「テクノ法要」ジャンルはテクノ!箱は寺!DJはもちろんその寺の僧侶! コレが次世代の法要スタイル!!《現代仏教》
Techno memorial services
ノリノリの音楽と法要がMIX!「テクノ法要」
【テクノ法要】トラックメイクは「朝倉行宣(住職)」
テクノ法要とは、福井市にある浄土真宗本願寺派・照恩寺の住職・朝倉行宣によるテクノのトラックに乗せてお経を読み上げる、新しいスタイルの法要のこと。新しいのはトラックだけでなく、お経の文字や仏像の映像が投影されるプロジェクション・マッピングや、レーザー・ビームなど最新鋭の視覚効果も使用されているのが大きな特徴だ。
〈テクノ法要〉は仏教の新たな形――朝倉行宣住職×メディア・アーティスト川村健一対談/Mikiki.2019
(前略)「テクノ法要」のすごいところは、ただ単に美しい映像と、御文を見せるだけではなく、シンガロングがちゃんとできるように、プロジェクターで映し出される御文の、今ちょうど読んでいる部分の色が変わるような工夫が施されていて、みなさんと一緒にお勤めをしたいという朝倉さんの思いがそこに表現されていました。
【レポート】潜入!これが噂の「テクノ法要」!@加賀市・篠生寺/日下 賢裕.仏教なう
若い頃からDJなどの活動をしていた
若い頃、DJやLIVE照明の仕事をしていた朝倉さん。
元DJの住職、『テクノ法要』に挑戦!老人にも受け入れられた理由とは/grape.2018
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「宗教離れを止めるため……」
「まずは、寺への危機感ですね。これから寺はどうなっていくのかという危機感が大きい。それと、固定観念を持っているということに自分で気が付いたんです。
テクノ法要で極楽浄土にトリップ。異色の試みは「寺への危機感」とPerfumeから生まれた/安藤健二/HUFFPOST.2018
若い方の宗教離れが加速する中、いかに仏教に興味を持っていただくかを考え「テクノ法要」という試みをしています。
固定観念を崩せ!テクノ法要で仏教を身近にー照恩寺住職の挑戦/朝倉 行宣.READYFOR
「……らしくとは?」仏教の伝統について疑問を感じていた
『お寺らしく』って言うけど、お寺らしさって何?『坊さんらしく』と言うけど、『坊さんらしさ』って何? そう考えていくと、本当は何もないはずなんです。どうすればいいか悩んでいたときに、お寺の飾り付けで、ろうそくが電球に変わっているのを見たとき、『ろうそくが本当で、電球だとウソなのか』と思ったんです。あれは光がお供えなので、電球でもろうそくでも変わらないわけです。
テクノ法要で極楽浄土にトリップ。異色の試みは「寺への危機感」とPerfumeから生まれた/安藤健二/HUFFPOST.2018
私たちは、それを「伝統」として大切にしていますが、「極楽浄土をイメージする」ことを忘れているように感じます。
固定観念を崩せ!テクノ法要で仏教を身近にー照恩寺住職の挑戦/朝倉 行宣.READYFOR
観音様はアンドロイド《現代仏教》
イメージは「極楽浄土」
伝統的な仏教寺院の内装が金色に施され、柱や梁などに鳳凰やハスの花などの詳細な彫刻が施されているのは、何百年も昔の人々が当時の最高の技術を使って浄土を表現しようとした結果であると行宣さんは改めて指摘する。「それならば現代の技術を使って仏教が考える浄土の光の世界を表現しようと思った」と行宣さんは話す。
プロジェクタ投影・舞台照明でお寺の中を装飾し、お経にテクノのリズムを乗せる…。これらは『極楽浄土は光の世界』という認識を表現しています
元DJの住職、『テクノ法要』に挑戦!老人にも受け入れられた理由とは/grape.2018
浄土というのは仏様の世界のことなんですが、それぞれの仏様がそれぞれの浄土を持っていて、その中でも阿弥陀如来の浄土が最高と言われています。“阿弥陀”という言葉には無限の光、無限の時間という意味があり、阿弥陀様自体が光そのものなんですね。そしてひとつの色で光っているのではなく、青い光、赤い光、白い光、黄色い光など、さまざまな色を放っていて、それが世界を作っているという思想なんです。
テクノと仏教の融合!? 今話題のテクノ法要に迫る!/デジマート・マガジン
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音楽のルーツは“Yellow Magic Orchestra”
中学校の時にYMO(※)というグループに出会って音楽が好きになりました。テクノ法要ができたのはそこからの影響も受けています。
めがねをとおして「縁」の大切さを学ぶ【「テクノ法要」照恩寺住職・朝倉行宣さんインタビュー】/めがね新聞(メガネ・眼鏡)
YMOの音楽をジャンルに当てはめるとテクノになるんですけど、実際に音楽を作っている御三方は、テクノに限らず色んなジャンルの音楽に造詣の深い方達なんです。だから、作り出される音楽がそれぞれのルーツに迫っているので、僕はYMOを通してロックやクラシック、民族音楽など、ジャンルにとらわれない様々な素晴らしい音楽に出会う事ができました。
めがねをとおして「縁」の大切さを学ぶ【「テクノ法要」照恩寺住職・朝倉行宣さんインタビュー】/めがね新聞(メガネ・眼鏡)
Every fan of electronic music needs to know Yellow Magic Orchestra – here’s FACT’s guide: http://t.co/C1YzSjE3Xk pic.twitter.com/SsorVo3Nd2
— FACT (@FACTmag) January 23, 2015
大ファンの“Pafume”の影響!
元々YMOから音楽に興味を持ち、細野さんの精神性の中に仏教を感じていたので、声明(お勤め)をテクノにするアイディアは昔から考えていました。また、近年はPerfumeのLIVE演出の素晴らしさに魅了され影響を受けています。
固定観念を崩せ!テクノ法要で仏教を身近にー照恩寺住職の挑戦/朝倉 行宣.READYFOR
一昨年の10月に住職を継承し、お寺の行事についての自分の想いを反映しやすくなったことが大きいのですが、Perfumeの「Dream Land」という曲のパフォーマンスを観て、想いが一層強くなりました。この曲の歌詞は、阿弥陀様の気持ちを歌っているのではないかと感じるようなものです。とても幻想的なステージングも含め、私が求めている形だと感じました。
固定観念を崩せ!テクノ法要で仏教を身近にー照恩寺住職の挑戦/朝倉 行宣.READYFOR
perfumeのライブに参戦すると、ムービングヘッドやレーザーでの演出に挑戦したくなる。。。#テクノ法要
— 朝倉行宣(テクノ法要) (@gyosen_asakura) November 19, 2018
東京行きの新幹線で、名古屋でのperfume live 参戦の予習中♬ pic.twitter.com/e9DQ8HsUgL
— 朝倉行宣(テクノ法要) (@gyosen_asakura) November 5, 2018
国内だけじゃない!海外でも活躍中!!
近年では、国内だけではなくアメリカのバーニングマン、フランスのFestival Dharma Technoに参加するなど、その射程をさらに広げている。
超テクノ法要 Presents「仏教×アート×テクノロジーの現在」/Ken-ichi KAWAMURA
バーニングマンでのテクノ法要。
— 朝倉行宣(テクノ法要) (@gyosen_asakura) September 4, 2018
広大な干上がった湖でこんなベタ凪は珍しいらしい。
手を合わせて見入る人。音に合わせて踊る人。自由に感じていただいて幸せです。
これを実現出来たのもたくさんの仲間のおかげ。 pic.twitter.com/C4ec6Pktnz
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「仏教の未来のため!過去に囚われてはいけない!」
照明をバージョンアップさせようと、クラウドファンディングで寄付を募ったところ、目標の30万円が期限内に集まった。
echiwa fukui unforgotten japan/Techno Buddhist Services
行宣さんは「テクノ法要もネットを使った資金集めも、ふざけているように思われるかもしれないが、仏教の将来を真剣に考えた上での取り組み。過去にとらわれていては何も始まらない」と話している。
echiwa fukui unforgotten japan/Techno Buddhist Services