本記事では、貧乏やお金についての心理や社会的な問題について解説しています。貧乏とは何か、お金持ちや成功者に対する嫉妬心や尊敬の念、お金の使い方や節約についての考え方など、多岐にわたるテーマを取り上げています。
また、お金が持つ幸福感についてや、お金によって補えない精神的な豊かさについても触れています。自分自身のお金に対する考え方や、周りの人たちとのコミュニケーションに役立つ情報が満載です。
Poor people
貧乏って?
「貧乏」とは、経済的に困窮している状態を表します。一般的には、生活必需品や日常の生活費が十分に賄えない状態や、住居が劣悪な状態である場合を指します。貧困線と呼ばれる基準があり、その基準以下の所得を得ている場合に貧困とされます。
また、貧乏という言葉は、経済的な側面だけでなく、社会的な側面や心理的な側面も含まれることがあります。
貧乏の基準
貧乏の基準は、文化や地域によって異なる場合がありますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。
- 手取り年収が300万円以下
- 手取り月収が20万円以下
- 家計収入が一定の基準以下(例えば、4人家族で月収20万円以下)
- 住宅、食料、衣料など生活必需品に充てる費用が不十分で、生活に困窮している状態
ただし、これらの基準は一般的な目安であり、実際にはその人の生活環境や地域によって異なります。また、所得だけでなく、貯蓄や借金、家族構成なども考慮する必要があります。
今や日本の労働人口40%以上が貧乏に該当
年収300万円以下を貧乏とするならば、日本の労働人口の40%が貧乏とされることになります。
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“貧乏”と“貧困”の違い
貧乏と貧困は似ているようで異なる。
貧乏:お金がないなりに何とか生活している状況、贅沢などできない
貧困:必要最低限の生活がままならない状況
さらに人によって貧困のイメージは違います。例えばホームレスの人を貧困だと思わない人が4分の1もいる一方で、明日の朝ごはんのお金がない人を貧困ではないと答えた人が3割います。しかし、本来ならば、そういう人は貧困層に属するものです。
貧乏は心理問題・貧困は経済問題
一言で言えば、貧乏は心理問題で貧困は経済問題です。
自分がある程度の生活水準を保っていても、周りの人たちがもっと豊かな生活をしていると知ってしまうと、自分自身が‥貧乏”だと感じることがある。これは社会心理学的な現象としても知られており、経済的な問題だけでなく、心理的な問題も抱えていることが多い。
“貧乏”はまだ自分の力で抜け出すことができる
貧乏:自分の力で脱出が出来る
貧困:自分の力だけではどうにもならない状況
「自分から行動を起こさない」貧乏体質なのは明確な原因が…。
貧乏体質な人は、自分の状況を変えるために行動を起こすよりも、周りの環境や人のせいにして不満を抱える傾向があります。
また、自己投資や教育などの将来事を考えて行動をしていない場合もあります。
悪い仲間から悪影響を受け、不健康な生活を送った結果、体を壊しストレスや疲れが蓄積されてしまうこともあります。
さらには金銭の貸し借りで借金を背負ったりなど、お金や仕事にも恵まれない環境に陥ってしまいます。
“貧乏人”の消費・投資・浪費のバランス
貧乏な人は、消費は普通の人と同じなのだが、将来のための投資はせず、ギャンブルや自分の欲を満たすためにお金を使います。
“貧乏人”は目先のお金を追いかけがち!?ギャンブル好きが多い
貧乏人の特徴の一つに「長期的な視野より今の生活維持ばかり考えている」というがあります。
つまり、日々の生活を維持するために短期的なお金稼ぎ「パチンコ」「宝くじ」などに走る傾向があります。そしてそれはほとんどの場合うまくいきません。
もっと悪質なケースでは、高利貸しから借金をしてしまったり、違法な手段でお金を稼ごうとして犯罪に手を染めてしまうこともあるでしょう。また、短期的なお金稼ぎに走ることで、将来的に収入源が断たれる可能性もあります。
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未来より今が楽しければそれで良い
貧乏人にとっては、今が大事であって遠い未来のことは想像しません。
今の手元にお金があり、それを使うかどうかしか見えていないからである。「今が良ければ将来はどうでもいい」という短期的な思考では、お金がなくなってしまうのが当然なのだ。
今、手元にお金があり、使えるかどうかしか見えていません。そのときに楽ができればいい、楽しければいいと考えます。「今が良ければ将来はどうでもいい」と言わんばかりに、モノやサービスの価値をきちんと判断せず、短期的な思考をしがちな人は当然お金が無くなります。
基本的に“お金”の勉強をしない
貧乏人は、お金の勉強をしない。
貧乏人には、お金を節約するための情報や知識を身につける習慣がないことが多いです。
働けば“お金”がもらえる…。以上だ
仕事に行き働いてお金が稼いでは、必要なものや欲しいものにお金を使うだけで、お金の仕組みや流れ、付き合い方を知りません。
そのため、お金を効率的に稼ぐことや、上手に貯めること、または運用することができない場合があります。
また、知識がないので、借金などのトラブルに陥ってしまうこともあります。
つまり、貧乏の低い収入だけではなく、自分のマインドとその行動が原因になっている
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Poor Mine
“お金”持ちが嫌い!貧乏になるマインドセット
アリババの創業者・ジャック・マーは自身の経験から「貧乏人マインド」という言葉を使って、貧乏な人たちの考え方や行動パターンが成功につながらないことを説いたことで知られています。は、成功するためには貧乏人マインドを克服し、ポジティブなマインドセットを持つことが重要だと考えています。
口癖は「“お金”がない……。」
貧乏人マインドを持つ人は、普段からお金がなく、それが当たり前だと思っています。そのため、ストレスにさらされたときには、自分たちに必要なものが手に入らないという状況を想像し、自分たちが困っているということを強調するために「お金がない」という口癖を出してしまうことがあります。
つねに金欠状態でマイナス思考に陥りがち
そのような状況に陥ると、自己肯定感が低下し、自信が失われたり、成功へのモチベーションが低下したり、新しいアイデアやチャンスを見逃したりする可能性が高くなります。
また、マイナス思考が習慣化されると、貧乏人マインドを強化してしまい、自己成長や経済的な成功につながる前向きな思考や行動をすることが難しくなってしまいます。
たかっているように見える
飲み会や集まりの場で「お金がない」という発言を繰り返すことは周りの人たちに不快感を与える可能性があります。お金の問題はプライベートな領域であり、他人に気軽に打ち明けることは難しいとされています。また、口癖にしてしまうことで、自分自身の心の中でも貧乏人マインドを固定化させてしまう恐れもあります。
自分自身の口癖を見直し、ポジティブな言葉遣いに心がけることが大切ですが、貧乏人マインドに陥っている場合、自分がそのような発言をしていることに気づかないこともあります。
「“お金”がなくてもいい」という負け惜しみ
“お金”がなくてもいいと”と貧乏な人が主張することは、現実的な問題を無視していると言えます。
これは、稼ぐことができない自分を正当化したものに過ぎない。「人生にはお金より大事なものがある」という言い訳を使って現状を納得している。簡単に言えば負け惜しみである。
お金がなければ、生活必需品や教育、医療などの必要なものを手に入れることができず、生活の質が低下することがあります。また、お金を持つことによって、人生に新しいチャンスや選択肢が生まれることもあります。そのため、お金を軽視するのではなく、適切に管理し、効果的に使うことが重要です。
人生は“お金”じゃない!解釈を間違えた考えは親から子へ受け継がれる
「人生はお金じゃない」という言葉は、お金が全てではないという意味で使われることがありますが、これを間違って解釈することで、お金を重要視しないことや、お金を稼ぐことが悪いことだという考え方につながることがあります。そして、このような考え方は、親から子へと受け継がれ、貧困層が続く一因にもなっています。
お金が全てではない!でも…。
もちろん、お金だけが全てではありませんが、お金がなければ生活が成り立たないことは事実です。それに加えて、お金があることで、教育や健康、文化活動など、人生を豊かにする機会が増えます。お金に関する知識を持ち、お金を大切にすることは、人生を豊かにするために必要なことのひとつです。
「お金より大切なものがある」高学歴の人や家柄のいい人、お金持ちが口にすると、その意味が深くなります。一方、お金や学歴、家柄と無縁の人が言っても、それは負け惜しみのように聞こえてしまいます。
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ある程度の年収を超えて、ようやくお金と幸せは繋がらなくなる
「お金があれば必ず幸せになれるのだろうか?」という問いから考えると、 答えは「いいえ」です。
お金がたくさんあっても、心理的な幸せを得ることはできないが、収入が少ないと心理的な苦痛を感じることは事実である。たとえば、好きな人と一緒に過ごしたり、病気にならなかったり、レジャーを楽しんだりすることに幸福を感じられる人間の能力は、年収7万5000ドル(年収630万円)を閾(しきい)値として、収入の大小の影響を受けなくなる
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「“お金”持ちはどうしようもない奴が多い!!」
「お金持ちは金に汚い」「俺たちが働いてやってるから…」と言って、貧乏人は、男性も女性も、お金持ちに対して嫉妬の気持ちを抱くことが多いと言われています。
その理由の1つに、金持ちが手軽に享受できる贅沢や快適な生活に羨ましく思っていたり、自分と比較して、コンプレックスを感じたりしていることです。
さらに、自分にはない資源や能力を持つ人が成功していることに対する焦りや不満が、嫉妬心を助長していることもあります。
また、貧乏人は自分が問題を抱えているが、お金持ちに嫉妬することで、問題から目をそらしたり、自分自身を守るために心理的防衛機制を働かせていることがあります。
そんなふうに考えていると、長期的に幸福感を高めることができません。お金持ちへの嫉妬心を減らすためには、自信を持ち、自分自身がお金を稼ぐことに前向きな考え方を持つことです。
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貧乏人より“お金”持ちほどしっかりと考え生活をしている
貧しい人々が優しい・正直であるといったステレオタイプなイメージもあり、お金持ちへの嫉妬感情を強める原因となっています。
実際には、成功者ほど他人を信頼し、貧乏人ほど疑り深いという傾向が存在します。これは、成功者が人脈やネットワークを活用することで、ビジネスやキャリアを発展させることができるため、他人との信頼関係を大切にする傾向があると考えられます。
高学歴者の方が社会的信頼度が高く、他人への信頼度も高い傾向もあります。これは、高学歴者が社会的地位や権威を持ち、社会的な義務や責任感を持っていることが一因とされます。一方、学歴が低い人は、社会的地位や権威が低く、社会的な義務や責任感を持っていないことが一因とされ、他人に対して疑り深くなる傾向があるとされます。ただし、個人の性格や経験によっても異なるため、必ずしも学歴が高い人が他人に対して信頼的であるわけではありません。
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「“お金”あるやつはもっと出せ!ケチかよ!」
貧乏人の中には、お金持ちがケチだと思っている人がいます。
お金持ちは収入と支出の考え方がしっかりとできている
お金持ちになるためには、節約や倹約といった貯蓄意識が必要不可欠であるため、お金持ちがケチだと思われることもあるかもしれません。
収入よりも支出が多くなってしまうと、貯蓄ができずにお金持ちにはなれません。そのため、節約をすることはお金持ちになるための大切な要素の一つです。ただし、あくまでも「支出を減らす」ことであり、「欲しいものを我慢する」ということではありません。支出を減らしつつ、必要なものはしっかりと手に入れ、効率的なお金の使い方をすることが大切です。
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お金持ちが倹約しているのは悪?
金持ちに多い倹約家は悪人ではありません。貧乏人も必ずしも「清貧」ではなく、特売セールでの奪い合いも善人の所業とは呼べません。
ただし、貧乏人にとっては必要な物を購入するために、割引セールを利用することが必要不可欠であり、それは合理的な行動と言える。
お金持ちが倹約家である理由は、支出を減らして収入を増やすことでより多くの貯蓄や投資をするためです。このような行動は、自己投資や将来への準備をすることで、将来的にはより良い生活を送るために必要なことです。
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「忙しい」「そんな“お金”はない」「やったことがないから無理!」
貧乏人は新しい何かを始める前に言い訳をしがちです。
これらの状況は、様々な懸念や不安によるネガティブな考え方が原因となっています。以下はその対処法です。
- 無料プレゼントと聞くと「これは罠だ」と決めつける: 実際に罠である可能性はありますが、すぐに決めつけずに詳細を確認することが大切です。良い機会を逃さないよう、状況をよく理解しましょう。
- 少額投資の話がくると「それじゃあ、大して儲からない」と文句をいう: 利益が小さいかもしれませんが、リスクも低いという点を考慮しましょう。少額投資は、投資に慣れるための良い方法です。
- 逆に多額の投資の話がくれば、今度は「そんなお金はない」と言い返す: 資金が不足している場合、他の資金調達方法を検討したり、リスクを分散させる方法を探しましょう。無理に大きな投資をする必要はありません。
- 新しいことにチャレンジしようと提案すれば「経験がないから無理」と最初から諦める: 誰もが最初は経験がありません。新しいことに挑戦することで、成長やスキルの向上が期待できます。一歩ずつ進めば、経験を積み重ねることができます。
他にも、「忙しい」「時間がない」という口癖を持つ人は、実際に忙しい場合もありますが、それを言い訳に使って、自分の時間を有効活用するために努力することを怠っている可能性があります。
不平不満は言うけど解決しようとしない
わからないことをわからないままにしたり、最初から批判して勉強しない理由を作っている。
実際は「どうやったら問題を解決できるのか」それを一々調べるのが面倒くさいのです。
しかし、問題を解決するためにはその手間をかけることが重要です。調べることで、解決策やアイデアが浮かぶ場合もありますし、知識や情報を得ることで将来的に同様の問題にぶつかった際にも対処できるようになるかもしれません。言い訳をするのではなく、問題を解決するために努力することが大切です。
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「大体さ!“お金”のこと考えるとか汚いよ!」
貧乏体質な人は、「お金を稼ぐ」を悪いことと考えがちです。
そのため、「お金を稼ぐ=他人からお金を奪う行為」という考えを持ち、自分がお金を稼いではいけないと思い込んでしまいます。当然のように、そのマインドがお金を遠ざけています。
日本の文化や教育の影響
日本の文化や風習の中には、お金や物質的な豊かさを追求することを避け、むしろ精神的な豊かさや共同体の幸福を重んじる考え方があります。また、かつては商売人や金持ちへの偏見や差別も根強く、それが現代に至るまで影響を与えていると言えるかもしれません。
貧乏体質な人が持つ「お金を稼ぐことは悪いこと」という考え方は、本来ならば否定されるべきです。お金を稼ぐことは、価値あるサービスや商品を提供することで、人々の生活を豊かにすることにつながります。お金を稼ぐことが悪いことであるならば、社会は成り立ちません。
お金持ちを尊敬しない
貧乏になる人は、成功者やお金持ちが悪さやズルをして富を得たと勘違いしてしまい、そのため成功した人を尊敬しないという傾向にあります。
成功者の多くは、努力や才能、計画的な行動、そしてチャンスの組み合わせによって富を得ています。
お金持ちはお金持ちを尊敬している
お金持ちは、成功者が努力し勉強しさまざまな経験を通して富を得たことを知っているため、尊敬し彼らから学ぼうとします。
お金持ちの多くは、自分自身が成功するために勉強や経験を積んできたことから、他人の成功や努力を尊重する傾向があると言われています。また、成功者に対する尊敬や学びは、単にお金持ちに限らず、自己成長を目指す人にとっても重要な価値観と言えます。
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「“お金”がないのは 〜のせいだ!」
こちらも、貧乏体質な人が、現状を変えるための行動を起こさないことに該当します。
ないものねだりをしているだけで、お金を増やそうとする意思が弱く、お金の不満を上司や会社のせいにしてしまっているのです。
「“お金”がないからって舐めんなよ!?」
貧乏人マインドの人は、自慢できることが少なく、自信がなく劣等感が強いため、他者から「馬鹿にされたくない」「笑われたくない」という思考回路になりがちです。
些細な事ですぐにキレる
貧乏な人ほど感情を表に出す傾向があります。些細な事でキレて、自分をコントロールできなくなります。
感情的になりやすい理由の一つに、経済的なストレスがあると考えられます。収入が不安定であったり、支出が予想以上にかさんでしまった場合には、生活の維持に必要なものまでが危うくなってしまうため、不安やストレスが高まります。そのため、ちょっとしたことでも感情的になってしまう傾向があります。また、貧しい人ほど社会的地位が低いことが多く、自尊心やプライドを保つために感情的になることがあるとも考えられます。
見栄を張るために借金して着飾り、お金を失う
貧乏な状況であるために、自分自身の価値を高めたいという願望が強く、それを表現するために高価なブランド品や豪華な車を手に入れようとすることがあります。また、そのようなアイテムを所有することで、自分自身を満足させたり、周囲の人々から認められたりすることを期待することもあります。
しかし、そのような行動が実際にモテるために効果的な手段であるかは疑問が残ります。
ブランド品が持ち主の人格や教養を底上げしてくれるという機能はありません。それは、高価なブランド品を持っていても、持つ主の品が悪ければ、ブランド品がいやらしく見えてしまうことがあるからです。ブランド品が醸し出すのは「雰囲気」なのです。
例えばいい車に乗っていたとしても、高額のローンを組み金利を支払い、返済に追われているようでは、本当にカッコいいとは言えません。
結局は自分自身を貧乏に追い込んでしまうことになります。お金をかけることがすべて悪いわけではありませんが、自分が本当に必要としているものを見極めることが大切です。