鉄道ファン必見!ドイツ・ハンブルクにある世界最大のミニチュア鉄道と都市

鉄道ファン必見!ドイツ・ハンブルクにある世界最大のミニチュア鉄道と都市

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2001年8月、北ドイツの商業・文化の中心地ハンブルグに、突如現れた世界最大規模の鉄道模型ジオラマ。ここでは鉄道を中心に、さまざまな表情のフィギア、精巧な町並み、そして、走り回る自動車などが1/87のスケールで繰り広げられる。ドイツ人スタッフによる緻密な撮影で、その魅力を余すところ無く伝える。鉄道ファン・模型製作者のみならず楽しめる作品。(「Oricon」データベースより)

Miniatur Wunderland

世界最大の鉄道模型「ミニチュア・ワンダーランド」

Miniatur Wunderland/YouTube

ミニチュア・ワンダーランド(Miniatur Wunderland)は、ドイツのハンブルクにある世界最大級のミニチュア鉄道・ミニチュア都市の展示施設です。

ドイツの人気観光スポット!

Modelleisenbahn Wunderland

ミニチュア・ワンダーランドは、ドイツで最も人気のある観光地のひとつであり、年間100万人以上が訪れる人気スポットです。特に、鉄道や模型に興味のある人には、必見の場所として知られています。また、ハンブルクを訪れた観光客にとっても、必ずと言っていいほど訪れる場所の一つとして挙げられます。

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ユネスコの世界遺産!!

ミニチュア・ワンダーランドには、列車、自動車、船舶、そして飛行機まで、さまざまな種類の乗り物が展示されています。それらの乗り物は、高度な技術と手作業によって制作され、それぞれが細部までこだわって作り上げられています。特に、飛行機の模型に関しては、実際に飛行機が離着陸する様子を再現するなど、よりリアルな演出がされています。

世界に類のない、画期的な小宇宙は、倉庫街と共にハンブルグの人気観光スポットとして、ユネスコの世界遺産に登録されている。

Miniatur Wunderland Hamburg – 事例紹介/エンバカデロ・テクノロジー

ミニチュアの世界は20万人以上の住民が生活中

敷地面積が6,400㎡ (68,000平方フィート)以上あり、世界各地の街並みや風景が再現されたミニチュア模型が展示されています。その中には、数百両の列車や約9,000台の車両が配置されているほか、住民を含む総勢215,000人のミニチュア人形が配置されています。彼らの名前は「ブンダーランダー」と呼ばれ、実在する人物から名前が取られているこだわりのある作りになっています。また、ミニチュア・ワンダーランドには、実在する有名な建築物や観光地、さらには架空の場所まで再現されており、非常にリアルで見応えのある展示が行われています。

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全ての始まりはブラウン兄弟の夢

DW Deutsch/YouTube

この施設は、フレデリック・ブラウンとゲリット・ブラウンの兄弟が、子供のころから夢見ていた鉄道模型の世界を実現するために2001年に営業を開始しました。。世界中の人々に楽しんでいただける、画期的かつ驚くべきミニチュアの世界を作り上げることが彼らの夢だったのです。その夢が現実のものとなり、多くの人々を魅了する施設として、今日まで愛され続けています。

美しすぎる……ミニチュアの町に夜がきた!

Miniatur Wunderland/YouTube

20分ごとに昼と夜が入れ替わり、暗くなると照明が灯り、街並みや建物にライトアップされます。この演出により、リアルな夜景が再現され、ミニチュアの住人が暮らす街並みが一層鮮明に浮かび上がります。また、季節や天候に合わせて、展示物や演出が変化するため、訪れる度に新しい発見があります。

Miniatur Wunderland/YouTube
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リアルすぎる……様々な仕掛けが!

Miniatur Wunderland/YouTube

展示物に細部までこだわった仕掛けが数多く施されています。ボタンを押すと、鐘が鳴ったり、列車が発車したり、船が動き出したり、様々な演出が楽しめます。また、車や人形などが実際に動いたり、警察や消防車、救急車などが出動するシーンも再現され、リアルな模型世界を演出しています。このような細かい仕掛けにより、訪れた人々は驚きとともに、ミニチュア・ワンダーランドの世界に没頭することができます。

Travel Impressions by Haiko/YouTube

ミニチュアの世界にも海や川が!?船も運行中!!

Miniatur Wunderland/YouTube

海や川も再現されており、実際に船が運行しています。海や川には、ヨットや帆船、貨物船など、様々な種類の船が配置されています。また、海岸や港、漁村など、海に関する様々な風景が再現されており、細かいディテールにもこだわっています

なんと飛行場も存在!いざミニチュア世界の空へ!!

Miniatur Wunderland/YouTube

空港も忠実に再現されており、周辺環境や飛行機、空港内外のディテールが精密に描写されています。また、特筆すべきは、空港の管制システムの再現度の高さです。40機を超える飛行機が、繋留場、搭乗ビルで人や貨物を積み、それぞれが滑走路まで移動した後、離着陸をする様子が、まるで実際の空港のように再現されています。さらに、管制官が飛行機の誘導や運行を担当するシーンも再現されており、空港のプロセスを正確に描写した見事な展示物となっています。

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あれ?よく見れば……ミレニアム・ファルコン(STAR WARS)
Miniatur Wunderland/YouTube

隠れたユーモアやおもしろい仕掛けがあちこちに施されています。例えば、飛行機が離着陸する際に映画「スター・ウォーズ」のテーマ曲が流れ、ハリソン・フォードのファルコン宇宙船のヒューヒューという音がする。時には、大きなミツバチが離着陸するという仕掛けがあります。このような細かいディテールによって、見る人たちに楽しい驚きや爆笑を与えることができます。

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✅「GAME OF THRONES」のドラゴンが飛んでいる(笑)
Miniatur Wunderland/YouTube

ミニチュア・ワンダーランドでは、ファンタジーなどの世界観を再現した展示物もあります。

多種多様!複数の国に別れたエリア

エリアごとに分かれたジオラマが展示されています。2019年現在、公開されているジオラマには、イタリア、スイス、クヌッフィゲン空港(架空の空港)、クヌッフィゲン(架空の都市)、中部ドイツ、ハンブルク、アメリカ、スカンジナビアがあります。

TrenTrainZug/YouTube
TrenTrainZug/YouTube
TrenTrainZug/YouTube
TrenTrainZug/YouTube
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全て緻密なコンピューターで制御!

cup of coffee/YouTube

交通事故やサッカースタジアムの試合といったエピソードも再現されており、音や演出によってよりリアルな体験ができます。また、コンピューターで制御された列車も展示されており、その総数は700本を超えます。さらに、ミニチュア・ワンダーランドは、人気が高まり続けており、建物の拡張も進んでいます。現在は入る建物が手狭になり、隣のビルへの拡張が決まっています。また、ミニチュア・ワンダーランドは一年中営業を行っており、週末には最長で18時間営業することもあるため、多くの観光客が訪れる場所となっています。

Google マップのストリートビューに登場!!

Miniatur Wunderland/YouTube

2016年に、ミニチュア・ワンダーランドがGoogle MapsおよびGoogle Street Viewに掲載され、世界中の人々がミニチュア・ワンダーランドの内部を自宅からでも見ることができるようになりました。

これによって、ミニチュア・ワンダーランドの素晴らしい展示物やリアルな演出が、世界中の人々に広く知られることとなりました。また、Google Street Viewでは、実際に歩いているかのように、ジオラマの中を歩き回ることができるため、よりリアルなミニチュア世界を楽しむことができます。

完成まで600時間撮影!!
Google Maps/YouTube

Googleは、ミニチュア・ワンダーランドのストリートビュー・カメラ撮影のために、地図専門企業のUbilabsと協力し、超小型のストリートビュー・カメラを使用しています。撮影には、ジオラマの再現度を損なわないように、細かい調整が必要であり、準備とテストに2ヶ月、撮影には600時間が必要だったとUbilabsは報告しています。撮影されたエリアには、ナフィンゲン、空港、ハンブルク、スカンジナビア、中部ドイツ、バイエルン、スイス、オーストリア、アメリカが含まれます。また、ミニチュア・ワンダーランドのクリエイターは、ミニチュアのストリートビュー・カーも作成したとされていますが、撮影はできないようです。

ギネス世界記録更新中!!

ギネス世界記録 公式チャンネル/YouTube

世界最長としてギネス世界記録に認定されており、全長は15.4キロメートルにも及んでいます。そして、2018年には、新たに「モナコ」の新線が追加され、全長は16.8キロメートルに伸びました。これにより、世界最長記録が更新されたのです

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2001年8月、北ドイツの商業・文化の中心地ハンブルグに、突如現れた世界最大規模の鉄道模型ジオラマ。ここでは鉄道を中心に、さまざまな表情のフィギア、精巧な町並み、そして、走り回る自動車などが1/87のスケールで繰り広げられる。ドイツ人スタッフによる緻密な撮影で、その魅力を余すところ無く伝える。鉄道ファン・模型製作者のみならず楽しめる作品。(「Oricon」データベースより)
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