
この世界のルール『資本主義(9)』──資本主義を支えた大量生産と大量消費が作り出したのは“大量のゴミ”【学校では教えてくれない】
Mass disposal
大量生産・大量消費の裏に大量廃棄
20 世紀の 100 年は、大量生産、大量消費、大量廃棄の時代であり、生産設備
大量生産、大量消費/金沢市
と科学技術の使用によって、私達の生活はずいぶん便利になりました。
商品を売るためには物を捨てさせる?
大量生産の商品の多くは、すぐに捨てられるということを前提に作られてしまっているのです
大量生産の品質は低い?現代のコストパフォーマンスについて考える/VANACCI
企業の利益のために必要
企業が利潤をあげる方法は、製造業であれば商品を生産し、それを販売する事で成り立ちます。すると、より多くの商品を生産し、より多くの商品を販売する事が利潤の最大化になります。
資本主義は地球を食い潰す/ネコでもわかる経済問題・総合
単純に言いますと企業行動は、企業間競争をしながら大量にモノを作り、大量販売をすることに存在理由があるとも言えます。
無駄を作るのが資本主義/「環境ビジネス」があしたを創る
コレが「資本主義」
しかしこれこそが利潤を最大化する方法であり、資本主義である以上は、これを誰にも止める事はできないのです。
資本主義は地球を食い潰す/ネコでもわかる経済問題・総合
“国が発展するために必要だった……
大量生産は大量消費の前提があってはじめて可能になるシステムである。大量消費は大衆の物質的欲望を見事に開花させ、一方では増加する人口を維持するうえで必要とされる本質的な要素でもあった。
『デザインの近代史論』/中山修一著作集1
安く大量に生産された製品が市場に出回り、使い終わるとごみとして廃棄される。不必要なものさえも積極的に売買される消費社会の構築によって、20世紀の世界は経済的発展を遂げました。
意識と行動が地球環境を救う ―消費社会を生きる私たちが今日からできること/SDGsゼミ
Pollution
そして地球の汚染が始まった……
(前略)一方で、自然環境に多大な負荷を与え、そのため社会経済システムと自然環境のバランスが崩れ、このままでは人類の生存そのものが脅かされる可能性さえ出てきています。
はじめに/環境省(p.1)
最初に問題になったのは1970年代の公害(大気汚染、水の汚染等)や食品添加物による健康被害、石油ショックに象徴される石油資源の枯渇等である。団塊の世代を中心にカウンターカルチャーと結び付いた消費者運動が盛んになり、自然食や無添加食品、石油由来でない自然化粧品、粉石けんを使う人が出現し、生協等の共同購入が盛んになった。
社会課題を「消費」行動で解決することは可能か?/竹之内 祥子.公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団
焼却炉からのダイオキシンの発生や最終処分場の不足、不法投棄による環境汚染が顕在化した。
(23)環境社会に対応した取り組み(第1回)/広島市中小企業支援センター
都会のゴミを地方の自然に不法投棄
東京や大阪など大都市を中心にごみ問題は深刻になりました。東京23区から排出されるごみの大半は、「夢の島」など江東区の埋立地に運ばれていましたが、そうした処分場が将来満杯になることが危惧されるようになります。
NHKアーカイブス 環境アーカイブス/環境問題の変遷
【50年前の東京 ゴミの埋め立て】
— 東京都公文書館 (@tokyo_archives) August 9, 2017
左側は50年前の夢の島、右は現在若洲海浜公園などがある15号埋立地。平成9年に可燃ごみの全量焼却が実現するまでは、焼却しきれないゴミをそのまま埋め立てており、近隣住民を悩ませました。https://t.co/7QAbvjWTOl pic.twitter.com/nl7ue1Dy0n
バブル経済の時代を迎えるとごみは更に増え続けます。首都圏で発生する産業廃棄物(産廃)は、処分場不足から東北など地方に押し付けられ、不法投棄が相次ぎます。
NHKアーカイブス 環境アーカイブス/環境問題の変遷
特に2000年頃には日本全国で大規模な産業廃棄物の不法投棄が発覚した。瀬戸内海の豊島の不法投棄事件、福島県いわき市(四倉町)の不適正保管の事件、青森・岩手県境産業廃棄物不法投棄事件などである。
(23)環境社会に対応した取り組み(第1回)/広島市中小企業支援センター
ついにゴミは地球を覆い尽くし始めた
今の世界,本当は必要ではない多くのモノが店に並び,衝動買いする顧客が経済を支える中で,短命を終えた製品群が土に戻ることなく,地球の皮膚を覆い始めています。
経済発展に不可欠な消費社会の未来/EURO-JAPAN.NET