Shingo Suzuki,mabanua,関口シンゴ
OVALL
OVALL(オーバル)は関口シンゴ、mabanua、Shingo Suzukiによるバンドプロジェクトです。
彼らは、全員がプロデューサーとしても活躍しているマルチプレイヤーで、ジャズ、ヒップホップ、エレクトロニカなどの要素を融合させた独自の音楽性で知られています。
Ovallは、2007年にアルバム『Elephant’s Memory』でデビューし、その後も多くのアルバムや楽曲をリリースしています。彼らの音楽は、緻密なビートとメロディーに加えて、シンセサイザーや生楽器などのサウンドを組み合わせた独創的なものであり、日本だけでなく海外でも高く評価されています。
また、彼らの音楽はテレビ番組や映画のサウンドトラックにも使用され、幅広い層から支持されています。
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
origami PRODUCTIONS
origami PRODUCTIONSは、日本の音楽プロダクションであり、主にジャズ、ヒップホップ、エレクトロニカ、アンビエントなどの音楽を制作しています。2004年に設立され、代表取締役の関口シンゴを中心に、様々なアーティストやクリエイターが所属しています。
OVALLは月刊のCDブック「laidbook」の中心アーティスト
OVALLは、origami PRODUCTIONSが手掛ける月刊のCDブック「laidbook」シリーズの中心アーティストとして、音楽とアートが融合した「飾っておきたい」「集めたい」そして「聴きたい」というコンセプトをコンプリートさせる試みを続けている。
OVALL結成秘話
Shingo Suzukiは、2000年頃に既にOvallというバンドを結成しており、その後バンドは解散していました。フランスに渡った後、彼は現地のミュージシャンたちと再びOvallというバンドを結成し、活動していたことがあったようです。
その後、彼が帰国した時期に、東京で新しいグルーヴの感覚を持ったミュージシャンたちがセッションを行っており、その中でmabanuaと関口君に出会いました。そして、彼らは次第にジャム・セッションのホスト・バンドをするようになり、現在のOvallの原型となったとのことです。
ちなみに、Ovallというバンド名は、楕円(だえん)のグルーヴという意味、それを継承しています。
Shingo Suzuki
Shingo SuzukiはOvallのベーシスト。
Shingo Suzukiは「The ABSTRACT TRUTH」アルバムに参加しているメンバーの一人であり、その中でトラックメイキングを担当していました。
このアルバムは、日本のトラックメイカー、BUGY CRAXONEが率いるバンド「BUGY CRAXONE」の1stアルバムであり、世界中で高い評価を受けた作品です。特に、Moka Only、Blu、Hocus Pocusなどのアーティストが参加し、国内外で注目を集めました。
この投稿をInstagramで見る
活動履歴
Shingo Suzukiは、ベーシスト/プロデューサーとして、矢野顕子、Chara、KREVA、PES(RIP SLYME)、さかいゆう、藤原さくら、ビッケブランカ、尾崎裕哉、Uru、佐藤千亜妃(きのこ帝国)、福原美穂、Shing02、七尾旅人、環ROY、ダイスケ、SALU、防弾少年団、PUNPEE、KOJOE、Wouter Hamel、illa Jなど、様々なアーティストをサポートしています。
また、彼はCM楽曲やジングル、劇伴、アニメの挿入歌のプロデュースなど、多岐にわたるシーンで活躍しており、SONY、docomo、JAL、JR東海、UNIQLO、JT、ジョンソン、KOSE、NISSAY、日清食品、ASICSなどの大手企業のCM楽曲を手掛けていることもあります。彼の音楽的才能と幅広い活動は、音楽シーンにおいて高く評価されています。
mabanua
mabanuaはOvallのドラマー。
mabanuaは、2010年代のサウンドのトレンドを作り上げたキーマンのひとりとして知られています。彼は、ジャズ、ヒップホップ、ファンク、ソウルなどの要素を融合させた独自のサウンドを持ち、多くのアーティストたちから支持を得ています。
21歳の頃にプロミュージシャンとして活動しており、その時にセッションのホストバンドをしていたShingo Suzukiと出会い、Ovallを結成しました。彼らの音楽性は耳の肥えた現場思考の音楽ファンから広がりを見せ、フジロックなどのビッグフェスにも出演するなど、音楽シーンで注目を浴びるようになりました。
この投稿をInstagramで見る
シンガーソングライターとしての一面
また、彼はシンガーソングライターとしても活躍しており、自身のアルバムにおいても歌唱を担当しています。
活動履歴
mabanuaさんは、音楽のジャンルにとらわれず、多くの楽器を演奏する才能を持っています。彼は、ドラマー、シンガー、プロデューサーとして100曲以上の楽曲を手がけ、アーティストのみならず、CMや映画、ドラマ楽曲にアニメの劇伴と幅広い分野で活躍しています。また、Toro Y Moi、Chet Faker、Madlib、Thundercatなど海外アーティストとも多数共演しています。
さらに、ビートメイカー・Budamunkとのユニット「Green Butter」、タブラ奏者・U-zhaanと共に「U-zhaan × mabanua」、ASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文のソロプロジェクト「Gotch BAND」のメンバーとしても活躍しています。彼の音楽的才能は、多くの人々から高い評価を得ています。
関口シンゴ
関口シンゴはOvallのギタリスト。
14歳でギターを始め、20歳から作曲活動を開始。2006年には、風景や映像をコンセプトに掲げたシネマティックジャズプロジェクト “vusik”を始動させ、2008年には自己レーベルbright-musicからアルバム『vusik』を、2009年にはTOY’S FACTORY MUSIC おもちゃ工房からアルバム『Cinematic scenery is here』をリリースしています。また、ポップスユニット “EART”としても活動しています。
2014年にスウェーデンで行われた彼のバンドのライブで、地元の音楽ファンから大きな成功を収めました。その後、2015年に初のソロ・アルバムをリリースし、6曲の収録曲がタイアップとして起用され、話題を呼びました。彼は、FUJI ROCK、GRASSY MUSIC、CRAFT ROCK FESTIVAL、OCEAN PEOPLESなど、多くのフェスティバルに出演しました。さらに、収録曲全てにまつわるコラムを本人が執筆し、楽曲と連動した展開がネット上で話題となりました。
さらに国境を越え、韓国や台湾でもデビューを果たしました。同年、彼がアルバムに参加したオランダのシンガー、Wouter Hamelと意気投合し、ジャパンツアーのゲストギタリストとしてウーターバンドに招き入れられ、大きな成功を収めました。
この投稿をInstagramで見る
活動履歴
関口シンゴは、多くの有名アーティストのプロデューサーやギタリストとして活躍しています。そのアーティストには、Chara、秦基博、矢野顕子、柴咲コウ、藤原さくら、渡辺シュンスケ (Schroeder-Headz)、Azumi、YOSHIKA、カコイミク、BENI、あいみょん、Kie Katagi (jizue)、Wouter Hamel、Shing02、福原美穂、SOUR、ヤセイ・コレクティブ、さかいゆう、Hiro-a-key、Monicaなどが含まれます。
また、彼は、docomo(カンヌ国際広告祭で3部門入賞)、資生堂、リクルート、東急プラザ、文部科学省、みつばち保険、MITSUBISHI、Van Houten、GIBSON、BESS、ハピネットなどのCMやJ-WAVEのジングル楽曲制作など、広範な分野で活躍しています。さらに、彼は、CHMUS、PATRICK、ORIGINAL GRAINなどのアパレルブランドの雑誌やパンフレットなどにも登場しています。
アルバム発売前!無名ながらフェス(朝霧JAM)に出演!!
OVALLは、2009年に朝霧JAMに出演しました。当時彼らは、まだアルバムをリリースしておらず、無名のアーティストでしたが、演奏が始まるや、ゾロゾロとオーディエンスがステージ前に移動を始め、大きな歓声と拍手に包まれました。最終的には数千人のオーディエンスがステージに駆け付け、超満員の観客の前で伝説的なステージを行いました。このステージは、多くの人々によって記録され、Ovallの名前が一気に広がるきっかけとなりました。
あまりにもクールすぎるLIVE!
OVALLのライブは、音楽ファンには見逃せない魅力的なステージとして知られています。
DISCOGRAPHY
ディスコグラフィー
この投稿をInstagramで見る
DON’T CARE WHO KNOWS THAT
2010年3月、OVALLはファーストアルバム『DON’T CARE WHO KNOWS THAT』をリリースしました。このアルバムは、iTunes HIP-HOPチャートで1位を獲得し、タワーレコードのBounce年間チャートで総合8位を記録しました。
Heart Fever
1年半経った今も、国内外で賞賛されるアルバム『DON’T CARE WHO KNOWS THAT』に続く、ミニ・アルバムを発表しました。このミニ・アルバムには、「Water Dream」「Feverish Imagination」「Beautiful Love」など全6曲が収録されています。リード曲「Feverish Imagination」のPVは、人形が動き出すという斬新な内容で、話題となっています。この曲は、既に多くのメディアから高い評価を受けています。
このミニ・アルバムでは、プロデュース、ミックス、アートワークの背景画&コラージュを、リーダーのShingo Suzukiが全て手掛けており、彼らのマルチプレイヤーぶりが発揮されています。演奏から歌に至るまで、全ての楽曲はメンバーによって作られた初の作品です。
GAGLE × Ovall
Jazzy Sport所属のDJ MITSU THE BEATS、MC HUNGER、DJ Mu-RによるHIP HOPユニット‘GAGLE’と、origami PRDUCTIONS所属のShingo Suzuki、mabanua、関口シンゴによる‘Ovall’が、奇跡のコラボ・ユニット‘GAGLE×Ovall’を結成しました。名前もそのままGAGLE×Ovallで、2018年7月4日にアルバムをリリースしました。
Shingo Suzukiは、このGAGLE×Ovallでライブをしたり、リハーサルをする度に新たな発見があると語っています。彼らのコラボレーションによって、新しい音楽的可能性を発見することができたと感じているようです。GAGLE×Ovallでは、毎月ライブを重ねることで、さらに新しい音楽が生まれる可能性があると考えているとのことです。
In TRANSIT
2012年、origami主宰のWebメディアOshite(オシテ)にて、OVALLは2ndミニアルバム『In TRANSIT』を、3,000人限定で無料でリリースしました。このアルバムは、リスナーのみならず、多くのミュージシャンやクリエイターたちからも反響を呼びました。そのため、急遽、豪華リミキサー陣によるリミックスアルバム『Re:Ovall』がリリースされることになりました。このリミックスアルバムには、grooveman Spot、Budamunk、Kan Sanoなど、多彩なアーティストが参加し、OVALLの音楽が新たな形で表現されています。
DAWN
2013年11月20日に3年8ヶ月ぶりに待望の2ndアルバム『DAWN』をリリースしました。このアルバムでは、ゲストにさかいゆうや青葉市子を招聘し、新たな音楽性を取り入れています。『DAWN』は、前作以上に進化したサウンドや、成長したメンバーたちの新たな音楽的アイデアが詰め込まれていると評価されています。
HOLD YOU
OVALLの2ndアルバム『DAWN』には、さかいゆうがソウルフルな歌声を聴かせる“Hold You”や、青葉市子が歌詞を書いたOvallとしては初の日本語詞ナンバー“Yura Yura”、そしてメンバー3人のジャム・セッションから生まれたフューチャー・ファンク“Green Glass”など、彼ららしいしなやかなグルーヴが心地良い全10曲が収録されています。『DAWN』のリリース前には、全国ツアーを敢行し、アルバム曲をライブの現場で初披露するという異例のスタイルが話題となりました。
活動休止!それぞれがソロ活動に専念!
Ovallは、11月に発売された新作『DAWN』をもって活動を休止することを発表しました。2013年10月30日に彼らのオフィシャルサイトにて発表されたこの決定は、3人それぞれが個々の活動に集中するためという理由によるものでした。Shingo Suzukiは2枚目のソロ・アルバムの制作に、関口シンゴはvusikでの活動に、mabanuaはソロや別プロジェクト(Green Butter、U-zhaan×mabanua、英ロック・バンド=フィーダーのタカ・ヒロセとのユニットなど)での活動に集中していくことになりました。
活動再開!In TRANSIT [Deluxe Edition]
2017年、Ovallは再始動し、『In TRANSIT: Deluxe Edition』をリリースしました。
このアルバムは、2012年に所属レーベルである〈origami PRODUCTIONS〉のファンサイトでリリースされたミニアルバムに加え、同作品のリミックスアルバム『Re: Ovall』、そして再始動後初の新曲「Winter Lights」を収録したデラックス盤となっています。特に、MVではShingo Suzuki、mabanua、関口シンゴのプレイにフォーカスされ、超ズームで撮影された映像は、弦のタッチやスティックさばき、プレイ中の表情や息遣いまで聞こえてくるようなリアルなものとなっています。
昨日、突然Ovallのインスタアカウントを立ち上げましたが、、、
— Ovall (@Ovall_Japan) September 12, 2017
4年ぶりにOvall、活動再開します!!
これからの動きはfacebook、twitter、インスタなどで随時お知らせしますので皆さん是非フォロー宜しくおねがいします! pic.twitter.com/Cpkn9GIgCa
OVALL
Ovallは2019年12月4日にニューアルバム『Ovall』をリリースし、さらなる音楽性の進化を見せました。バンドサウンドならではのアンサンブルや全員がトラックメイカーだからこそのアプローチを取り入れたハイブリッドな音像が特徴的で、多様なジャンルを融合させた作品となっています。
カバー・アートワークは、THA BLUE HERBやPUFFY、笹久保伸などに作品を提供し、国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』に出展したことでも知られる、ジャンルやフィールドを超えて活躍する鷲尾友公が手がけている。鷲尾は、Ovallとは「Stargazer」のMV以来のコラボレーションとなる。
Stargazer
“Stargazer”がアルバムから第1弾シングルとしてリリースされるにあたって、mabanuaがミックスを手掛け、ジャケットも担当した。2019年2月に先行で配信されたこの楽曲は、世界中のリスナーに聴かれ、150万回再生を突破し、バンドの新たな代名詞となった。
Transcend feat. Armi (Up Dharma Down)
Ovallの新曲「Transcend feat. Armi(Up Dharma Down)」が2019年8月7日に配信リリースされた。本楽曲はフィリピンの重要インディ・ロック/ポップ・バンド、Up Dharma DownのArmiを客演に招いた1曲。OvallとUp Dharma Downは、2018年に開催された都市型フェス『SYNCHRONICITY』で出会い意気投合。翌年に再び東京で対バン・イベントを企画し、SNSなどで交流を深めたという。透明感とふくよかさを合わせ持つArmiの歌声と、mabanuaによるボーカル・ユニゾン・パートや、サビでのドロップが印象的な作品となっている。透明感とふくよかさを合わせ持つ Armi の歌声はOvall の新たな一面引き出し、mabanuaとのボーカルユニゾンパートも必聴の作品。
聴きどころはDROPパート!
特筆すべきは、DROPパートでの展開です。この部分では、まるでArmiの歌声を支えていたバンドが感情を抑えきれずに前に出てきたような、今までにないOvallの新しい試みが見られます。このような展開により、楽曲はより雄大でワールドワイドな雰囲気を醸し出しています。DROPとは、ポップスにおけるサビに相当する部分を指します。ただ、歌でメロディを際立たせるのではなく、リズムを前面に出すために楽器だけで構成された部分のことを指します。ダブステップやEDMなどでは、サビになると歌が抜けてインストで盛り上げる楽曲が多いため、このような音楽用語が生まれました。
Come Together
アルバム『Ovall』ら先行して「Come Together」がリリースされた。既に「Stargazer」「Transcend feat. Armi (Up Dharma Down)」「Slow Motion City」が発表されており、本作はこれらに続く。この曲は、アルバムの中でもOvallの真骨頂とも言える存在感を放っている。
Slow Motion Town
サードアルバム『Ovall』の先行シングルとして、”Slow Motion Town”が2019年10月16日にリリースされました。
Ovall Rreworks
「Ovall Reworks」は、2019年12月にリリースされたアルバム「Ovall」の初回限定盤に付属した特典ディスクです。
このアルバムには、WONKのドラマーであり、Charaとの共演など、ソロ・アーティストとしても活動するHikaru Arataがプロデュースし、同じくWONKのボーカル・Kento Nagatsukaが歌詞を書き下ろし、ボーカル参加した「Stargazer Rework」が収録されています。また、フィリピンのインディ・ポップ・バンド、Up Dharma DownのArmiをフィーチャーした「Transcend feat. Armi (Up Dharma Down)」のKan Sanoによるリミックスも収録されています。