BOSS LOOP STATIONは、ミュージシャンが一人でバンドのようなサウンドを生み出せるループペダルです。
この装置を使用することで、演奏者は一つずつ楽器のパートを重ねて録音し、それらをループさせることができます。
RC シリーズ
BOSS Loop Station
BOSSブランドの「ループ・ステーション RCシリーズ」は、楽器やマイクなどからの音を録音し、それをループ再生することができます。
この機能は、ライブ・パフォーマンスにおいて、一人で多重奏を行うことができるという画期的なものであり、多くのミュージシャンにとって、ライブ・パフォーマンスのスタイルを変える大きな転機となりました。
LOPPERって?
ルーパーはループペダルとも呼ばれ、一度演奏した音を繰り返し再生することができます。
ギタリストやシンガーソングライターが自分自身で多重録音を行い、一人でバンドサウンドを作り出すことができるため、特にソロパフォーマンスにおいて非常に有用な機材です。
ルーパーは、ギターやベースなどの楽器を直接入力することができるだけでなく、マイクを使って歌声や打楽器の音を録音することもできます。
このため、ルーパーを使ったパフォーマンスでは、ギターのボディを叩いてドラムの音を作ったり、コーラスを何重にも重ねたりすることが可能です。
また、ルーパーは、録音した音を再生するだけでなく、ループの開始や停止、フェードイン・アウトなどの操作も行うことができます。
これにより、繰り返し再生する音の長さや回数を自由に調整できるため、自在な音楽表現が可能となっています。
ギタープレイヤーにとっては、ルーパーを使ったパフォーマンスによって、一人でバンドサウンドを作り出すことができるため、ソロ演奏やストリートパフォーマンスでの活用されています。
また、ボイスパーカッションやキーボードプレイヤーなど、他の楽器演奏者もルーパーを利用することで、独自のサウンドを作り出し、新しいプレイスタイルも誕生しています。
BOSS LOOP STATION
「BOSS LOOP STATION」は、BOSSブランドが2001年に発売したループ・ステーションの製品シリーズの一つで、初代モデルである「RC-20 Loop Station」は、ループ・ステーションの歴史において重要な役割を果たしたました。
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初号機「RC-20」
この製品は、コンパクトで使いやすいルーパー機能を備えたデジタル・ルーパーで、一人でバンドサウンドを作り出すことができます。
3つのフットスイッチを備え、録音、再生、ストップ、オーバーダブ、アンドゥ/リドゥ、テンポ調整など、簡単な操作が可能です。
また、「RC-20 Loop Station」には、エフェクトも多数搭載されており、リバーブ、ディレイ、ピッチ・シフト、フランジャー、フィルター、ダイナミック・エフェクトなど、多彩な音作りが可能です。
「RC-20 Loop Station」の登場により、一人でバンドサウンドを作り出すことができるルーパー機能が、多くのミュージシャンに浸透し、ループ・ステーションを使ったパフォーマンスが広まりました。
その後、BOSSブランドをはじめ、国内外の各メーカーから、様々なループ・ステーションが発売され、ループ・ステーションは今や音楽制作やライブ・パフォーマンスに欠かせない機材として定着しています。
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USED – Boss RC-20 Loop Station Phrase Recorder
— GarageBand Music® (@GarageBandMusic) October 18, 2018
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RC-20が進化!「RC-20XL」
「RC-20XL」は、BOSSブランドが2004年に発売したループ・ステーションの一つで、初代モデルである「RC-20」の後継機種として発売されました。
「RC-20XL」は、「RC-20 Loop Station」の優れた使い勝手を踏襲しつつ、レコーディング時間の拡大や新機能の追加など、多数の改良が施されています。
新機能の中には、「サウンド・オン・サウンド」や「ワンショット再生」といった機能もあり、これらはフット操作で簡単に実現することができます。
「RC-20XL」は、2つのフットスイッチを備えており、録音、再生、オーバーダブ、ストップなど、簡単な操作が可能です。
また、最大16分間の録音時間が可能であり、より長いループを作り出すことができます。
さらに、ピッチ・シフト機能やリバース再生機能、モジュレーション・エフェクトなど、多彩なエフェクトも搭載されており、音楽制作やライブ・パフォーマンスにおいて高い表現力を発揮することができます。
ニューモデル!「RC-50」
「RC-50」は、「RC-20XL」をベースに多彩な入出力端子と充実の機能を加えたBOSSツイン・ペダル・シリーズの人気モデルの一つです。
ステレオ入出力に対応しており、ギタリストやベーシストのソロ・パフォーマンスだけでなく、DJ用リアルタイム・サンプラーとして、楽曲制作にも対応する新しいパフォーマンス・ツールとして注目を集めました。
また、最大99個までのパッチを保存することができ、独自のループ・スタイルを作り出すことができます。
さらに、マルチ・モードとシングル・モードの2つのプレイ・モードを備えており、パフォーマンスの目的やスタイルに合わせて自由に選択することができます。
RC-20Xをコンパクト化!「RC-2」
「RC-2」は、先行発売された「RC-20XL」をベースに、コンパクトなツインペダルシリーズとして発売されました。
同じくBOSSの製品であるディレイ・ペダルのように、ループ・ステーションをコンパクトにまとめたことで、ギタリストやベーシストにとって、より使いやすくなった製品となりました。
5年振りのニューモデル!「RC-3」
「RC-3」は、BOSSから5年ぶりにリリースされた、コンパクト・ペダル・タイプのループ・ステーションの新モデルです。
コンパクトなサイズにもかかわらず、最大3時間の録音時間と99のフレーズ記憶場所を備え、従来モデルである「RC-2 Loop Station」の16分間から大幅に拡張されました。
このため、より多くのフレーズや長いフレーズを録音することができ、ループを駆使した幅広い演奏やパフォーマンスを展開することが可能になります。
ステレオ・エフェクトとの接続も可能なステレオ・イン/アウトに対応しており、より広いサウンド・スペースを活用した音楽制作ができます。
また、内蔵されたリズム・ガイド機能により、ループのリズムを手軽に設定できるほか、テンポ・エフェクトやリズム・エフェクトも内蔵しており、表現力の高いループ演奏が可能です。
RC-20XLから7年ぶりの進化!「RC-30」
「RC-30」は、ツイン・ペダル・タイプのループ・ステーションであり、BOSSから7年ぶりにリリースされた新作です。
先代モデルである「RC-20XL」からの進化を図り、より高度なループ演奏を可能にする機能が搭載されています。
最大3時間の録音時間と99のフレーズ記憶場所を備え、従来モデルである「RC-20XL Loop Station」の16分間から大幅に拡張されました。
このため、より多くのフレーズや長いフレーズを録音することができ、ループを駆使した幅広い演奏やパフォーマンスを展開することが可能になります。
さらにレベルアップ……「RC-300」
2011年に発売された「RC-300」は、BOSSがリリースするループ・ステーションの中でも、最上位モデルとして位置づけられています。
3つのステレオ・トラックに独立して操作できる専用フットスイッチを装備し、各トラックでの操作性が向上していることが特徴です。
さらに、3つのフェーダーを搭載しており、シンプルで感覚的なコントロールが可能です。
16種類のエフェクトを内蔵し、エクスプレッション・ペダルによるリアルタイム制御も可能で、ユーザーの創造性を高めます。
最大ステレオ3時間の録音とファンタム電源対応のXLRマイク端子も搭載しており、ギタリスト/ベーシストだけでなく、ボーカリストやアコースティック楽器プレイヤーにも対応した多機能フレーズ・ルーパーです。
【ループステーション】
— クロサワ楽器商品担当おすすめ情報 (@kurosawa_online) October 14, 2019
-BOSS RC-300-
最大ステレオ3時間録音、99種類のフレーズ・メモリーが可能な最新型フレーズ・ルーパーがオススメです!
16種類のエフェクトに加え、各トラックのレベルを調整できる3つのフェーダーを搭載しています。
詳しくはこちら↓https://t.co/Vb3AmLtfyA pic.twitter.com/ZvnfFoZqIh
ギターだけじゃない!?多種多様な使い方!「RC-505」
2013年に発売されたRC-505は、5つのフレーズ・トラックを組み合わせ、リアルタイムで操作することができるテーブルトップ型のルーパーです。
多彩なエフェクトや機能が追加され、ミュージシャンたちの創造性をより引き出すことができるようになりました。
特に、INPUT/TRACK FXが同時に複数使用できるようになったことは、より豊かな音響表現を可能にしています。
また、拡張されたフットスイッチの機能によって、ギタリストやキーボーディストなど様々な楽器によるパフォーマンスにも十分に対応できるようになった点も注目に値します。
これによって、ミュージシャンたちはさらに自由な表現が可能となり、新たな音楽の世界を切り拓くことができるでしょう。
シンプルイズベスト!「RC-1」
RC-1は、BOSSから2013年に発売されたコンパクトなルーパーです。従来のルーパーと比べて非常にシンプルで、ペダル一つで録音、再生、オーバーダブなどの操作ができます。
また、録音時間も12分間と比較的短めになっていますが、初心者やシンプルなループ演奏には十分な機能を備えています。
【BOSS RC–1】BOSS Loop Station史上最もシンプルな操作性で人気のRC-1!最大約12分のステレオ録音が可能。これがあればあなたの可能性が広がること間違いなし!また、自分のギタートーンと向き合うためのツールとしても有効です!税別¥12,000- pic.twitter.com/N4P8IGe4cz
— ESP Guitar Workshop (@espgws) January 30, 2020
RC-1限定モデル「RC-1 BK」
2018年に発売した「RC-1- BK」はLOOP STATIONシリーズの累計100万台セールス突破を記念して、RC-1をブラック塗装で仕上げ、文字をレッドであしらった限定色モデルとして販売されました。
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RC-505をコンパクトに「RC-202」
2019年に発売のRC-202は、コンパクトなテーブルトップ型のルーパーで、クラブ/エレクトロニカ系ミュージシャンやビートボクサーに最適なマルチエフェクトを搭載しています。
2つのトラックでの録音と再生が可能で、フィルターやビートエフェクト、マルチエフェクトなど、豊富なエフェクトを内蔵しています。
また、リズム・マシンとしても使用できる「Beat Repeat」機能や、トラック同士のクロスフェードなど、様々な新しい機能が追加されています。
さらに、USBオーディオ・インターフェースとしても使用可能で、DAWソフトウェアとの連携も可能です。
RC-202は、録音ソースにかけるINPUT FXとループトラックにかけるDJ/サンプラースタイルのTRACK FXの各4 系統を同時に使用することができるので、ループ・フレーズをリアルタイムに保存しながらシームレスにパフォーマンスをつなげていくことができます。#RC202 #BOSS_jpn
— BOSS / ボス公式 (@BOSS_jpn) March 10, 2020
RC-1の系譜!「RC-10R」
「RC-10R」は、リズムとルーパーを組み合わせた新しいタイプのルーパーで、2019年に発売されました。
オーガニックなリズムサウンドを内蔵し、ユーザーが簡単にループとリズムを組み合わせて演奏することができます。また、8つのフットスイッチとLCD画面を搭載し、リアルタイムでの操作性にも優れています。
楽曲制作やライブ演奏、練習において、新たな表現の可能性を広げる次世代のルーパーとして注目されています。
RC-10Rの2つのアウトは、ギターとリズムを別々に出力できるので、それぞれのサウンドを適切な再生システムに出力できます。また、出力するサウンドを最適化するアウトプット・フィルターにより、アンプが1台しか使えない場合でも、再生システムに応じた出力が可能です。#RC10R #BOSS_jpn
— BOSS / ボス公式 (@BOSS_jpn) February 4, 2020