【気象】夏の風物詩“入道雲”の由来は?

【気象】夏の風物詩“入道雲”の由来は?

Thunderhead cloud

入道雲って?

夏の風物詩

夏といえば入道雲であり、夏の代名詞である。

季語・雲の峰/きごさい歳時記: 季語と歳時記

実は入道雲は一年中発生しているのですが、夏の季語にもなっているように、夏場によく見ることができます。

空のコラム「入道雲」 /空のコラム.2019

この雲が夏に多いのは、夏の強い日差しによって、地面付近の湿った空気がすごい勢いで上昇して雲になるためです。とくに蒸し暑く、風が弱い夏の日の昼過ぎから夕方にかけてよく発生します。

夏に入道雲(にゅうどうぐも)が多いのは?/はれるんランド

天にも届くように大きくて真っ白の雲が、真っ青な空に立ち上る姿は本当に雄大。入道雲の日には夕立がやってきて雨を降らし、あとにスーッとした涼しい空気を残してくれる。

入道雲のあれこれ/greenz.jp

「夕立」

夕立は夏の午後のにわか雨、夏の季語です。

ゲリラ豪雨と夕立の違い!/ジョージの天気上々!..東海テレビ

夕立だとされる雨が降る時間帯は、正午を過ぎたころから日没後から数時間までだとされています。夕立に対して、早朝に発生するにわか雨を「朝立」と呼ぶこともあるそうですが、単純に早朝に発生するにわか雨のことを指しているだけであり、夏特有の現象ではないため、あまり使用されていません。

夕立とゲリラ豪雨について/【日本料理(和食)・しゃぶしゃぶ 瓢喜】
ゲリラ豪雨との違いは?
ウェザーニュース/YouTube

ゲリラ豪雨と夕立はよく似ています。

【大雨時行】夕立からゲリラ豪雨へ、変化する大雨の規模/ウェザーニュース

(前略)気象庁は、「『豪雨』という言葉は、災害に結びつくポテンシャルを持つ降り方の場合に使います。対して、『夕立』という言葉はどちらかといえば文学的な表現で、夕涼みや、打ち水といったイメージの表現です。『夕立によって災害が起こる』、という言い方は使いませんよね」と説明します。

「ゲリラ豪雨」と「夕立」どう違う? 気象庁に聞いてみたら……/THE PAGE.Yahoo!ニュース

積乱雲のカテゴリーの1つ

(前略)積乱雲というと「夏休みの象徴」ともいえる入道雲を想像する人が結構いるようだ。しかし、ちょっと違う。

「ゲリラ豪雨」被害減らす新習慣 防災は雲の科学から/気象庁 気象研究所 荒木健太郎(最終回).U22.NIKKEI STYLE

入道雲は、正確には雄大積雲(ゆうだいせきうん)といいます。これは、積乱雲(せきらんうん)というかみなり雲の子どもの雲です。

入道雲はどうしてできるの/学研キッズネット
成長途中の雲

入道雲という状態は、雲が勢いよく上に成長している姿なのです。その速さは1秒間に10mを超えるほどです。

雲を読もう 雨になるサインを見逃すな!/子供の科学のWEBサイト「コカねっと!」

夏は気温が高いので水蒸気が多く、もくもくと上に成長する雲ができやすいのです。

雲を読もう 雨になるサインを見逃すな!/子供の科学のWEBサイト「コカねっと!」

夏の季語

俳句の世界では「峰雲」、「夏雲」、「雲の峰」などともいいます。

夏の英語 – 英検Jr./公益財団法人 日本英語検定協会

 俳句の「雲の峰」は入道雲の奇観を素直に詠んだもの、そして雄大なものと身近な矮小なものを取り合わせたものとさまざまだが、とにかく昔から人気の高い季語である。

夏の季語:水牛歳時記/NPO法人双牛舎

“雲の峰 幾つ崩れて 月の山”  奥の細道(松尾芭蕉)

雲の峰/奥野崇建築設計事務所

また、「積乱雲」も「入道雲」も夏の季語ではありますが、俳句などの文学で使われるのは入道雲が一般的だそうです。

入道雲、知って眺めて変化を予測!?/なかやまさちこ.tenki.jp

入道雲の数えかたは山と同じ!

俳句の季語では「雲の峰」と称されるが、いわれてみれば空にそそり立つ山のような存在。それに由来してか、入道雲は「山」と同じように「一座、二座」と数えられる。

入道雲・夏図鑑/ディスカバーニッポン
神仏の数えかた

神道の神様は、1柱・2柱または、1座・2座と数えるのが基本で、神社の関係者はほぼこの数え方をしています。

神様の数え方は「柱」または「座」!使い分けはどうする?/終活ねっと

ただ、座は神話の物語を語る場面では使わず、山や神社に鎮まった神様を数える場合に使います。

神様の数え方は「柱」または「座」!使い分けはどうする?/終活ねっと

仏さまのお像を博物館や古美術商などで、あくまで作品として扱う時は、「基」「体」「躯」などで数えます。また、座像の場合は、「座」という数え方もします。

仏さまは/法華宗(陣門流)

高い山の数え方は「一座、二座…」と言います。これも山に神様が座っている、との考えから『座』を使うようになったとの言い伝えがあります。(中略)入道雲も『座』で数えるのですが、入道雲にも神様がいるのでしょうか。

神様の単位/杉田エース株式会社

由来はお坊さん?妖怪?

入道雲の「入道」とは、「仏道に入ること」を意味し、そこからお坊さんのことを「入道」と言うようになった。後に仏教とは無関係の人でも、頭髪のないつるつる頭(坊主頭)の人は入道と呼ばれるようになった。

入道雲(积雨云)/人民中国

しかし、こうした入道の多くが風来坊(ふうらいぼう)、暴れ者、ごろつきと言われる人々だったため、入道=暴れ者、恐ろしい者というイメージが定着する。

入道雲(积雨云)/人民中国
妖怪「大入道」

江戸時代になると、坊主頭の大きな妖怪のことを「大入道(おおにゅうどう)」と言うようになり、その「大入道」の姿に似ているから「入道雲」と呼ぶようになったと言われています

気象Q&A 入道雲について/大隅 智子.NHK盛岡放送局 アナウンサー・キャスター通信

江戸時代には、坊主頭の大きな妖怪のことを「大入道(おおにゅうどう)」と呼ぶようになりました。

入道雲の名前の由来/大隅 智子.NHK盛岡放送局 アナウンサー・キャスター通信

その大入道が積乱雲に似ていたことから「入道雲」と呼ぶようになったと言われています。

入道雲の名前の由来/大隅 智子.NHK盛岡放送局 アナウンサー・キャスター通信

「太郎!」地方によって違う名前?

雲を擬人化した表現ですが、さらにこの雲を人の名前で呼ぶこともあります。

広報もろやま平成21年8月20日号/毛呂山町公式トップページ(p.26)

地域によって岩雲や舞茸雲などいろんな呼び方があるようですが、関東では坂東太郎と呼ぶこともあるのだとか。人の名前?と不思議に思いますが、これは利根川のこと。

空のコラム「入道雲」 /空のコラム.2019

「坂東太郎」とは、本来、利根川をそう呼んでいたらしいが、その利根川の源流で育った雷雲が川に沿って下って来て、関東平野で暴れ回ったためにそう呼ばれるようになったとある。

坂東太郎って誰でしょう?/シミルボン

(前略)四国・讃岐では「阿波太郎」、九州では「比古(英彦)太郎」とも言った。

夏の季語:水牛歳時記/NPO法人双牛舎

京都では、丹波方面の入道雲を「丹波太郎」奈良方面のものを「奈良二郎」和泉の方角に出る雲を「和泉小次郎」と呼んでいたというから、芸が細かい。

坂東太郎って誰でしょう?/シミルボン

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