
「“資本家”or “労働者” 目指すならどっち?」この世界のルール資本主義(2)
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Capitalists and workers
資本家と労働者

資本主義の経済システムにおいて、企業を所有し資本を所有する人々を「資本家」と呼びます。一方、企業で労働を提供し、賃金を受け取る人々を「労働者」と呼びます。
資本主義社会の身分制度
資本主義社会では、資本家階級と労働者階級の対立が存在する。資本家階級は生産手段を所有し、利益を得ることができるが、労働者階級は純粋な労働力しか売るべきものを持たず、賃金を受け取り生計を立てている。
「使う側」と「使われる側」
資本主義の基本原則では、生産手段を持っている資本家が、生産に必要な資本を投入し、労働者を雇って商品を生産する。その商品を市場で売って利益を追求します。
当然、労働者に払っている賃金以上の価値ある商品を生産できなければ利益にはなりません。
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「安く」「長く」働かせば働かせるほど利益になる
必要労働時間は、労働者の生存に必要な時間であるため、資本家が利益を得ることはできないが、コストを下げ、労働者を長時間働かせることで利益を上げることができる。
会社を存続させるため
資本主義社会とは生存競争とも言えます。ライバル企業との戦いに勝ち、生き残るためには企業は利益を上げなければいけません。
「労働者から搾取」
それは、一部の人たちから「労働者から搾取」という批判を受ける理由の一つとなっています。
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資本主義がルールの世界では資本家が圧倒的有利
資本主義の世界では、ビジネスは資本家にもっとも有利に働くルールになっている。
資本主義の世界では、ビジネスは資本家にもっとも有利に働くルールになっている。 資本主義は資本家にとっては利益を自己増殖させる機会を提供し、成功すれば莫大な富を蓄えることができる。一方で、労働者階級は賃金で生計を立てるのが精一杯で、競争の激しい状況下で労働条件が悪化。これによって貧富の差が広がる結果につながる。
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労働者を辞める事が成功の道
資本主義の世界で豊かになろうと思うなら「資本家」になることが一つの道です。
そのために株など様々な分野に投資
資本家になり、経済的自由を獲得するためには、株式投資も選択肢のひとつにあたります。た、資本家になるための他の方法としては、起業や不動産投資なども挙げられます。
富裕層の中には、堅実な貯蓄をし、それを投資に活用して資本家を目指して成功している人もいます。
なぜ?それでも労働者は労働者のまま生きようとする

それでも大多数の人は資本家になろうとはせず、労働者として一生を過ごしています。
「リスク・努力・スキル・知識」様々なハードルを越えないといけない
資本家になるためには、多くの場合、リスクを取り、大きな投資を行う必要があります。また、成功するためには資本家としてのスキルや知識が必要です。これらに加えて、経済的・社会的な背景や機会も大きな影響を与えます。そのため、資本家になることは容易ではありません。多くの人は、安定した収入を得ることを優先し、労働者として働くことを選択します。
日本の国ではそのほうが簡単に生活できる
日本の社会では、一般的に大学や専門学校などの教育を受けて、企業などの組織に就職することが多いため、簡単に労働者になることができます。また、日本では労働法や労働環境の改善など、労働者保護に力を入れる風潮があります。
しかし、競争が激化し、社会がグローバル化する中で、企業のグローバル展開に伴い、企業に就職することが必ずしも安定的な選択肢であるとは限りません。
抜け出すには自分で考えて行動する必要がある
労働者から脱却するためには、自分で考えて行動する必要があります。
これには、自分自身の強みやスキルを見つけ出し、それを活かすことや、新しいビジネスアイデアを考え、実行することなどが含まれます。
大学や専門学校、職業訓練校に通ったり、自己啓発書やオンラインコースを活用したりして、専門的なスキルや知識を身につける事が必要です。また、コミュニケーション能力やリーダーシップ力などの人間力も重要な要素となります。
自分で考えて行動することはリスクを伴いますが、挫折や失敗を経験して成長することができます。自分を信じ、努力を続けることが重要です。
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