50年の時を超えて、オノ・ヨーコとオーリー・マーズが坂本九の名曲に新たな命を吹き込む【上を向いて歩こう】

この記事では、日本を代表する名曲「上を向いて歩こう」の英語版「Look At The Sky」について、オノ・ヨーコが手がけた英語詞の制作や、オリー・マーズが歌う最新バージョンについて紹介しています。

さらに、坂本九や中村八大氏についても触れながら、この曲が世界的に愛される理由を探っています。また、この曲に特別な思い入れを持つ徳光和夫がミュージック・ビデオに出演するエピソードも紹介しており、多くの人々を勇気づけるポジティブなメッセージが込められた楽曲について、興味深く読み進めることができます。

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前3作が本国イギリスで全てミリオン・ヒットを記録し過去4曲が英シングル・チャート1位に輝いているUKポップスター、オリー・マーズが、待望のニュー・アルバムを発売! 一足早く公開されたニュー・アルバムからのファースト・シングル「ラップド・アップ feat. トラヴィー・マッコイ」も一聴して元気がでるポップ且つキャッチーな極上シングルだが、オリー本人も「なぜこのアルバム・タイトルを『ネヴァー・ビーン・ベター』にしたかというと、僕の人生が素晴らしいものだからさ。ここ数年間、沢山の人に僕のアルバムを聴いてもらう機会を得て、沢山の国へも訪れることができた。そしてニュー・アルバムには”これ以上ない“ってぐらい満足している。まさにタイトルどおりにね。」と語っている。 日本盤には、日本のみのボーナス・トラックも収録!(メーカー・インフォメーションより)

ルック・アット・ザ・スカイ

Look At The Sky

Olly Murs/YouTube

「Look At The Sky」と「上を向いて歩こう」は、楽曲のタイトルが異なるものの、同じ曲です。両曲は、基本的なメロディとメッセージは同じであり、オリー・マーズが歌う「Look At The Sky」は、オノ・ヨーコによって英語詞が制作されたバージョンです。「上を向いて歩こう」は、日本語で歌われているオリジナルバージョンで、坂本九が歌っています。どちらの曲も、ポジティブなメッセージが込められた楽曲として知られています。

「上を向いて歩こう」作曲者 中村八大の意思を継ぐ

「上を向いて歩こう」という曲は、日本の作曲家である中村八大氏が作詞・作曲を手掛け、1961年に発表されました。

アメリカでは、この曲が「SUKIYAKI」というタイトルでリリースされ、1963年にビルボードHOT100チャートで1位を獲得しました。また、この曲は世界中で数多くのアーティストによってカヴァーされ、その多くはオリジナルとは異なる歌詞で歌われています。

「上を向いて歩こう」50周年を記念する企画

坂本九の「上を向いて歩こう」の発売50周年を記念する企画として、同曲を作曲した中村八大の子息である中村力丸の発案により、2011年に英語圏向けのバージョンが制作が開始されました。

本来の曲の意味を世界に正しく届けたいという思いから、この制作にあたっては、日本文化と英語圏の文化の両方に詳しい人物が必要だった。そこで白羽の矢がたったのが「オノ・ヨーコ」だった。

英語詞をつけたのは「オノ・ヨーコ」

オノ・ヨーコは、日本生まれのアーティスト、音楽家、作家であり、1960年代にアメリカに移住して以降、ジョン・レノンとの共作曲やソロ・アルバムを発表しながら、平和運動や環境問題にも積極的に取り組んでいる、社会的・政治的な活動家としても知られている人物です。

坂本九の「上を向いて歩こう」の英語詞制作について振り返ると、オノ・ヨーコは次のように語っています。

「この曲の持つ意味や背景を考慮すると、単に英語が堪能だからという理由だけでは英語詞を依頼できない。歌に託した坂本九さんの心象をも訳していただきたい。そこで坂本九さんと同世代であり、戦争というものに大きく運命を翻弄され、さらに日本と欧米の双方の文化に精通している私が、この歌の持つ特別な要素を英語詞にすることができると考えられました。」

さらにオノ・ヨーコは、「(この英語詞を引き受けることに)とても大きな責任を感じました。いつもは物事を楽な気持ちで進めることが多いから、今回は特にね。」と述べています。また、「人の歌詞を訳すのは今回が初めてだったの。でもこれは“私がやらなきゃ”と思った。」という思いから、英語詞制作に取り組んだことを明かしています。

また、「“落ち込んでなんていられない。前を向いて歩こう”という、この曲に込められた想いだけは、絶対忘れてはいけないって。」と、この曲に込められたポジティブなメッセージの重要性を語っています。そして、「でも私は空が好きだから、自然に出来たと思うわ」と、自分自身が持つ感性を大切にし、自然な形で英語詞を作り上げたことを明かしています。

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中村力丸が語る、オリー・マーズと「上を向いて歩こう」コラボの舞台裏

中村力丸は、坂本九の「上を向いて歩こう」の英語版「Look At The Sky」の世界初披露に相応しいアーティストを見つけるために約2年間探し続けました。彼が理想とするアーティストには、「親しみやすさ」と「エンターテイメント性」が求められていました。そして、2013年11月に渋谷VISIONで行われたオリー・マーズの初来日公演を見て、その条件を満たすアーティストを見つけたと感じたそうです。

中村力丸は、「上を向いて歩こう」が持つ本質である「悲しみを歌い、孤独を歌い、その先に希望を見出すメッセージ」を表現できるアーティストとして、オリー・マーズを選んだと述べています。オリー・マーズは、彼が求めていた親しみやすさとエンターテイメント性を持ち合わせており、この曲の魅力を世界に向けて伝える力があると信じられました。それが、オリー・マーズが「Look At The Sky」の世界初披露に選ばれた理由であり、このコラボレーションが実現した背景です。

Sony Music (Japan)/YouTube
イギリスのポップ・スター「オリー・マーズ(Olly Murs)」

オリー・マーズ(Olly Murs)は、イギリスの歌手、俳優、テレビ司会者です。1984年にイングランドのエセックスで生まれ、2009年にイギリスの人気オーディション番組「The X Factor」の第6シリーズに出場して注目を集めました。

その後、オリー・マーズは数々のヒット曲を発表し、イギリスを代表するポップスターの一人として活躍しています。代表曲には、「Dance with Me Tonight」「Troublemaker」「Dear Darlin’」などがあります。

また、オリー・マーズはテレビ司会者としても活躍しており、イギリスの人気音楽番組「The Voice UK」などに出演しています。彼は、親日家であることも知られており、日本でのライブ公演やテレビ出演なども行っています。

「この曲を歌えて本当にうれしいよ」

「Look At The Sky」はオリー・マーズの最新シングルで、彼の7枚目のアルバムに収録されています。この曲はポジティブなメッセージを持った楽曲で、苦しい時期を乗り越えて明るい未来を信じることを歌っています。

YouTubeに公開された「Look At The Sky」のミュージック・ビデオでは、オリー・マーズがイギリスの美しい風景の中で歌い踊っています。視聴者は彼の楽しいパフォーマンスを楽しむことができます。

オリー・マーズは、「Look At The Sky」を初めて歌うことができることについて、「本当にうれしいよ。オノ・ヨーコさんは(ジョン・レノンの未亡人として)イギリスともゆかりのある人だから、こんなふうにつながることができたなんて心から光栄」と感激しています。

さらに彼は、「日本の皆に愛されているこの曲は、人間が持つ強さだったり、誰もが人生の中で経験するであろう辛い出来事に対してもいつも明日には希望があるっていう、すごくポジティヴなメッセージが込められていて、本当に美しい曲だと思う。今回、オリジナルを反映したメッセージで歌えることをとても誇りに思うし、僕のヴァージョンで、この曲が持つ愛や情熱を皆さんに感じてもらえたら嬉しいです。」とコメントしています。

tvgroove/YouTube

MVは日本で撮影!特別出演は“徳光和夫”

「ルック・アット・ザ・スカイ」のミュージック・ビデオは、日本で制作されたもので、徳光和夫が特別出演しています。徳光和夫は、「上を向いて歩こう」を人生の応援歌と位置付け、この曲に特別な思い入れがあることを公言しています。そのため、「ルック・アット・ザ・スカイ」のミュージック・ビデオの出演オファーを受けた際には、役者ではない自身でもこの曲ならと承諾し、出演を果たしたというエピソードがあります。

徳光和夫のゆかりの地で撮影

「Look At The Sky」のミュージック・ビデオは、徳光和夫にゆかりのある旧巨人軍多摩川球場近くで撮影されました。ビデオでは、様々な年齢や背景を持つ人々が、日々の生活の中で悲しみや孤独を抱えながらも、お互いを支え合いながら前に進む姿が描かれています。

ビデオでは、オリー・マーズが歌う「Look At The Skyの英語詞バージョンが流れる中、日本各地の美しい風景が映し出されています。また、徳光和夫が登場するシーンもあり、日本文化や伝統的な風景が表現されたビデオとなっています。

オリー・マーズは、自身が出演した「Look At The Sky」のミュージック・ビデオについて、どんな人にも辛い時があるが、それを乗り越えようとするポジティブな歌詞が見事に表現されていると賞賛しています。また、世界中の人々にもこのビデオを観て聴いてもらいたいという思いを述べています。

大和証券グループのCMに起用!

「Look At The Sky」のオルタナティヴ・バージョンは、大和証券グループのCMでも使用されました。このCMでは、ビジネスマンやOLたちが、仕事や日々の生活の中で悩みやストレスを抱えている様子が描かれ、曲のポジティブなメッセージが強調されています。

「PLAYING FOR CHANGE」は、音楽を通じて世界中の人々をつなぎ、平和や活気をもたらすことを目的としたプロジェクトです。このプロジェクトの一環として、オルタナティヴ・バージョンの「ルック・アット・ザ・スカイ」が制作され、大和証券グループのCMでも使用されました。このCMには、オリー・マーズ本人も出演しており、彼の歌声が多くの人々に届くことになりました。

このCM「PLAYING FOR CHANGE」プロジェクトの一環で制作され、オリー・マーズも出演しています。

オノ・ヨーコの誕生日に赤坂Blitsで世界初披露!

「Look At The Sky」の世界初披露は、オノ・ヨーコ氏の誕生日である2014年2月18日に、赤坂Blitzにて開催されたオリー・マーズのジャパン・ツアー初日公演で行われました。

この曲が初めて披露されることについて、オノ・ヨーコ氏は「『上を向いて歩こう』は素晴らしい曲です。この曲のスピリットが、再び世界の人々を励ますことになればと思い英語詞をお引き受けいたしました。私の81歳の誕生日に、初めて披露されると聞いてとてもうれしく思っています。」とコメントしています。

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前3作が本国イギリスで全てミリオン・ヒットを記録し過去4曲が英シングル・チャート1位に輝いているUKポップスター、オリー・マーズが、待望のニュー・アルバムを発売! 一足早く公開されたニュー・アルバムからのファースト・シングル「ラップド・アップ feat. トラヴィー・マッコイ」も一聴して元気がでるポップ且つキャッチーな極上シングルだが、オリー本人も「なぜこのアルバム・タイトルを『ネヴァー・ビーン・ベター』にしたかというと、僕の人生が素晴らしいものだからさ。ここ数年間、沢山の人に僕のアルバムを聴いてもらう機会を得て、沢山の国へも訪れることができた。そしてニュー・アルバムには”これ以上ない“ってぐらい満足している。まさにタイトルどおりにね。」と語っている。 日本盤には、日本のみのボーナス・トラックも収録!(メーカー・インフォメーションより)

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