辺で政権側と親露派との戦闘が激化しており、欧米諸国は22日、停戦合意を順守するよう強く求めた。政権側と親露派は重火器の撤去をめぐり対立を強めている。

ウクライナ東部マリウポリで戦闘激化、親露派が新たな攻勢か/AFPBB News.2015

 東部の不安定な情勢は同日、ハリコフ(Kharkiv)で、親露派のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)前大統領の政権打倒から1年を記念する現政権支持派のデモ行進中に爆弾が爆発し、2人が死亡したことでも浮き彫りになった。治安当局は、「テロリスト」による攻撃と関連して4人を逮捕したと発表した

ウクライナ東部マリウポリで戦闘激化、親露派が新たな攻勢か/AFPBB News.2015
プーチン大統領「世界滅亡的な筋書きにならないと信じる」

プーチン大統領は23日、「そのような世界滅亡的な筋書きにはならないと信じる。そこまでの事態に至らないことを願う」と話し、ウクライナ政府と親ロシア派の停戦合意が履行されれば危機は収束すると確信していると語った。

戦争なら「世界滅亡」、そうならないと信じるが プーチン氏/CNN.co.jp.2015

当面はこれ以上の行動は不要だとの見方も示し、「(停戦合意の)履行を真に願う。それがウクライナ地域の正常化に向けた正しい道だ」と強調した。

戦争なら「世界滅亡」、そうならないと信じるが プーチン氏/CNN.co.jp.2015

しかしウクライナ東部では停戦発効後も衝突が続き、ウクライナ国家安全保障国防会議は20日の時点で300回もの停戦違反があったと伝えている。

戦争なら「世界滅亡」、そうならないと信じるが プーチン氏/CNN.co.jp.2015

プーチン大統領はまた、ロシアが昨年併合したクリミア半島について、「クリミアの人たちが自ら行った選択を尊重しなければならない」と述べ、クリミア半島をウクライナに返還する意図がないことを明確にした。

戦争なら「世界滅亡」、そうならないと信じるが プーチン氏/CNN.co.jp.2015

それから数年間……大規模な軍事衝突は無くなったが小規模な戦闘が起こり続けた

(前略)ミンスク2の合意以降も、大規模な軍事衝突は起きてはいないものの、小規模な戦闘は続き死傷者は増え続けている。

欧州各国憲法及び国民投票制度調査議員団 報告書(p.140)/衆議院2020

2016年末から2017年初めまで、独立分離派の多くの有力者が殺害されました。これらはウクライナの特殊部隊による暗殺事件とする疑いも浮上しています。

ミンスク和平合意「ミンスク2」から2年/VOV World.2017

2018年初時点で、紛争による犠牲者は1万人を超えており、被占領地域の住民の困窮化や衛生状態の悪化、政治的抑圧、さらにはこの紛争が新兵器の試験や社会実験の場と化していること等、人道的に看過できない状態が続いている。

欧州各国憲法及び国民投票制度調査議員団 報告書(p.140)/衆議院2020
ロシアはウクライナにミンスク合意を守らせようとしたが、ウクライナはこの合意に否定的だった

ミンスク合意の履行を欧米諸国が求めるのは当然として、興味深いことに、ロシアがミンスク合意の履行の重要性を繰り返し述べているのに対し、ウクライナ側はミンスク合意に否定的であることだ。

世界が大騒ぎ「ロシアのウクライナ侵攻」その理由/東洋経済ONLINE.2022

どういうことなのか。ミンスク合意は単なる停戦合意ではない。停戦ラインと中立地帯を定めるほか、地方分権化を進め、ドンバス地域の特別な地位、つまり強い自治権を認めることや、それに伴う首長選挙が行われるべきことなどの政治条項が含まれているのである。

世界が大騒ぎ「ロシアのウクライナ侵攻」その理由/東洋経済ONLINE.2022

ロシアとしては、ドンバスの自治が確立されればドンバスのロシア系住民の権利が守られると考えたのである。

ロシア「突然の軍事侵攻」その先にある4つの狙い/東洋経済ONLINE.2022

ウクライナがこの合意を否定的にとらえ、ロシアが肯定的にとらえている背景にはこうした事情がある。そして、ロシアのウクライナにおける目標は、ドンバス地域に自治権を確立させて、親露派地域としてウクライナに残すことだ。ロシアが不満を募らせている本当の理由は、ウクライナ政府が停戦協定を守らず、ドネツク・ルガンスク一部地域の武力による奪還を試みていると考えていることにある。

世界が大騒ぎ「ロシアのウクライナ侵攻」その理由/東洋経済ONLINE.2022
結局ミンスク合意はきちんと履行されないまま時が捨ていく……。

一方、ウクライナはドンバスに強い自治を与えることは、ウクライナの統合にとって望ましくないと考えるようになり、ミンスク合意の内容は7年以上にわたって履行されなかったわけだ。

ロシア「突然の軍事侵攻」その先にある4つの狙い/東洋経済ONLINE.2022
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ハイブリッド戦争の内幕とは。毎日新聞モスクワ特派員が両国政府と親露派の要人を取材、砲撃と空爆で破壊された街に潜入して、戦闘員と市民の声を聞く。激動のロシア情勢を伝えるルポルタージュ。(「BOOK」データベースより)

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【ウクライナ危機⑭】クリミア沖でロシア軍がウクライナ海軍の船を砲撃して拿捕……前例のない事件が発生『ウクライナ海軍艦船拿捕事件』
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