【世界のスラム街】一度入れば二度と出ることができない……かつて実在した東洋の暗黒迷宮「九龍城」<後編>
九龍城の歴史は、宋(ソン)王朝時代にさかのぼります。その後、清(チン)王朝時代に九龍半島が清朝とイギリスの間で取り決められた新界地区の境界線の内側に位置することから、砦が建設されました。このことから九龍城は九龍城砦とも言われています
九龍城の歴史は、宋(ソン)王朝時代にさかのぼります。その後、清(チン)王朝時代に九龍半島が清朝とイギリスの間で取り決められた新界地区の境界線の内側に位置することから、砦が建設されました。このことから九龍城は九龍城砦とも言われています
九龍城(Kowloon City)は香港にある歴史的な地域で、かつては九龍城砦と呼ばれる超高密度のスラム街が存在していました。九龍城砦は、もともと中国の軍事施設があった場所で、19世紀末から20世紀半ばにかけて、中国、イギリス、香港の3政府がどれも管轄していない「三不管」の無法地帯となりました。