
世界一のダイヤモンド・シティー「アントワープ」
Antwerp Diamond
アントワープ From ベルギー
アントワープって?
アントワープはベルギーの首都ブリュッセルから列車で約1時間で到着するベルギーの第二の都市であり、商業、港、芸術、観光などが盛んな街です。アントワープはベルギーの北側、フランダース地方に位置しているため言語はオランダ語(Dutch)が使われます。ということでブルージュやゲントでもフランス語ではなく基本的にはオランダ語が使われます。
ベルギー:アントワープの観光・オススメ情報/しんちゃんオランダ.HAPPY TOUR.2018
アントワープ(アントウェルペン)という地名の由来には諸説あるが、ブラボーの伝説もそのひとつ。 オランダ語で「手(ant)を投げる(werpen)」という言葉がなまってアントウェルペンとなったというものである。
アントワープ逍遥/地球の歩き方
フランダースの犬
1872年に発行された「フランダースの犬」のストーリーに感銘を受けた人々が世界中から訪れるアントワープ。
初めてのアントワープ!絶対やるべきことTOP5/BELPLUS
世界一美しい駅
1905年に開業したアントワープ中央駅は「世界で最も美しい駅」に選ばれたこともある壮麗な佇まい。
「フランダースの犬」の舞台アントワープを1日観光&グルメも満喫!/村上 百合.We Love Expedia
「鉄道の大聖堂」とも呼ばれるアントワープ中央駅。まるで宮殿のような、豪華な建物に驚かされます。(中略)着工当時の最新技術である鉄とガラスをふんだんに使ったネオ・バロック様式の建物で、巨大で美しいドームが駅を訪れる人々を出迎えてくれます。
アントワープ中央駅/tripnote
世界中の船が集まる貿易の街
アントワープは、16世紀頃より貿易港として発展してきた歴史を持っています。
ダイヤモンドの取引所とは/なんぼや.2015
当時は、世界最大の貿易港として、名を馳せていました。
パリコレの代表格ブランド ~Maison Margiela~①/Switch
現在でも、世界ではトップ10に入る港湾都市として知られています。
Diamond City
ダイヤモンドの街!
また、アントワープは世界のダイヤモンド取引の中心地。
アントワープ、あまりにもスタイリッシュ/VISITFLANDERS
世界中のダイヤがココに集まる!
なんとアントワープに集まるダイヤモンドの量は世界中の85%にも上ると言われています。
歴史から見るベルギーとダイヤモンドの関係/REJOU
アントワープにおけるダイヤモンドの取引高は、一日平均で約2億ドル(約220億円)にも昇ります。
ベルギー・AWDC(ワールド ダイヤモンド センター)訪問 2018年6月/BROOCH.2018
ダイヤモンドストリート
アントワープ中央駅のすぐ側は“ダイヤモンドストリート”と呼ばれ、ダイヤモンド関連会社が1800社も立ち並ぶ。この一帯だけで、年間の取引額がおよそ270億ユーロ(3兆円以上)にも上るという。
アントワープ – De Koninckの街を歩く/SIPMAG by Belgian Beer Weekend
この1平方キロの場所はそれぞれがもっとも素晴らしく心を魅了するダイヤモンドジュエリーを店頭に展示したジュエリーとダイヤモンドの店舗で賑わっています。経験豊かな職人がアントワープに輸入された原石の大部分を研磨した後、これらの優れた傑作が地元と旅行者の両者に売られていきます。
アントワープでダイヤモンドを買う賢明な方法は何ですか?/BAUNAT
何世紀も前のダイヤモンド地区の中核には、何千ものダイヤモンドディーラー、カッター、ポリッシャーがあります。 アントワープは世界’ダイヤモンドの首都として認められており、ダイヤモンド産業は都市’の経済において大きな役割を果たし、その歴史を通じてそうしてきました。
アントワープ カーレンタルが、1 日 1660 JPY/Belgium Car Rental
ダイヤモンド博物館「DIVA」
アントワープ中央駅近くに、貴重なダイヤモンドを鑑賞できる世界最大規模のダイヤモンド博物館があります。
アントウェルペンの民泊・民宿・ゲストハウス/Stay List
ここでは、ダイヤモンド研磨技術に関する展示があり、原石の採掘からダイヤモンドが最終的にジュエリーとして仕上がるまでの過程を学べます。
アントワープ州立ダイヤモンド博物館/青い鳥.2014
850平方メートルの館内は6つの部屋に分かれ、圧巻のジュエリーコレクションはもとより、ビデオやVRを駆使したインタラクティブな展示で見ごたえも十分。
ダイヤモンドやルーベンスに沸く、この夏のアートなアントワープ。【サマートラベル /5 Things To Do】/VOGUE.2018
なかでも、1000年もの歴史を誇るベルギーの銀細工は見ごたえがあり、ドゥールネにあった銀細工博物館から1400点ほどの銀製品が持ってこられることになっています。
アントワープに新ダイヤモンド博物館開館/オランダ政府観光局
また、忠実に再現された19世紀の研磨工房内で、実際の研磨作業を見学することもできます。英国王室の王冠のレプリカなど、貴重なダイヤモンド・ジュエリーのコレクションを鑑賞することもできるので、ここを訪れれば、ダイヤモンド通になること間違いありません。
アントワープ州立ダイヤモンド博物館/青い鳥.2014
ダイヤの取引所が集中
ダイヤモンド取引所は、世界に16か所存在します。その中でも4つの取引所がベルギーのアントワープにあります。
ダイヤモンドが集まるアントワープってどんな街!?/Dujour.2016
世界中には多くの取引所がありますが、その25%がベルギーの一つの都市に集まっているのです。
ダイヤモンドの取引所とは/なんぼや.2015
まさにダイヤモンドの街……
アントワープのダイヤモンド取引市場は「ダイヤモンド街」と呼ばれ、この界隈には多くの宝石店やダイヤモンド関連会社のほか、ダイヤモンドの博物館などもあり、多くの人で賑わっているのです。
歴史から知る「ダイヤモンド」と「ベルギー」の関係/EXELCO DIAMOND
ダイヤの原石はココだけ
その中でも原石専門のダイヤモンド取引所があり、この原石専門の取引所はアントワープだけに存在するそうです。
ダイヤモンドが集まるアントワープってどんな街!?/Dujour.2016
ダイヤモンド原石の多くはロシア、アフリカ諸国、オーストラリア、カナダが原産国で、サイトホルダーによって現地サイトで買い付けされたものをアントワープに集中させて、一旦ここから世界中へ売り出されます。主にインドや中国、一部イスラエルなどの研磨地へ送られ、カット・研磨されます。その後再びアントワープに研磨済みダイヤモンドを戻して売買されます。
ベルギー・AWDC(ワールド ダイヤモンド センター)訪問 2018年6月/BROOCH.2018
あのカットはこの街から?
現在におけるダイヤモンドカットの代名詞とも言える「ラウンド・ブリリアントカット」も、アントワープで生まれたものです。
信頼と品質はベルギーダイヤモンドの誇り/odolly
超ハイレベル!アントワープの研磨職人
アントワープは古くからダイヤモンドの街として有名で研磨職人が多いということもあり、現在では世界中からダイヤモンドが集まります。
歴史から見るベルギーとダイヤモンドの関係/REJOU
アントワープには当時ダイヤモンド研磨の専門学校まであったそうです。
フィリッペンス・ベルト氏とは/BROOCH
アントワープカット
職人の研磨技術も巧みで、18世紀にアントワープの研磨師が考案した、ダイヤモンドの輝きを最も美しく引き立たせるカット技法には、「アントワープカット」の名が冠されています。
世界ふれあい街歩き/これまでの街歩き – NHK
世界最高クラス!
例えば一般的なブリリアントカットの58面よりもさらに多い89面のカットの「アストラリスダイヤモンド」を作りだしたガビ・S・トルコフスキーや、ハート&キューピットの研磨に成功したフィリッペンス・ベルトなどのダイヤモンドカッターは世界的にも有名です。2人ともベルギーのアントワープで活躍しています。
ダイヤモンドカッターの歴史/ブランドコンシェル
宝石の王様
世界各国から集まった良質なダイヤモンドの原石を職人の高い技術で磨くことによって、ベルギーのダイヤモンドは「宝石の王様」と称されるほどの高品質
歴史から知る「ダイヤモンド」と「ベルギー」の関係/EXELCO DIAMOND
超厳重な監視体制
ダイヤ関連会社が集まる地域には、パトカーによる護衛やマシンガンを構えた警備員など、24時間365日体制でダイヤモンドを守っています。
世界最大のダイヤモンド街。アントワープってどんなところ?/Gold Win
厳重な審査体制!
Antwerp World Diamond Centre
AWDCは、世界のダイヤモンド産業の中心地であるベルギーのアントワープで鑑定・鑑別・取引・教育・輸出などベルギーのダイヤモンドに関わる全てを統括する機関です。
DnA(ベルギー)ダイヤモンド/Garden心斎橋
アントワープでダイヤモンドを取引するにはAWDCの厳しい審査を受けることが必要で、その厳しさを守ることで、世界中から絶大な信頼をおかれるクオリティのダイヤモンドを提供しています。
藤原店長&藤原部長のベルギー探訪記/ガーデン大阪110ブランド
Diamond and Antwerp
世界でも類を見ないこの高度に組織化された都市のダイヤモンドの魅力と優位性を世界に発信するため、AWDCはDnA(Diamond and Antwerp)という新しい取り組みを世界中でスタートさせています。
AWDC DnAパーティ−2018/株式会社AP
DnA (Diamonds & Antwerp) は、AWDCによって承認され品質を保証されたベルギー・ダイヤモンドにのみ付与される国際品質基準で、『信頼のダイヤモンド』の証です。
Dテラス一真堂
Hoge Raad voor Diamant
アントワープのダイヤモンドビジネスの上で重要な役割を果たしているのがベルギー国内の全てのダイヤモンド関連団体を代表し、調整する非営利団体、日本でいう公社にあたる「ダイヤモンド・ハイ・カウンセル」(HRD)の存在です
アントワープと工業用途/アンティークな琥珀堂.楽天ブログ
HRD(Hoge Raad voor Diamant)は、ベルギー・アントワープに本部を置く世界最大のダイヤモンド研究機関で、AWDC(アントワープ・ワールド・ダイヤモンド・センター)によって運営されています。
CGL通信 vol38 「HRD アントワープダイヤモンドセミナー報告」/北脇 裕士.中央宝石研究所(CGL)
世界中の鑑定機関で遵守されている、ダイヤモンドを格付けする際のルールブック的存在であるIDC規則を主導する機関として知られています。
リングコンシェルジュ/ORECCHIO
IDC規則は、世界の2つのダイアモンド業者団体である、世界ダイアモンド取引連盟(WFDB)と国際ダイアモンド製造業者協会(IDMA)によって公式に採択されました。
宝石資格 ベルギー・ダイアモンド・ハイ・カウンシル公認鑑定士(HRD-C.D.G.)/東京都自由が丘 Precious Chroma
偽物は許さない!厳しい罰則
世界的に権威のあるダイヤモンド鑑定書(品質保証書)の発行機関は米国のGIAとベルギーのHRDと思って良いと思います。 欧米市場ではいくつかの著名な機関が発行する鑑定書の付いたダイヤモンドだけが正式な取引対象となっており、鑑定書に虚偽の記載を行うと厳しく罰せられます。
ダイヤモンド鑑定書について/結婚指輪・婚約指輪のQDM
History of Antwerp & Diamonds
アントワープとダイヤモンドの歴史
アントワープの港からヨーロッパへ
当時、世界でダイヤモンドが採れるのはインドだけでしたが、需要はヨーロッパに広がり、ポルトガルの貿易商がインドからアントワープの港に陸揚げし、ヨーロッパ各地に持ち込んだのです。
世界ダイヤモンドビジネスの中心「アントワープ」とは?/なんぼや
ダイヤこそ力!
ダイヤモンドとアントワープのかかわりを決定的にするのは1400年代、ダイヤモンドこそ権力の象徴であると考えていた時のブルゴーニュ公シャルル突進公の時代にまで遡ります。
ダイヤモンド研磨の聖地アントワープ/Antwerp
ブルゴーニュ公・シャルル
勇猛な王だったことから突進公と呼ばれた。ヴァロワ・ブルゴーニュ家の事実上最後の君主。ローマ皇帝になることが野望で生涯を戦いに明け暮れた。一方で無類のダイヤモンド好き。ダイヤモンドこそ権力者の象徴と考えていた。
シャルル突進公/銀座の結婚指輪・婚約指輪BRIDGE
シャルル公は貿易で多くの税収入を得ます。そして、自らぜいたく品を買いあさったのです。
世界ダイヤモンドビジネスの中心「アントワープ」とは?/なんぼや
“Point n’est besoin d’espérer pour entreprendre, ni de réussir pour persévérer.” Charles de Valois-Bourgogne, dit Charles le Téméraire, quatrième et dernier duc de Bourgogne, 1433 – 1477 pic.twitter.com/JunFGn9LPh
— JmyLss ن (@JmyLss) March 17, 2020
初のエンゲージリング
世界で初めてエンゲージリングのダイヤモンドを贈られた事でも有名な「ブルゴーニュのマリー」(マリー・ド・ブルゴーニュ)は、シャルルの一人娘。ヴァロア・ブルゴーニュ家の4代目君主である。
シャルル突進公/銀座の結婚指輪・婚約指輪BRIDGE
なんとかダイヤを研磨したい
当時ダイヤモンドはカットしたり割ったりする事が出来ても研磨したり切断するなどはできませんでした。そこでブルゴーニュ公シャルルはアントワープで一番の腕前だったルドヴィック・ヴァン・ベルケム (Lodewyk van Berken ローデウィク・ファン・ベルケンルとも呼ぶ)にダイヤモンドの研磨を依頼します。
アントワープって何? Belgium-Antwerpen/BRIDGE
試行錯誤を重ね……ついに!
ベルケムは試行錯誤の末にダイヤモンドをダイヤモンドで磨く方法の進化版として皮や木の板ではなく鋼鉄の回転盤の上で粉末状のダイヤモンドで大きなサイズのダイヤモンドを磨く事に成功します。これによってダイヤモンドに明確なファセットを着ける事が出来るようになったのです。
ダイヤモンド研磨の聖地アントワープ/BROOCH
多額の報酬
ダイヤモンド研磨の報酬としてこの時のベルケムは3,000ダカットの報酬を受けています。1ダカットはベニスで発行された純金の金貨です。重さ約3.5gですから3,000ダカットはざっと純金10,500gです。金1グラム2018年現在約5,000円とすると・・ざっと5,250万円!!
ベルケム伝説のダイヤ研磨師/BRIDGE銀座
ユダヤ人の研磨職人
ユダヤ系ベルギー人のローデウィク・ファン・ベルケンがダイヤモンド研磨用の円盤を発明したことで、アントワープにはユダヤ人のダイヤモンドカット職人が集まり、研磨所が多く作られた。
ジャベリ・アルパン・キルティクマール氏(株式会社ベリテ 代表取締役社長)Vol.2/東京IPOメールマガジン
ユダヤ人の活躍
ローデウィク・ファン・ベルケンの発明以来、この地に移り住んだユダヤ人たちの活躍によって、アントワープは世界最大のダイヤモンド街へと発展したのです。
世界最大のダイヤモンド街。アントワープってどんなところ?/Gold Win
西のエルサレム!?ユダヤ人とアントワープ
アントワープ中央駅周辺にはダイヤ産業に携わる多くのユダヤ人が集まり、聖地にエルサレムにちなんで「西のエルサレム」と呼ばれる、ヨーロッパ最大のユダヤ人コミュニティを形成しました。
世界最大のダイヤモンド街。アントワープってどんなところ?/Gold Win
ユダヤ人は迫害を受けることが多く、小さくて高価なダイヤモンドを持ち歩ける財産として重用し、そのビジネスにも深く関わってきた。
ジャベリ・アルパン・キルティクマール氏(株式会社ベリテ 代表取締役社長)Vol.2/東京IPOメールマガジン
(前略)アントワープのユダヤ人共同体は、自らの伝統にプライドをもち、また繁栄している。多くのユダヤ人が直接的に、あるいは間接的に携わっているダイヤモンド産業が、彼らに豊かさをもたらしてきた。
ベルギーのユダヤ人/Shalom Messianic Ekklesia
On April 14,1941, the citizens of Antwerp, Belgium, watched antisemitic groups destroy two Jewish houses of worship. The Nazi occupiers did not organize the attack. It was perpetrated both by and against the people of Antwerp. #AskWhy
— US Holocaust Museum (@HolocaustMuseum) March 7, 2018
Learn more: https://t.co/TnGbRFvMJg pic.twitter.com/fBbQHsWKCX
Wonderful meeting w/ the Jewish community leaders of Antwerp today. I had the opportunity to visit the Antwerp Grand Synagogue, community center & school, and to pay my respects at the Holocaust Memorial monument for the Jews deported during WWII w/ Ms. Regina Suchowolsky. 1/2 pic.twitter.com/5ridLNtvJN
— Ambassador Gidwitz (@USAmbBelgium) October 28, 2019
欧州の金融シティー
16世紀にはアントワープは、金融都市としてヨーロッパで重要な地位を確立していました。当時の金融産業は、宝飾と密接な関係にあったことから、ダイヤモンド取り引きの中心となっていたアントワープは、金融産業も発達したのです。
世界一のダイヤモンドセンター・アントワープ/ブランド コンシェル
ダイヤモンドの中心が他の国へ
1582年には、世界で最初のダイヤモンド商業団体が設立されます。しかし、この頃八十年戦争が勃発し、アントワープが略奪されてしまいます。
アントワープは世界最高のダイヤモンド取引所/ダイヤモンドヘノサソイ
同時にプロテスタント派のダイヤモンドカッター達は、オランダのアムステルダムに亡命します。多くの熟練職人が亡命した事をきっかけに、アムステルダムではダイヤモンド産業が繁栄することになるのです。
アントワープは世界最高のダイヤモンド取引所/ダイヤモンドヘノサソイ
17世紀、オランダの海軍と商船隊はポルトガルとの戦いに勝ち、ヨーロッパの覇権を奪取。多くの船乗りが『大洋航行経験者』の称号を得て、アジア貿易とダイヤ原石を含む重要な商品の物流はますますオランダ人の手に握られることになりました。
アントワープの歴史 第6章 ヨーロッパの覇権争いとダイヤモンド/Cosmic
ルイ16世の依頼
再びアントワープに活気が戻るのは、18世紀後半。フランスのルイ16世が所有するダイヤモンドをカットをアントワープに依頼してきたのです。この出来事により、再びアントワープのカット技術が注目されるようになったというわけです。
世界一のダイヤモンドセンター・アントワープ/ブランド コンシェル
ダイヤモンド・クラブ
19世紀、ダイヤモンド研磨の経営者たちは、アントワープ中央駅近くのカフェに集まり、いろいろな相談をし合うようになりつつあり、いつの間にか商談の場も兼ねるようになって、改めてメインストリートのペリカン通りにビルを構え「ダイヤモンド・クラブ」を発足させました。
ベルギー アントワープ ダイヤモンドの街/ジュエリータウン御徒町の歩き方&宝石雑学
世界一のダイヤモンドの街
そして1980年代から現代ではアントワープはダイヤモンドビジネスにおいて外すことのできない街となりました。アントワープのダイヤモンド産業にはベルギー政府の国策により税制面で優遇されより自由な取引が可能な街へと進化していきます。伴ってダイヤモンド取引に必要な銀行、運送、税制、技術、知識と経験有る人材、輸出入の規制など全てのインフラストラクチャーが高次元で揃っていったのです。
ダイヤモンド研磨の聖地アントワープ/Antwerp