「般若心経ビートボックスRemix」音楽と仏教の融合!赤坂陽月の新しい旋律《現代仏教》
Yogetsu Akasaka
赤坂 陽月
赤坂 陽月(あかさか ようげつ)は、1982年に東京で生まれました。
被害日本大震災の福島で劇団員として活動
東日本大震災後の福島で、被災地の人々にエールを送るために、劇団の一員として舞台演劇活動を行っていました。福島での活動は、2012年には福島市民文化会館での公演や、福島県内の小学校を回ってのワークショップなど、多岐にわたって行われていました。
ビートボクサー「YO」時代
2004年からヒューマンビートボクサー「Yo」という名前で、音楽活動をしていました。
東日本大震災後の福島での舞台演劇活動を経て、オーストラリアやアメリカなど、海外での活動も積極的に行っていました。
「友人から、AFRAという日本のビートボクサーのCDをもらって、このひとは自分の口だけでパフォーマンスをしている、と聞いたんです。人間ってこんなことができるんだ、と衝撃で。それで、自分でもやってみようと思い立ち、実際にやってみたら、自分に才能があることに気づいたんです」と赤坂はビートボックスを始めた経緯を説明する。
お坊さんヒューマンビートボクサー、赤坂陽月/Miran Miyano.VICE
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オーストラリアからスタート
オーストラリアのシドニー音楽活動をスタート。その後も、オーストラリア各地を旅しながら演奏活動を続けていました。路上でのパフォーマンスや、クラブなどのイベントでの出演など、様々な場所で演奏を行い、その才能を広く知られるようになりました。また、オーストラリアでの生活を通じて、現地の文化や人々との交流も深めました。
福島での劇団活動の合間に海外をめぐった。
舞台が終わった直後にオーストラリアに直行、次の舞台のため帰国、そしてまたすぐに出国、そんな慌ただしい時間の中で音楽活動をしていた。
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お坊さんになろう!
僧侶になったきっかけは、自身が高校・大学の頃に、父親が一般人から僧侶に転身したことだった。その経験が彼に影響を与え、自身も仏教に興味を持つようになった。
私は父がお坊さんになった頃は自分もお坊さんになるとは思わなかったんですが、演劇とか音楽とかそういった活動を通して人間的成長をしてきたなって思ったんですね。その中ですごく人生とは何かっていうことだったりとか、人生の目的とか、生きることってどういうことなのかっていうことに自然と興味を持つようになりまして、将来的には父の跡を継ぐこともいいのかなって思い始めたのが30代になった頃だったんです。
前編 即興音楽家/僧侶 赤坂陽月さん/zenschoo.note.2020
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福井やサンフランシスコで修行
福井県で得度し、2年間の修行の後にアメリカのサンフランシスコ禅センターや北米日系寺院で研鑽を積んだ。
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出家前とその後の人生を融合…。それが音楽と読経の融合
彼は、出家前の人生と今の新しい人生を融合する方法を見いだした。それは、自身の音楽への想いを再燃させ、さらに世間が仏教に抱いている誤解を解こうという考えから、音楽に乗せて読経をする、というスタイルを考えだした。
即興で作り出した音楽に乗せるお経
2018年から故郷の東京で音楽活動を再開した。Loop Stationという機材を使い、Human Beatboxや自分の声をループさせ即興的に創り出した音楽に合わせてお経を唄う独自のスタイルを確立した。
’音の曼荼羅Live
そのスタイルで、ライブ活動「音の曼荼羅Live」を各地で行っています。
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ニコニコ超会議2019などのイベントに出演!
2019年、ニコニコ超会議での「超テクノ法要」や、J-WAVE「INNOVATION WORLD FESTA 2019」など、数々のイベントでパフォーマンスし、注目を集めました。
「テクノ法要」ジャンルはテクノ!箱は寺!DJはもちろんその寺の僧侶! コレが次世代の法要スタイル!!《現代仏教》
「般若心経ビートボックスRemix」YouTubeでヒット!
2020年、「般若心経ビートボックスRemix」として発表した動画が瞬く間に海外で広まり、全世界で700万回以上再生される。そして同年、自身の語学力を生かし、音楽の演奏と仏教に関わる話を織り交ぜたライブ配信をスタート。アジア圏における仏教国を中心に、支持者は世界中へ広がりを見せています。
「Heart Sutra」
赤坂陽月の音楽は瞑想的で心を落ち着かせてくれると言われています。 「Heart Sutra」は、彼の代表作の1つで、ビートボックスにお経の「般若心経」がミックスされた楽曲です。こ
楽器“ハンドパン”と般若心経の融合
赤坂さんは、ヒーリングセッションでも活躍しており、ハンドパンやクリスタルボウルなどを使った演奏で人々を癒やしています。
身体も心もゆるゆるに!
— Yogetsu Akasaka-赤坂陽月- (@yochanting) December 13, 2019
【マインドフルネス×サウンドヒーリング】
第一回はFacebookイベント告知のみで定員に達しましたが今回はpeatixからも申し込みいただけます!
会場スペースの都合上、人数限定です☆#ハンドパン #瞑想 #ヒーリング #クリスタルボウル #癒やし https://t.co/lJ2gz38UHT pic.twitter.com/VK1qs5CSpp
身体性、感受性はこれからの時代を楽しく豊かに生きる鍵なのです?♂️#サウンドヒーリング#ハンドパン#クリスタルボウル#般若心経 pic.twitter.com/YyRFVBoKtn
— Yogetsu Akasaka-赤坂陽月- (@yochanting) December 11, 2019
“精進料理”教室開催
さらに、精進料理教室も開いています。
精進料理は、季節の食材や身近な食材を無駄なくクリエイティブに使い、手間を惜しまず作られる料理で、元々は禅寺で修行する修行僧のために作られていました。しかし、その知恵は健康的な食生活にも役立つとされています。このワークショップは、参加者が一緒に料理を作り、皆で食事を楽しむことができるものです。初心者でも参加可能です。
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Youtuberとしても活動!「となりのお坊さん」
YouTubeでも精力的に活動を行なっており、チャンネル「となりのお坊さん」をスタートさせました。
「となりのお坊さん」とは、一般的にはお寺に行かないと会うことができない存在、またはお葬式や法事などでお経を唱える役割しか持たれていない日本の僧侶を身近な存在として感じてもらいたい、という思いから始まった取り組みです。具体的には、僧侶たちがコミュニティの中でのさまざまな活動に参加し、地域住民との交流を通じて、仏教という宗教についても理解を深めてもらうことを目的としています。