フィンランドのサンタクロース村へようこそ!この記事では、サンタクロースの由来や伝説、そしてサンタクロース村の魅力についてご紹介します。冬季にはスキーやスノーモービルのアクティビティに興じたり、オーロラを観察したりと、観光客にとっても魅力的な場所です。
サンタクロースの仕事を手伝うトントゥやエルフたちの存在や、サンタクロース村での特別なイベントについても触れます。また、サンタクロース村郵便局で手紙を出したり、特別な切手や消印を手に入れることもできます。さらに、サンタクロースの家を訪れて写真を撮ったり、サンタクロースと交流したりする貴重な体験も紹介します。記事を通じて、サンタクロース村の魔法に触れ、クリスマスの雰囲気を存分に味わってください!
Santa Claus in Lapland
「ラップランド」
フィンランドのラップランド地方は、伝統的にサンタクロースの住む場所とされています。特に、ロヴァニエミという都市は「サンタクロースの公式の故郷」と自称しており、ここにはサンタクロースの村というテーマパークが存在します。
ラップランドの自然と文化の魅力
ラップランドはヨーロッパの北部に位置し、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ロシアの4ヶ国にまたがる広大な地域を指します。その地域は、大部分が北極圏内に位置しています。長い冬の間、ラップランドは美しい雪と氷に覆われ、白銀の世界が広がります。
ラップランドは、サーミ人(またはサーメ人)と呼ばれる先住民族の伝統的な居住地でもあります。サーミ人は、何千年もの間この地域で生活を営んできました。彼らの伝統的な生活様式は、遊牧的な飼育、漁業、狩猟に基づいています。また、彼らは自然と深く結びついた豊かな文化と言語を持っています。
ラップランドはその自然環境と文化で知られています。一方で、観光地としても人気があり、特に冬季にはスキーやスノーモービルの冒険、オーロラ観察などのアクティビティが楽しめます。
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サンタが住んでいた山「コルヴァトゥントゥリ」
サンタクロースの由来については世界中に様々な伝説や説があります。その一つとして、フィンランドのラップランド地方、特にコルヴァトゥントゥリ山がサンタクロースの住まいとされています。
コルヴァトゥントゥリはフィンランド語で「大きな耳」を意味します。この名前は、サンタクロースが世界中の子供たちの願いを聞く能力を象徴しています。彼はこの地から、どんな小さな声でも聞くことができると言われています。
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フィンランドの国営放送局が宣言
1927年にフィンランドの国営放送局がコルヴァトゥントゥリをサンタクロースの正式な住まいと宣言したことで、この地はサンタクロースの故郷として世界的に知られるようになりました。そして、この地域はクリスマスのシーズンだけでなく一年を通して多くの観光客を引き寄せています。
フィンランドの妖精「トントゥ」
フィンランドの伝承には、トントゥと呼ばれる妖精や精霊が登場します。彼らは家の中や森の中に住み、人間が安全で幸せに暮らせるように見守り、時には手助けをするとされています。
トントゥは家族を火事や病気から守り、家の中の掃除を手伝ったり、消し忘れた火を消したりと、さまざまな形で家族を助ける存在とされています。しかし、彼らは人間に対して無礼な行為を行うと怒るとも言われており、敬意を持って扱うことが必要です。
このようなトントゥの伝承は、フィンランドの民話や神話の中で生きています。そして、サンタクロースがトントゥと一緒にコルヴァトゥントゥリの山中に住んでいるという伝説も、これらの民話や神話に基づいています。
サンタクロースのお手伝い!
トントゥはサンタクロースの助手としても知られています。彼らは世界中の子供たちがどんな振る舞いをしているかをチェックし、良い子か悪い子かを判断してサンタクロースに報告します。
また、トントゥたちは、サンタクロースがクリスマスに配るプレゼントを作るのを手伝うとも言われています。これらの伝説は、サンタクロースが一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配るという、人間の能力を超えた仕事をどうやって達成するのかを説明するものとも考えられます。
サンタクロースとトントゥの物語は、子供たちに善行を奨励し、共同作業の大切さを教えるための教訓でもあります。また、これらの伝説は、クリスマスの魔法とワクワク感を高め、子供たちに夢と希望を与えます。
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さすがサウナの国!妖精もサウナが大好き!
トントゥは森や家屋、そしてサウナに住むとされています。
フィンランドではサウナは非常に重要な文化であり、そのためサウナトントゥという特別なトントゥが存在すると言われています。サウナトントゥは、サウナを利用する人々を見守り、サウナがきちんと手入れされているかを監視し、サウナを保護する役割を果たしています。
サウナトントゥは一般に、サウナがきれいに保たれ、敬意をもって扱われている限り、人々に対して友好的であると言われています。しかし、もしサウナが不適切に扱われると、彼らは怒り、不運をもたらすこともあると伝えられています。
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ある事情でサンタクロースがロヴァニエミに移住
サンタクロースはラップランドのコルヴァトゥントゥリ山で妖精たちと一緒に暮らし、トナカイとともに過ごしていましたが、トナカイの餌となる草が徐々に減少し始めたため、サンタクロースはより暖かくて草が豊富な場所を求めて移住することになりました。そして彼はロヴァニエミという街にたどり着き、その地で新たな住まいを見つけたと言われています。
ロヴァニエミの自然
ロヴァニエミは、その冬の雪景色で有名ですが、夏もまた魅力的な季節です。
ロヴァニエミはフィンランドのラップランド地方に位置しており、春が終わると、広大な森林地帯が緑色に覆われます。これらの森は、ハイキング、ピクニック、キャンプ、釣り、ボート乗りなどのアウトドア活動に最適な場所です。
また、夏のロヴァニエミは白夜を体験することができます。これは、太陽がほとんどまたは全く沈まない現象で、日中の明るさが深夜まで続くことから「白夜」と呼ばれています。この特異な現象は、北極圏内の特定の地域でしか体験できません。
夏のロヴァニエミは、爽やかで豊かな自然に包まれ、一年の中で最も活動的な季節となります。その緑豊かな森林と白夜の魔法は、訪れるすべての人々を魅了します。
サンタクロースの故郷に公認
ロヴァニエミは、2010年にサンタクロースの公式な故郷として認定されました。これは、ロヴァニエミが長年にわたりサンタクロースの伝説を大切に伝え、クリスマスの精神を広める活動を続けてきたことを認めるものでした。
クリスマスの魔法が始まる瞬間「ロヴァニエミのクリスマスパレード」
ロヴァニエミでは、毎年11月の初めにクリスマスシーズンの開始を祝う大規模なパレードが開催されます。このイベントは、サンタクロースが直々にクリスマスシーズンの開始を宣言するという特別な瞬間で、大勢の人々が集まります。
このパレードでは、地元の人々や観光客が一緒になって、サンタクロースの登場を楽しみ、クリスマスシーズンの到来を喜びます。また、パレードにはサンタクロースだけでなく、エルフやトナカイも参加し、街を華やかに彩ります。
ロヴァニエミのクリスマスパレードは、その年のクリスマスシーズンが正式に始まったことを宣言する重要なイベントで、多くの人々にとって待ち望まれる一大祭典となっています。
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ワクワクが止まらない(笑)「サンタクロースエクスプレス」
ヘルシンキからロヴァニエミまでの移動は、いくつかの方法がありますが、その中でも「サンタクロースエクスプレス」は非常に人気のある選択肢です。
この夜行寝台列車は約12時間の旅で、ヘルシンキからロヴァニエミまでを結びます。列車は通常、夕方にヘルシンキを出発し、翌朝にロヴァニエミに到着します。寝台車両は快適に整えられており、個室や食事の提供もあります。
もちろん、飛行機を使って移動することも可能です。ヘルシンキからロヴァニエミまでの飛行時間は約1時間半で、時間が限られている旅行者にとっては便利な選択肢となります。しかし、列車旅行は独特の魅力があり、フィンランドの壮大な風景を楽しみながらゆっくりと目的地に向かうことができます。
Santa Claus Village
本物の「サンタクロース村」
サンタクロース村は、フィンランドのラップランド地方、ロヴァニエミから北へ約8kmの地点に位置しています。その場所はまさに北極圏上にあり、一年中訪問することが可能です。
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「北極圏証明書」
サンタクロース村では、訪問者が北極圏に足を踏み入れた証として「北極圏証明書」を発行しています。これは、北極圏の境界を越えたことを記念するユニークなサービスで、大人から子供まで多くの観光客が楽しんでいます。
この証明書は、フィンランドのロヴァニエミ、特にサンタクロース村での思い出の一部となります。北極圏を訪れたことの証として家族や友人に見せることができ、また、旅のスクラップブックや記念品として大切に保管することもできます。
サンタクロース村は毎日がクリスマス!?
サンタクロース村は一年中クリスマスの雰囲気が漂っています。北極圏の線が村の中心を通っているため、特に夏至の時期には白夜が体験でき、昼も夜も明るい時間が長く続くのが特徴です。
冬には、フィンランドの美しい雪景色を満喫することができます。一面の雪景色の中に、赤と白の家が点在し、それぞれの家の煙突からは暖炉の煙が立ち上り、まるで絵本から飛び出したような光景が広がります。また、トナカイやエルフといったクリスマスのキャラクターが実際に存在するという設定も、この地を訪れる人々に夢と魔法を提供します。
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当然のようにサンタが常駐!「サンタクロースの部屋」
サンタクロース村は、サンタクロースと一年中出会うことができる数少ない場所の一つです。普段はクリスマスの時期にしか姿を見せないサンタクロースが、ここでは毎日、訪れる人々を歓迎しています。
サンタクロースの家には、訪問者がグループごとに入ることができ、サンタクロースとの記念写真を撮ったり、握手を交わしたり、おしゃべりを楽しんだりすることができます。サンタクロースはフレンドリーで、子供から大人まで全ての人々に喜びを与えてくれます。
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サンタに2000万通の手紙が届く!
サンタクロース村中央郵便局は、サンタクロース自身が働いていると言われていて、その存在は世界中の人々に愛されています。この郵便局は年間を通して営業しており、世界中からサンタクロース宛ての手紙が届けられます。
手紙は約200の国と地域から送られてきて、その数はなんと毎年約2,000万通にも上ります。これらの手紙には、子供たちからのクリスマスプレゼントの願いや、大人たちからの願い、またはただ単にサンタクロースへの感謝のメッセージなどが書かれています。
郵便局の近くに設置された看板には、世界各地までの距離が表示されています。これを見ると、サンタクロースが毎年どれだけ遠くまで移動してプレゼントを配っているかを感じることができます。たとえば、日本までの距離は約7000kmと表示されています。
この看板は、サンタクロースの奇跡的な旅と、彼が子供たちの幸せのためにどれだけの努力をしているかを象徴しています。
妖精「トントゥ」が仕事中!
サンタクロース村郵便局から発送される手紙やカードは、その特殊な消印や切手で一目で識別でき、非常に特別な存在です。
サンタクロースやトントゥたちが仕事を手伝うと言われているエルフたちは、手紙に丁寧に切手を貼り、特別な消印を押して発送しています。これらの手紙は、その出所がサンタクロース村であることを示す証となります。
また、サンタクロース村郵便局の切手や消印は、その郵便局を訪れなければ手に入らないため、訪問者にとっては一種の記念品となります。特に、郵趣家(切手収集家)にとっては貴重なコレクションの一部となるでしょう。
そして、これらの手紙が世界中の人々に届けられるとき、それはサンタクロースとその村からの特別なメッセージとなります。それは、愛と喜び、そしてクリスマスの精神を運んでくれるのです。
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日本からもたくさんの手紙が!
日本の子供たちからサンタクロースへの手紙が非常に多く、世界で最も多くの手紙が送られている国のひとつです。サンタクロースと日本の子供たちとの絆は非常に強いと言えます。
しかし、サンタクロース一人では日本のすべての子供たちに返事を書ききれないという問題がありました。そこで、日本・フィンランドサンタクロース協会が設立されました。この協会は、日本の子供たちとサンタクロースの手紙の交流の窓口として機能しており、少しでも多くの子供たちに返事を届けるために活動しています。
この取り組みによって、サンタクロースと日本の子供たちとの間の交流がより深まり、子供たちのクリスマスへの喜びや夢が育まれています。
毎年12月23日「サンタ」がここから世界へ向けて出発!
サンタクロースは、ここから毎年12月24日の夜(クリスマスイブ)に、トナカイに引かれたそりで、世界中の子供たちにプレゼントを配りに出発します。
ロヴァニエミのサンタクロース村では、今日23日の午後7時(日本時間翌日午前2時)から、サンタクロースの旅の出発式が開催され、生中継もあります。https://t.co/j765qPny0W@VisitRovaniemi 写真:Juho Kuva #クリスマス #サンタクロース pic.twitter.com/IisbNha0nI
— フィンランド政府観光局 (@visitfinlandjp) December 23, 2016
雪と氷の中で楽しむフィンランド料理とお酒
フィンランドのサンタクロース村には、「スノーマンワールド」というエリアがあり、その中にアイスレストランやアイスバーが存在します。これらの施設は、雪や氷だけで作られています。そのため、外観も内規も非常にユニークで、冬の魔法のような雰囲気が漂っています。
アイスレストランでは、雪と氷で作られたテーブルと椅子で食事を楽しむことができます。メニューには、フィンランドの伝統的な料理が豊富に揃っています。
また、アイスバーでは、氷のグラスから飲み物を楽しむことができます。ここでは、さまざまな種類のカクテルやその他のアルコール飲料が提供されています。
さらに、「スノーマンワールド」にはスノーホテルもあり、その内部はすべて雪と氷で作られています。各部屋には、氷や雪で作られたベッドや家具があり、壁や天井には美しい雪の彫刻が施されています。
これらの施設は、訪れるすべての人々に対して、まさに冬のワンダーランドのような体験を提供します。
あのムーミンがここに!?「ムーミン・スノーキャッスル」
ムーミン・スノーキャッスルは、フィンランドのサンタクロース村にある人気の観光スポットで、ムーミンとその友達たちの世界を再現した雪と氷のパークです。ムーミンは、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンによって創造されたキャラクターで、その愛らしい姿と物語は、世界中の人々から愛されています。
このパークは、大規模な雪と氷の彫刻で、ムーミン谷のキャラクターたちを再現しています。訪れる人々は、それぞれのキャラクターと一緒に写真を撮ることができ、また、彼らが住む世界を体験することができます。
また、パークでは、さまざまなアクティビティも提供しています。たとえば、雪遊びやスライダー、氷の迷路などがあります。これらのアクティビティは、家族全員が一緒に楽しむことができます。
ただし、ムーミン・スノーキャッスルは、一年中開催されてるいわけではなく、2018年12月20日〜2019年3月までの期間限定で開催されていました。そのため、訪れる予定の方は、開催期間を事前に確認することをお勧めします。
サンタクロース村に行くならホテルはココ!
サンタクロース村周辺には多くの宿泊施設があります。その中でも特に人気のある宿泊施設をいくつか紹介します。
Santa Claus Holiday Village
これはサンタクロース村の中心部に位置しています。豪華なコテージからシンプルな部屋までさまざまな宿泊オプションがあります。ここでは、北欧の自然を満喫しながら、クリスマスの雰囲気を楽しむことができます。
Santa’s Igloos Arctic Circle
ここは、ガラスの天井が特徴のイグルー型の宿泊施設で、オーロラを自分のベッドから見ることができます。モダンでラグジュアリーな設備が整っています。
Santa’s Hotels/YouTube
Snowman World Glass Resort
このリゾートはガラス製のイグルー型の宿泊施設で、自然と調和したデザインとラグジュアリーな雰囲気が魅力です。ここでもオーロラを見ることができます。
Arctic TreeHouse Hotel
こちらは森の中にあるツリーハウス型のホテルで、自然に囲まれながら快適に過ごすことができます。
Arctic SnowHotel & Glass Igloos
こちらは雪と氷で作られたホテルとガラスのイグルーが併設された宿泊施設です。雪の中での特別な体験とオーロラ観賞を楽しむことができます。
Santa Claus Holiday Village
これは村の中心部に位置するコテージスタイルの宿泊施設で、自己調理が可能な部屋と無料のWi-Fiが提供されています。また、レストランとギフトショップも併設されています。
Nova Skyland Hote
モダンで快適なアパートメントスタイルの宿泊施設で、フルキッチンとプライベートサウナがついています。また、レストランでは地元産の食材を使った料理が提供されています。
サンタクロース村の宿で心地よい滞在を!
これらの宿泊施設は、サンタクロース村を訪れる家族やカップルに人気があり、各施設には異なる設備やアメニティが用意されています。それぞれの特徴を考慮に入れて、自分の旅行スタイルに最も適した宿泊施設を選びましょう。
サンタクロース村のグルメスポットを満喫しよう!
サンタクロース村には、フィンランドの地元料理を楽しむことができるレストランやカフェが多数あります。以下にいくつか紹介します
Santa’s Salmon Place
このレストランは、フィンランドの伝統的な方法で調理されたサーモン料理を提供しています。オープンファイアで焼かれたサーモンは、とても美味しいと評判です。
Kotahovi Restaurant
こちらは、伝統的なラップランド料理を提供するレストランで、レンディア肉や地元の魚を使ったメニューが豊富です。また、夏期にはテラスで食事を楽しむこともできます。
Three Elves Restaurant
フィンランド料理とインターナショナルな料理を楽しむことができるこのレストランでは、地元の新鮮な食材を使用した料理が楽しめます。
サンタクロース村でフィンランドの甘い魅惑を味わう
また、村内には、フィンランドの伝統的なパンやスイーツを提供するベーカリーやスイーツショップもあります。どのレストランやカフェも、フレンドリーなサービスと美味しい食事で、訪問者を歓迎しています。
楽しさが広がる冒険の地!サンタクロース村の魅力的なアクティビティ
サンタクロース村は、子供から大人まで楽しめるアクティビティが盛りだくさんです。その一部を以下にご紹介します。
- トナカイのソリ: ラップランドを象徴するアクティビティの一つです。トナカイに引かれたソリで雪原を滑る体験は、まさに夢のような時間を過ごすことができます。
- スノーモービル: スノーモービルは雪の中を高速で移動するのに最適な乗り物です。初めて乗る人でも、専門のガイドがついているので安心して楽しむことができます。
- 雪だるま作り: 大きな雪だるまを作るのは、特に子供たちにとって大人気のアクティビティです。家族みんなで力を合わせて作ることも可能です。
- 氷の滑り台: 氷で作られた滑り台は、寒さを忘れて楽しむことができます。滑り台を滑り降りるときのスリルと楽しさは格別です。
- ハスキースレッジライド: ハスキー犬に引かれたソリで雪原を駆け抜ける体験も、ラップランドならではのアクティビティです。
これらのアクティビティは季節によって利用できるものが異なるため、訪問前に確認することをお勧めします。
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一年中クリスマスを楽しむ室内型テーマパーク「サンタパーク」
実はサンタクロース村の近くに、別のテーマパーク(サンタパーク)があります。
サンタパークはサンタクロース村から近く、バスで約10分の距離にある室内型のテーマパークです。元々は核シェルターとして使用されていた人工洞窟を改装し、一年中クリスマスを楽しむことができる空間になっています。
サンタパークの見所は数多く、その一つがサンタクロースとの会話体験です。サンタクロースが毎日登場し、訪問者と一緒に写真を撮ったり、話をしたりします。
また、サンタパーク内にはエルフの工房もあります。ここではエルフたちがサンタクロースのためにプレゼントを作っている様子を見ることができます。また、訪問者自身もエルフの工房でプレゼントを作る体験をすることもできます。
さらに、サンタパーク内にはアイスギャラリーやアイスバーもあります。ここでは氷でできた美しい彫刻を鑑賞したり、氷のカップで飲み物を楽しむことができます。
サンタパークは室内型のテーマパークなので、天候に左右されずに楽しむことができます。そのため、天候が悪い日や寒い日でも訪れることができます。
サンタパークは、折角極北に来るのであればオーロラ観賞、トナカイや犬そり体験など、北極圏の自然を体験するアクティビティとセットで楽しむと、より一層楽しみが増すでしょう。
「戦争と復興から生まれた」サンタクロース村の起源と歴史
第二次世界大戦時、フィンランドはソビエト連邦との間で戦争を経験しました。その結果、フィンランドは一部の領土をソビエト連邦に割譲することになりましたが、コルバトゥントゥリの山はフィンランド側が譲らず、結果的にフィンランド領に留まることとなりました。この山はサンタクロースが住むとされる大切な場所であるとフィンランド側は主張しました。
一方で、北極圏の中心地であるロヴァニエミは、第二次世界大戦でほとんど完全に破壊されました。そのため、戦後の復興は大変なものでした。1950年に当時のアメリカ合衆国大統領の夫人、エレノア・ルーズヴェルトがロヴァニエミの復興を視察するために訪れました。
エレノア・ルーズヴェルトは、北極圏に行きたいという希望を持っていました。そのため、ロヴァニエミの役人たちは、彼女の希望を叶えるために、街から8km離れた場所に小屋を建てました。この小屋が現在のサンタクロース村の始まりとなりました。現在では、この小屋はサンタクロース郵便局の隣に存在し、多くの訪問者たちが訪れています。