Favela
ファベーラ
ファベーラとは、ブラジルを中心に南アメリカの都市の周辺にあるスラム街や貧困地域のことを指します。ファベーラは、貧困、過密、住宅の不足、インフラストラクチャの欠如、犯罪、暴力などの問題が抱えられていることで知られています。
ブラジルの貧困問題
ブラジルの貧富の格差は深刻であり、国民の60%が国民平均所得の半分以下の収入を得ているとされています。さらに、極度の貧困にある人々は約5400万人に上り、そのうち15歳以下の子どもたちが2250万人にのぼると言われています。このような貧困状況は、教育や医療などの基本的なサービスを受けられない人々が多く、子どもたちが麻薬密売や犯罪に手を染めることが一部で現実となっています。
ストリートチルドレンの増加や治安の悪化は、貧困と密接に関連しています。特にリオデジャネイロは、犯罪被害者の人口比率が44%に達し、世界で最も治安が悪い都市の一つとされています。
警察も安易に立ち入れない超危険なエリア
ブラジルの大都市、特にリオデジャネイロやサンパウロには、ファベーラと呼ばれる貧民地区やスラム街が多数存在します。これらのエリアでは、麻薬密売組織や犯罪組織が活動拠点としており、治安が非常に悪いことで知られています。
一部のファベーラは、警察がほとんど立ち入ることができないほど危険なエリアが存在します。そのため、一般の旅行者が立ち入った際には、犯罪被害に遭う確率が高くなっています。また、組織間の勢力争いや警察の摘発作戦による銃撃戦が頻発し、流れ弾による一般市民の犠牲者も出ています。
ファベーラの由来は“植物”
ファベーラの語源は、ポルトガル語で「木材」という意味の「favela」です。この言葉は、19世紀後半にブラジルのリオデジャネイロ州にあるモーロ・ダ・ファヴェーラ(Favela Hill)という丘に、元軍人たちが簡易的な住居を建てたことが始まりとされています。この地に生えていたトゲのある植物が「favela」と呼ばれていたことから、後にこのようなスラム街や貧民地区全般を指す言葉となりました。
リオデジャネイロでファベーラは別名で呼ばれる
リオデジャネイロでは、地形的な特徴や経済的な要因により、富裕層と貧困層の住む場所に明確な差があります。平地や海に近いエリアには、富裕層が住む豪邸や高級アパートメントが立ち並んでいます。一方で、貧困層は主に山肌に張り付くように集まる家々(ファベーラ)に住んでおり、これらの地域は「モーホ(morro)」、「丘」とも呼ばれています。
ファベーラ同士の深刻な格差
ファベーラはブラジルの多くの都市に存在し、規模もさまざまです。特に北東部地域は貧困が深刻で、ファベーラの住民の月平均所得は政府が定める最低賃金(180レアル=約60~70USドル)程度にとどまっています。これは非常に低い所得水準であり、住民たちは厳しい生活を送っています。
訪れた家の中には、粥状の食事しか口にしていない人もいるという現実があります。このような状況は、栄養不足や健康問題を引き起こす可能性があります。また、貧困は教育機会の喪失や犯罪への誘因となることもあります。
ファベーラの中での格差
ファベーラは、一等地から三等地まで、大まかに3つのクラスに分けられます。
- 一等地:一等地は通常、道路に近い下方に位置し、アクセスが容易であります。ここには、ファベーラのリーダーや、安定した収入を持つ労働者が住んでいることが多いです。また、一等地では、より良いインフラが整っている場合があります。これにより、家の値段が他のエリアよりも高くなることがあります。
- 二等地:二等地は、一等地と比べてやや劣る立地条件で、インフラや生活環境が一等地よりも劣ります。しかし、二等地に住む人々も、雨水を貯めたり、プロパンガスボンベで火を使ったり、盗電で電気を使ったりと、生活の工夫をしています。
- 三等地:三等地は、最も厳しい環境で生活する人々が住むエリアです。通常、山の頂上付近に位置し、徒歩で1時間程度かかる場所が含まれます。ここでは、家が古く、インフラが整っていないことが多く、生活に不便が伴います。また、地盤が不安定で土砂崩れや洪水のリスクが高い場合があります。
家の価格は、立地によって大きく異なります。一等地である二戸当たりの価格は約3,000ドルですが、山の頂上付近(徒歩で1時間ほどかかる場所)では、千ドル程度になります。家族全員で二階を増築して売りに出す人もいます。
このようなファベーラでは、住環境や生活水準が大きく異なるため、階層や格差が明確に現れています。一等地に住む人々は比較的良い状況で暮らしている一方で、二等地や三等地の住民は困難な状況に置かれていることがわかります。
貧困エリア「ファベーラでの生活」
ファベーラは密集したレンガ造りの家が特徴で、簡易的な建築物や廃墟に近い家屋が並びます。物干し竿に洗濯物がかかっている様子から、人々が住んでいることがわかります。子供たちは路上で遊び、建物の壁は落書きで覆われ、全体的にはすさんだ印象を受ける。
しかし、ファベーラはただの貧困地域というだけではなく、一つのコミュニティとして機能しています。ラジオ局、ネットカフェ、銀行支店、病院、商店街などがファベーラ内にあり、自己完結的な経済圏を形成しているのです。住民たちはお互いに助け合い、困難な状況に立ち向かっています。
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行政はノータッチ!未整備のインフラ
ファベーラは、住民たちが不法に土地を占拠し、自分たちで家を建てることから生まれた集落です。そのため、行政が作ったものではなく、正式な住所が存在しないことが一般的です。
この状況が、ファベーラの住民にとってさまざまな問題を引き起こしている。
正式な住所がないことで、公共サービスの提供も困難になり、電気、上下水道、ゴミ収集などの基本的なインフラが整備されておらず、そのままにされているケースが多い。
そのような住民は、ためた水を飲用や生活用水として使用している。そのため、水は衛生面で問題があり、病原菌や汚染物質が含まれることがあります。これは、住民の健康を脅かす要因となっています。
また、緊急時に救急サービスが迅速に対応できないケースもあります。
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電気は盗むのが基本スタイル
ファベーラでは、電気が正式に供給されていないため、住民たちは電柱から盗電することが一般的です。無数のコードが電柱に巻き付いている光景は、ファベーラの一般的な風景の一部です。盗電は明らかに不法行為ではありますが、市当局はファベーラの複雑な状況や住民の生活事情を考慮して、しばしば黙認せざるを得ないことがあります。
盗電は、ブラジルの一部地域で大きな問題となっており、エネルギー研究公社(EPE)の推計によれば、電力の商業的損失は平均で5~6%になるとされています。特に北東部の一部地域では、生産される全エネルギーの25%までが盗電により消費されているとのことです。
ネオエネルギア社のマルセロ・マイア・デ・アゼベド・コレアCEOは、人々が盗電が犯罪であると考えていないこと、地元自治体が支持しているものの、盗電の習慣を根絶する唯一の方法は、住民が電力を盗むことが利口なことではないと気付くことだと述べています。
ダメ絶対!!これが火災の原因に!!
盗電は安全面で問題があります。送電線への接続が適切でなかったり、装置が規格外だったりすると、ショートや火災が発生するリスクが高まります。ジルソン・ロドリゲス氏は、パライゾポリスの住民協会の会長として、ショートが原因で火災が発生し、近所に住む人たちが全財産を失うという出来事が過去にも多数あったと語っています。
パライゾポリスは、サンパウロで2番目に大きいスラムであり、地元ではファベーラ(貧民窟)と呼ばれています。約8万人が住むこの地域は、人口1800万のサンパウロ大都市圏に位置しています。
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不衛生な環境
ファベーラでは、行政サービスが十分に提供されていないため、さまざまな問題が生じています。例えば、ゴミ収集が定期的に行われないことから、街中にゴミが散乱し、衛生状態が悪化しています。また、下水整備が不十分であるため、汚水が道路にあふれ出ている場所が多く、これも衛生面での問題を引き起こしています。
保健所によれば、寄生虫感染率は50%に上るとされ、一部の住民には外科処置が必要な皮膚膿瘍も見られます。さらに、断水が常態化しており、水不足による苦労も住民にとって大きな問題となっています。
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過酷な環境で育つ子供たち
ファベーラで生まれ育った子供たちは、十分な教育を受ける機会が限られており、未来に対する希望が薄い場合が多く、外の世界を知らずに生涯を終えることが珍しくありません。行き場を失った少年たちは、ギャングのメンバーに勧誘されることがあります。ギャングはファベーラの奥部にアジトを持ち、家族が暮らす生活空間のすぐ隣で銃撃戦を繰り広げることがあります。
このようにファベーラでは貧困層の生活とギャングが密接に関わり合っています。
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そんな中でも強く生きる住民たち
ファベーラでは、人々は貧困に立ち向かいながらも、日々の生活を営んでいます。曲がりくねった道には、粗末な料理店や酒場、ジムや市場が点在し、地域の人々によって運営されています。これらの施設は、住民たちが生活する上で重要な役割を果たしています。
むしろ他のスラムより安全?ギャングによる統治
ファベーラのギャングに組織は、独自の麻薬や武器の密売ルートを持っており、軍隊出身の若者を雇って見張りや警備をさせています。これにより、警察や治安当局は、ファベーラ内での犯罪組織に対して十分な力を発揮できない状況が生まれています。
自分たちの拠点は安全の方が都合がいい
ファベーラにおいては、犯罪集団が地域内での治安を守っているという事実があります。
例えば、ファヴェーラ内で盗みをしない、警察に情報を漏らさない、写真を撮らないなど、彼らは自分たちのルールを守ることで地域の安定を図っています。
これは、彼らにとってファベーラが安全な拠点であることが重要だからです。
ルールを破った者には容赦しない
そのルールを破った者は容赦なく処罰されることがあります。例えば、レイプ事件を起こした男性は、処刑場でタイヤを被せられ焼き殺されるという厳しい制裁が加えられました。タイヤを使うのは、煙が目立ち見せしめになるためです。
ギャングが拠点のファベーラに投資
ファべーラには無税で営業しているお店が多く、住民にとって魅力の一つです。
ギャングは、犯罪で得た売り上げの一部を、自分たちが住むファべーラのインフラ整備や子供たちの教育に投資することもあります。そのおかげで、ファべーラの子供たちの中には大学に進学する者もいると言われています。
ただし、縄張り争いが激しいファーベーラは危険
ちなみに、1つのギャングが完全に制圧しているエリアのほうが治安が良いといわれている。これはそのギャングが地域内の犯罪を抑え込み、秩序を保っているためです。
しかし、複数のギャングが縄張り争いをしている場所では、治安が悪化することがあります。競合するギャング間での争いがエスカレートし、銃撃戦などの暴力事件が発生することがあります。これに警察が介入することで、場合によってはさらに治安が悪化することがあると言われています。警察の力によってギャングの活動が抑制されることもあれば、対立が激化して状況が悪化することもあります。
住民はギャングを支持!?
このようにギャングたちは自分のファベーラでは問題を起こさず、警察の役割を担っており、地域の住民に対してはある程度の保護を提供することで、地域の支持を得ています。
むしろ警察が介入したほうが撃ち合いが激化するので、できれば1つのギャングが完全支配しくれていたほうが、住民にとっては安全といえます。
住民はギャングの影響を受け続ける
しかし、この現象は二面性があります。犯罪集団がファベーラ内での治安を守る一方で、彼らは麻薬取引や暴力犯罪などの違法活動に従事し、社会全体に悪影響を与えています。また、彼らの支配下にあるファベーラでは、住民が犯罪組織からの影響を避けることはできません。
“危険なファベーラ”を観光するツアーが流行(笑)
近年、皮肉にもファベーラを訪問するツアーが富裕層の間で人気を集めています。しかしこれには、貧困の現実をより多くの人々に知ってもらい、理解を深めるという側面も存在します。また、観光客が訪れることで、ファベーラの住民に収入の機会が提供されることは、経済的な利益をもたらす可能性があります。
ただし、その一方で、このようなツアーがファベーラの住民や地域のプライバシーや尊厳を侵害するリスクもあります。また、観光客がファベーラの危険な側面に触れることで、安全面の問題も懸念されます。
ファベーラを訪問するツアーの運営にあたっては、以下のような配慮が重要です。
- 地域住民とのコミュニケーションや協力を重視し、彼らの尊厳を守る。
- 観光客に対してリスクや注意事項を十分に説明し、安全対策を徹底する。
- 地域住民の収入向上や地域の発展を目的としたサステナブルな観光を実現する。
確かに、ファベーラの住民やギャング組織がツアーを容認している現状では、このような観光ツアーが地域の経済活性化や外部からの理解を促進する機会として捉えられることもあります。ただし、その運営方法や考え方によっては、問題が生じることもあり、慎重な対応が求められています。
NEW!! A Favela Tour in Vidigal, Rio de Janeiro: How to Do One Respectfully and Responsibly – https://t.co/bkpulwsfjC <– features our recent visit to the new @PlaneterraCares and @gadventures project #sustainabletourism #Brazil #GWanderers pic.twitter.com/rzFb3mPeRk
— Uncornered Market – Dan & Audrey (@umarket) March 13, 2019
Looking for a Favela Tour? Skip the Jeeps and Find an Activist—@EdmundRuge https://t.co/kMJEV2wCNv Carnival 2020 starts today. If you’re one of the 1.9 million visitors flooding into Rio de Janeiro, you may find yourself wanting a deeper look. pic.twitter.com/hPBK7l6RGp
— RioOnWatch.org (@RioOnWatch) February 21, 2020
ギャング追放作戦で治安が大幅改善!?ファベーラ観光が産業化
近年のファベーラにおける治安改善やインフラ整備の進展は、観光が地域経済に貢献する可能性を広げています。ファヴェーラ観光が地域の「産業」として成長し、貧困ツアーが住民の生活向上や啓発活動に役立つという意見もあります。
ガイドのアクセルのような考え方を持つ人々は、ファベーラ観光が地域住民の尊厳を守りながら、他の地域と同様に観光客に開放されるべきだと主張しています。また、ツアー収益が地域の子供たちの課外活動の資金に充てられることで、地域社会への貢献も期待されます。
ただし、ファベーラ観光が地域住民の尊厳やプライバシーを侵害しないよう、適切な配慮が重要です。また、観光事業者やツアー参加者が地域住民とのコミュニケーションを大切にし、地域の文化や伝統を尊重する姿勢が求められます。
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“警察”による銃撃も多発
2017年、ブラジル・リオデジャネイロのファベーラで、観光ツアー中の乗用車が軍警察の銃撃を受け、スペイン人女性(67歳)が死亡するという悲劇が起こりました。地元メディアが報じたこの事件は、ファヴェーラでの観光客の死亡が初めてではありません。以前にも、アルゼンチンからの観光客がGPSの誤りで別のファヴェーラに入り、殺害されたことがあります。
また、2016年にはイタリア人観光客が道を間違えてファベーラに入り、麻薬密売人から銃撃されて死亡する事件が発生しています。
#UPDATE Brazilian police in Rio admit they accidentally shot dead a Spanish tourist who was visiting a favela https://t.co/VqFCkGfB4e
— AFP News Agency (@AFP) October 23, 2017
#Brazil: UN expert calls for prompt, thorough, independent & impartial investigation into death of schoolboy following security operation in Maré favela complex in Rio de Janeiro. Concerns about militarisation of policing operations & legislation: https://t.co/wG434bDBYi pic.twitter.com/cXcvvHap5d
— UN Special Procedures (@UN_SPExperts) July 30, 2018
貧困から抜け出す手段はサッカー!!
ブラジルは確かに貧富の差が大きい国ですが、サッカーは国民の情熱であり、社会の階層を超えた人々が参加できるスポーツです。ファベーラ出身の選手たちがプロサッカー選手として成功を収めることで、彼らは貧困から抜け出し、人生を大きく変えるチャンスをつかむことができます。
伝説のサッカー選手「ペレ」
1958年のスウェーデンW杯で、ファヴェーラ出身の17歳の少年ペレは、プロチームに入団してからわずか18か月後にブラジル代表として出場しました。当時、母国ブラジル代表は崩壊寸前の状況にありましたが、ペレの活躍によってチームは立ち直り、世界の頂点へと導かれました。
ペレはその大会で6ゴールを挙げ、そのうち2ゴールは決勝戦でスウェーデン代表に対して決めたものでした。彼の圧倒的な才能と活躍によって、ブラジルは初のワールドカップ優勝を果たしました。これをきっかけに、ペレはサッカー界の伝説的選手として名を刻むことになり、彼の成功はファヴェーラ出身の若者たちに希望を与えました。彼の活躍は、困難な状況から抜け出し、世界を驚かせる才能を持つ選手がファヴェーラにも存在することを証明したのです。
ファベーラからは世界的なサッカー選手が多数誕生!!!
ブラジルのファヴェーラ出身のサッカー選手は、ペレやロナウドのように輝かしい実績を持つ選手が多くいます。彼らにとって、サッカーは現状を打破する唯一の道であり、人生をかけて戦っています。
アドリアーノやネイマールもファヴェーラ出身で、彼らの成功は貧困から抜け出すための道を示しています。ネイマールはファヴェーラのストリートサッカーが彼の才能を育んだ原点だと話しています。ファヴェーラに住む子供たちにとって、サッカー選手になることは「生きるための戦略」であり、彼らは夢を追い求めます。
しかし、ロナウドのようなスーパースターになれる選手はほんの一握りであり、多くの子供たちが夢を実現することは困難です。それでも、サッカーはファヴェーラ出身の若者たちに希望を与える重要な存在であり続けています。
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“マイケル・ジャクソン”の聖地も!?
マイケル・ジャクソンの「They Don’t Care About Us」のミュージックビデオは、ブラジルのリオデジャネイロにあるサンタマルタファヴェーラで撮影されました。
この曲のメッセージは、貧困や差別に対する抗議を表現しており、ファヴェーラでの撮影はそのリアリティをより強調しています。また、ビデオには現地の住民が多数出演しており、彼らの生活状況や困難を具体的に伝えることができました。
このミュージックビデオは、世界中で大きな反響を呼び、都市部の貧困問題に対する関心を高めるきっかけとなりました。サンタマルタファヴェーラは、マイケル・ジャクソンが撮影を行った場所として有名になり、その後も観光スポットとして多くの人々が訪れています。ファヴェーラ内にはマイケル・ジャクソンの銅像も建てられ、彼の音楽やメッセージを讃える場所となっています。
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【世界のスラム街】イエス・キリストが見守る犯罪都市リオデジャネイロ《ファベーラ Part.2》